息を吹きかけると嫌がる理由
1.威嚇されていると思う
猫に息を吹きかける「フー」と言う音は、猫にしてみればケンカを売られている!?と思うそうです。猫の威嚇した時に出す音と、吹きかけた時の音が似ていることから猫は「威嚇されている」と思ってしまうのです。
2.息が臭い
「フー」とした時に、猫が嫌そうな顔をするのは臭いからです。例えば、タバコを吸った後や歯磨きをした後など、猫にとって嫌いなにおいがするからだそうです。音を立ててなくても迷惑に思うのは「臭い」からなのです。
3.風がかかるのが迷惑
単純に、風が顔や体にかかると鬱陶しいと思っているようです。人間でも、息を吹きかけられて喜ぶ人はいないのと同じです。ヒゲに風があたる、毛が動くなどの理由が迷惑だと感じているようです。
猫に息を吹きかけるのはしつけに使える?
よく聞くのが、猫をしつける時や辞めさせる時に息を吹きかけると良いと言います。先程述べた、猫が嫌がる理由からこれをすると猫に効果があるからなのでしょう。
しつけの際に猫に効き目があるなら、上手く使い分けて見るのも良いのかも知れません。また、猫が使う手段でもあるので、猫界の中の法則として用いても良いのかも知れません。
猫に息を吹きかける時はやり過ぎに注意!
しつこくすると猫に嫌われる
猫が嫌がることをしつこくするのは、嫌われてしまいます。息を吹きかけると言う行為も、猫が嫌がる事として言われているようです。猫の目の前で「フー」と息をかけたら、猫バンチを食らって怒らせてしまうこともあるそうです。余談ですが、虎の挨拶は短い息をかけるそうです。
息を吹きかけられた猫は「威嚇されてる!」と思います。しかし、猫がケンカを吹っかけられても「闘う気はありません」と目をそらそうとします。
そのうち「嫌だー!」とその場から立ち去って行ってしまうようです。好きな人に息を吹きかけられて、嫌いになってしまう事もあるのでしつこいのは厳禁ですね。
ストレスや病気になる事も考えられる
息を吹きかけられて嫌がる場合、恐怖からストレスを覚えている場合もあります。猫の目がまん丸になり、どこかに隠れようとしていたり毛が逆立ったりしている場合は、もう息を吹き変える事はやめた方がいいでしょう。猫はストレスから病気になりやすいので注意が必要です。
また、健康な猫の場合は問題ありませんが、老猫や元々神経が過敏な猫には行わない方がいいでしょう。老猫の場合稀ではありますが、FARSという病気である場合もあります。この病気はキーボードを打つ音やチッチッチという高い音で痙攣などの発作を起こす病気です。もし何か様子がおかしい場合はすぐに病院へ連れて行くようにしましょう。
喜んでくれることもある
全ての猫が嫌がるという事もないようです。中には、息を吹きかけられて喜んでいる猫もいると言います。風が嫌いな猫と、風に興味を持って苦にならない猫の賛否両論に分かれるようですね。
今の所、猫に息を吹きかけるとダメと言う理論も見受けられません。ただ、猫が嫌な事とだけ言えるようです。
まとめ
息を吹きかけるのは、猫が嫌がり嫌われてしまうかもしれないと言う事から、あまりやらない方が良い関係でいられるような気がします。
猫のしつけの際に、息を吹きかけると猫によく効くと言われるのも、猫が嫌がる事のひとつだからなのです。猫のしつけ方も、それぞれ違いはあると思いますが、効果があればやってみるのも良いのかも知れませんね。
ただ、何もない時に猫が嫌がることをしつこくやるのは、嫌われてしまうので辞めましょう。