猫がお風呂場にいる理由
猫がお風呂場にいる場面を目撃したことがある飼い主さんもいらっしゃると思いますが、今回はその理由について、5つご紹介したいと思います。
暑いから
猫は自分が適温だと感じる場所に自ら移動する生き物だと言われています。そのため、室内温度が暑いと感じた場合には自分が涼しいと思えるお風呂場へ移動することがあります。猫が涼しい、冷たい、気持ち良いと感じる場所はお風呂場以外にも、玄関の床やフローリングの上などがほとんどです。
体調が悪いから
猫は体調が悪く、熱がある場合にも体が熱いと感じお風呂場にいく場合があります。お風呂場のタイルに横になって寝ている場合、熱がある可能性もありますので体温を測ってみましょう。猫の発熱は緊急を要する場合も多く、軽くみてはいけません。
お風呂場に興味があるから
猫にとってお風呂場は、家の中でも飼い主さんがよく行く場所で自分はあまり入ることのないとても興味深い場所です。「飼い主さんはいつもここで何をしているんだろう?」と気になり、お風呂場へこっそり探検にいくこともあります。
お風呂場にいる飼い主さんと離れたくないから
飼い主さんがお風呂場にいると猫も必ず来てしまう、という場合は「飼い主さんが好きだから離れたくない!」という猫ちゃんがほとんどです。飼い主さんが入浴中はお風呂場のドアの目の前でお座りして待っている猫も。愛されている証拠ですよね♡
お風呂場のお湯が好きだから
猫によっては冷たい水よりもお湯やぬるま湯が好きだという子もいますので、お風呂場に行き浴槽のお湯を飲んだりする場合もあります。また、「用意された水」よりも「見つけた水」の方が貴重だと感じ、お風呂場のタイルなどの水滴を舐めとることを好む猫もいると言われています。猫の野生の本能なので、野性味が強い子ほどお風呂場の水を好むのかもしれません。
猫がお風呂場にいる時の注意点
浴槽にお湯が張っていないか
猫がお風呂場に行くという場合、浴槽のお湯に気をつけなければいけません。もしも残り湯がある状態で猫がお風呂場に行き、足を滑らせて浴槽に落ちてしまっては危険です。猫がお風呂場に行くことがあるという場合は、必ず浴槽のお湯を抜いておかなければいけません。
猫が滑って転ばないように
他にも、お風呂場のタイルが濡れている・ボディソープやシャンプーがしっかり流れていない等の場合は、猫が足を滑らせてしまう可能性もあります。万が一猫が足を滑らせて転んでしまった場合、軽い捻挫から骨折まで、症状は様々です。
誤飲
それだけでなく、お風呂場に飼い主さんが置き忘れたヘアゴムやゴミなどで遊び、誤飲してしまうこともあり、最悪の場合は切開手術で誤飲物を取り除かなければいけません。
このような最悪なケースを防ぐためにも、猫がお風呂場で滑り転んでしまうことがないように、浴槽やタイルを乾かしておいたり、猫が誤飲しないよう置き忘れを防いだりする必要があります。
まとめ
猫がお風呂場にいく理由は様々ですが、体調が悪いケースもあるので猫がお風呂場でぐったりしている・様子がおかしいなどの場合は熱をはかり動物病院へ連れていくほうが安心です。
猫がお風呂場で大人しく寝ていると思ったら、数日後に腎不全が発覚した・猫風邪だった、等ということもあります。これからの時期、猫がお風呂場に行くことが増えるかもしれませんが、ただくつろいでいるだけだと思うのではなく、猫の様子や熱を確認することをオススメします。
猫がお風呂場でくつろいでいる場合には、お風呂場の危険を排除し安全な状態にしておきましょう。