「喜」のサイン
猫が「喜」を表す時は、以下のサインを出します。
1.しっぽピン
猫が喜んでいる時、しっぽをピン!と立てます。飼い主さんを目にしてピンとしっぽを立つ場合、親愛の情を表しています。子猫の時母猫に、しっぽをピンとして排泄のお手伝いをして貰っていた名残のようです。飼い主さんを母猫代わりに、甘えている気持ちなのでしょう。
2.ゴロゴロ音
猫の喜びを表す代表的なサイン、「ゴロゴロ音」。撫でている時や美味しいご飯を食べている時など、ゴロゴロ言います。幸せそうな顔をしながらゴロゴロ言う猫を見ていると、幸せを貰えます。猫が天使のようになる瞬間です。
3.仰向けクネクネ
猫が突然ゴロンと倒れて仰向けになり、クネクネすることはありませんか?これは、嬉しい気持ちと飼い主さんに構ってほしいと言う甘えた気持ちがミックスされた状態です。
撫でるか、おもちゃなどで遊んであげましょう。ただお腹を触られたい訳ではないので、誤解なきよう。
4.期待に溢れた目
キラキラと輝く、期待に溢れた目。その先には大好きなおやつか、お気に入りのおもちゃがあるはずです。嬉しそうに「ニャッ!」と短く鳴く事も。
5.スリスリする
飼い主さんに会えた喜びを表すのにスリスリする場合も。帰宅した時など、スリスリされたら疲れも吹き飛びます。ただ自分の匂いを付けていると言う話もあります。
でも猫がスリスリしてくれたら、こちらも嬉しくなりますね!
「怒」のサイン
猫の「怒」サインは、以下のものがあります。
1.威嚇する
キバをむき出しにした怖い顔をして「シャー!」。猫が怒ると、そんなサインを出します。縄張りの侵入者へ向かって、「シャー!」。足を踏んだ不届き者に向かって、「シャー!」。あまり猫を刺激せず、そっとしておきましょう。
2.しっぽをバタバタ振る
しっぽを激しくバタバタと振るのも、怒っているサインです。下手に手を出さず、猫が落ち着くまで待ちましょう。抱っこしている時に振り始めたら、すぐに降ろしてあげてください。
3.毛が逆立つ
猫が全身の毛を逆立てて威嚇してくる時は、かなりお怒りの状態です。目を合わせずにさっさと、その場から立ち去りましょう。
4.しっぽが山型になる
しっぽが山型になる事もあります。攻撃体勢に入る時に見られるサインなので、猫に近づかないように注意しましょう。
「哀」のサイン
猫が哀しい時のサインは以下の通りです。ただ猫は、あまり「哀しい」と言う感情を抱かないようです。猫の場合はどちらかと言うと、「哀しい」より「怖い」気持ちになります。
1.しっぽを体に沿わせる
しっぽをピタッと体に沿わせたり、後ろ足の間に挟んだりします。ずっとこの状態の時は、体調が悪いのかもしれません。
2.耳が寝る
耳をペタッと寝かすのは、とても怖がっている時のサインです。大きな音がする、敵に追われているなどが原因で恐怖心を感じます。
猫が何に恐怖を感じているのか確認して、その原因を取り除いてあげてください。
3.小ちゃくなる
自分をより弱く見せようと体を小さくして、縮こみます。「こんなに弱いんだから、襲わないでね?」と言いたいのでしょう。
4.弱々しい声で鳴く
いかにも弱々しい声で鳴くことも。恐怖が思わず、声に出てしまうのでしょう。
「楽」のサイン
猫が楽しさを感じている時は、こんなサインを出しています。
1.しっぽをゆっくり振る
ゆったりとしっぽを振る、しっぽの先だけを動かすなど、ゆっくりとしっぽを振る時は、猫のご機嫌が良い時です。
2.グルーミング
グルーミングも猫の気分が良い時です。猫同士でグルーミングしている時や、飼い主さんを熱心に舐めてくれる時もご機嫌で、楽しい証拠です!
3.ヒゲが上向きになる
猫のご機嫌が良いとヒゲが上向きになります。リラックスしている時は、だらんと脱力した状態に。いずれもご機嫌の良いサインです。
まとめ
猫はたくさんのボディランゲージを使って、感情を伝えてくれています。それをしっかりと受け取れるか否かは、飼い主さん次第…!?
見誤ると猫に冷たくされてしまうかもしれません。猫の喜怒哀楽を察知するのは、飼い主と言う名のしもべには必須スキルです。是非マスターして、猫にご機嫌になって貰いましょう!