猫が遊びに誘うしぐさ
愛猫と遊びたいけれど、構いすぎると怒られてしまう。猫は遊ぶタイミングが難しいですよね。そもそも猫は人と一緒に遊びたいと思うのでしょうか?
猫はひとり遊びが得意なイメージがありますが、飼い主さんとも遊びたいと思っています。そして、さりげなく構ってアピールをしているのです。
猫のほうから直々に遊びの誘いがあれば、タイミングとしてはバッチリですね。次に紹介する5つのしぐさは、猫が一緒に遊びに誘うサインです。可能な限り付き合ってあげましょう。
1. おもちゃを持ってくるor誘導する
猫がおもちゃを持ってきたり、収納している場所へ誘導する行動は遊んでほしいサインです。遊びに誘うしぐさの中で最も分かりやすいものでしょう。
ここで褒めてあげると喜びます。そして、今後も遊んでほしいときには好きなおもちゃを持ってくるようになります。
2. お腹を見せてゴロンと転がる
突如、目の前でゴロンと転がってお腹を見せてくるのは、構ってアピールです。急所である腹部を見せること自体が心を開いている証です。
ここでひとつ注意してほしいのは、お腹を見せること=おなかを撫でてほしいという要求ではないということです。愛猫が腹部も含めてどこを撫でても喜んでくれる場合は別として、腹部を直接撫でることは控えましょう。
頬や頭などを撫でてあげると喜んでくれるでしょう。"もっともっと"とスリスリして催促してくれることもあります。
3. スリスリする
猫がスリスリする理由はいくつかあるものの、甘えや遊びの誘いとしても見られる行動です。少々アピールが強い猫は頭突きをしてくることもあります。
いずれにしても構ってほしい気分であることが多いので、本格的に遊ぶ時間はなくても軽く撫でてあげましょう。少し相手をしてもらえるだけでも猫は満足し、安心感を得られます。
4. 「ニャー」と鳴いて見つめてくる
「ニャー」という鳴き声は要求のサインです。食事やトイレ以外のタイミングでこの鳴き声を発する場合は、構ってほしいことが多いでしょう。さらに、人との暮らしに馴染んでいる猫は目を見つめて訴えることもあります。
全ての要求に応える必要はありませんが、優しく声をかけたり撫でたりとリアクションをすることは大切です。
また、この「ニャー」から、最初に紹介した誘導に発展することもあるので注目してみてください。
5. 肩を叩く・タッチしてくる
オーソドックスなしぐさではないかもしれませんが、トントンと肩を叩くしぐさや、ちょこんとタッチする猫もいます。まるで人間のようなしぐさですよね。
猫は真似をすることが割と得意なのです。人を呼ぶときに肩を叩く動作や、目を見て会話をすることも猫同士のコミュニケーションでは見られない光景です。人と一緒に生活するうちに、自然と身についていくのです。
忙しくて遊べないときはどうしたらいいの?
猫も人と遊ぶことを楽しみ、スキンシップを求めてくれることは大変喜ばしいことです。とはいえ、猫が遊びに誘ってくれるタイミングが常に都合の良いときとは限りません。
忙しいときに限って誘われることも珍しくないでしょう。タイミングにズレがあるのは仕方がないことですが、どのような反応をすれば良いのでしょうか?
まず、無視をすることは控えましょう。無視をすればするほどアピールが激しくなります。こういうときは「後でね」と一言伝えましょう。何度か繰り返すうちに、都合が悪いときの言葉であると理解してくれます。
相手が子猫の場合は、寝落ちするまで一旦付き合うのも良い方法です。
まとめ
今日のねこちゃんより:虎吉♂ / アメリカンカール / 4.1kg
猫が遊びに誘うしぐさを5つ紹介いたしました。ストレートなものから、一見分かりにくいものまでバリエーションが豊富です。たとえ、すぐに気持ちに応えられなくても"伝わった"ということ自体が、猫にとっては嬉しいものです。
遊びに誘われたら、返答とともに気持ちが伝わっていることを反応として返してあげましょう。