猫の好きな場所
猫によって性格は様々ですが、ほとんどの猫に共通するのが「好きな場所」です。
猫は「狭い場所」が大好きですよね。小さな箱に大きな体を無理に押し込んで寝ていたり、2匹や3匹で入れないくらいぎゅうぎゅう詰めになっている姿も見かけますよね。猫を飼っていると猫がお気に入りの狭い場所がたくさんあるのでご紹介します。
- 小さな箱や入れもの
- 鍋などの皿や容器
- テレビ台の下
- 冷蔵庫の裏
- 紙袋の中
鍋などの容器に入っている猫はネットでも話題になっており、本当にその姿は可愛らしいですよね。猫は飼い主が見つけられないような狭い場所を好んで寝ていることが多々あります。では、猫はなぜ狭い場所が好きなのでしょうか。続いてご紹介したいと思います。
猫が狭い場所を好むのはどうして?
猫はどうして狭い場所を好むのでしょうか。
- 暖かいから?
- フィットするから?
- 安心できるから?
など様々な疑問がありますよね。そこでここでは、猫が狭い場所を好む理由について解析していきます。
安心感がある
猫は、狭い場所に入ることによって精神的に安心ができると言われています。
狭い場所なので天敵に見つかる心配も少なく、もし仮に天敵が気づいたとしても狙われる場所は入り口のみなので安心感があるのです。狭い場所の入り口に頭があれば、敵をすかさず見つけて逃げることができますね。
暖かいため
狭い場所は体温も伝わりやすいので暖かくなります。猫は元々寒さが苦手なので冬には特に狭い場所に入る傾向にあります。
習性
大昔、猫は元々「砂漠」に生息していました。砂漠は水もなく、日差しが強かったので猫は岩場の影などに隠して過ごしていました。その習性が今に残っているために猫は狭い場所を好んで入っています。
獲物を狙いやすいため
猫は獲物を見つけると体を低くして身を隠し、獲物の様子をうかがいます。その習慣が本能として残っており、身を隠すという意味で狭い場所を好んでいます。
敵から身を守るため
猫は気に入って狭い場所に寝ているようにも思いがちですが実は、狭い場所に入ることで「敵から身を守る」という意味があります。狭い場所に入って、敵から身を隠しています。
獲物を隠すため
野生に生息していたときは猫は獲物を他の動物にとられてしまわないようにひっそりと狭くて暗い場所に持ってきて食べていました。その習慣が本能として今も残っていることから、狭い場所を好んでいます。
猫は、これらの理由によって狭い場所を好むのです。
猫に狭い場所を作ってあげるには?
では、猫が気に入ってくれるような狭い場所を作ってあげるにはどうすれば良いのでしょうか。猫が狭い場所を好んでいても、冷蔵庫の裏などに入ってしまうと心配になりますよね。そのような対策としても「お気に入りの狭い場所を手づくりしてあげる」という方法があります。
簡単に紙袋や段ボールを置いててあげるのも良いですね。しかし、段ボールにも一工夫して屋根をつけて「段ボールハウス」などを作ってあげるのも可愛らしくて良いでしょう。
飼い主の一工夫で、見映えもよくインテリアとして飾れるのでおすすめですよ。猫の習性を理解して居心地の良い環境作りをしてみてくださいね。
まとめ
猫は狭い場所が大好きですよね。実は、この理由として
- 暖かいから
- 安心感があるから
というだけでなく「大昔の習慣」が関係していることが分かりました。
自宅で飼っている場合にも、猫が住みやすいような環境を工夫して作ってあげてみてください。