猫が幸せに感じていること
愛猫との暮らしの中で、"幸せであってほしい"というのは飼い主さんの一番の願いでしょう。どうしたら幸せにしてあげられるだろう、今の生活は幸せなのかと自問自答とすることがあると思います。猫にとっての幸福感とは、何によってもたらされるのでしょう。ここでは、日々の生活の中で猫が幸せだと感じることを5つご紹介いたします。
1. 毎日確実にご飯が食べられる
野生の猫は、狩りをして食料を調達しなければなりません。猫は優れたハンターといわれていますが、狩りに失敗することもあります。さらに、天候によっても食事にありつけないことがあります。
一方家猫は、飼い主さんがいつも新鮮な食料と水を提供してくれます。飢えに苦しむことがありません。"このご飯はもう飽きた"や、"今はお腹空いてないから後で食べよう"などとワガママが言えることも家猫ならではの幸せなのです。
2. 安心して眠れる
猫は、よく寝る子「寝子」が名の由来とされているほど睡眠を頻繁に取り入れています。野生の猫も、体力温存のために睡眠は大切にしています。ところが、いつ縄張りを侵されるか、天敵に襲われないかと落ち着くことはできません。その反面、安全な環境で暮らしている家猫は安心して眠ることができます。
猫にとって重要な睡眠が安心して取れることは、猫も幸せに思っているでしょう。中には、お腹を見せて眠るヘソ天を披露してくれる猫もいます。寝息を立てたり、ぐっすりと眠ったりする家猫も珍しくはないでしょう。野生を忘れてのんびりと過ごすことは、精神的にリラックスした状態になります。
3. トイレが綺麗
猫はにおいに敏感です。そして、自分自身のにおいを残すことをとても嫌います。これは、天敵に見つかることを恐れる野生の本能です。
トイレは痕跡が残りやすい場所になります。こまめに掃除をしてくれる飼い主さんには、いつも感謝をしていることでしょう。"砂加減もバッチリ、においもなし!!こんな幸せなことはないわ"と心の中では微笑んでいるのです。
4. ぬくもりを感じられる
猫は単独で生活する動物ですが、人との生活に慣れた猫は人のぬくもりを求めています。ただ難しいのは、常にというわけではないというところです。その証拠に、構いすぎると猫パンチをお見舞いされます。
愛猫が求めているタイミングでスキンシップを取ってくれることに喜びを感じます。飼い主さんにふみふみをしてくれる猫は、飼い主さんを母猫のように思い甘えてくれています。(精神的に自立した猫はふみふみをしてくれないこともあります)
5. おやつが貰える
栄養面の観点からいえば、おやつは食べなくても問題ありません。総合栄養食をしっかりと食べることで、1日に必要な栄養はカバーすることができます。
将来的な肥満を防ぐという意味では、毎日食べさせることは好ましくありません。ただ、おやつも単なる悪者ではありません。愛猫の誕生日やうちの子記念日、通院を頑張ったときなど「特別なご褒美」としてあげることで、愛猫も特別感を味わうことができます。風味の良いおやつはやはり別格でしょう。
適度な刺激も幸せに繋がる
野生を忘れて安心して過ごせる環境は、猫にとって幸せなことです。しかし、全く刺激がない環境では猫本来の本能が満たされず、逆にストレスを感じてしまうことがあります。
狩りごっこや窓際でのひなたぼっこなど、適度な刺激も幸福感を得るためには重要です。室内で退屈することなく生活することができれば、本当に外の世界へと飛び出したいとは思わないものなのです。
まとめ
今日のねこちゃんより:ラブ♂ / 9歳 / 雑種(ミックス) / 5.8kg
猫が幸福感を得られることについて、5つ紹介させていただきました。どれもありふれた日常の一コマでした。猫も人も、幸せとは普通の生活を今日も送ることができるということなのかもしれませんね。