猫が高いところから飼い主を見下ろす心理5つ

猫が高いところから飼い主を見下ろす心理5つ

猫は高い場所が好きですが、そこから飼い主さんを観察するように見るのはなぜなのでしょうか?馬鹿にされているとはあまり考えたくないですよね。今回は高い場所から見下ろす理由に迫りたいと思います。

高い場所から飼い主さんを見下ろす理由

棚にはいる猫

猫は、まるで高みの見物でもするかのように高所から人間観察をしていることがあります。少々態度がでかいというか、見ようによっては生意気ですよね。

このように、高い所から人間を見下ろしているときの猫はどのような心境なのでしょうか?いくつかその理由をご紹介いたします。

1.少しでも優位な立場に立ちたい

ソファに座る猫たち

猫同士や猫と人間という関係性に、明確な上下関係はありません。それでも多少は優位な立場に立ちたいという気持ちがあります。

高くて見通しの良い場所はどのような場面においても有利であり、そのポジションに立つ猫は優位な立場になります。

猫にとって飼い主さんは体の大きな猫という認識が強いといわれています。しかし、どういうわけか、タワーにも棚の上にも乗ることができません。

だから、これらの場所を争うことなく勝ち取り、ちょっとだけ優位なポジションを満喫しているのです。とはいえ、飼い主さんを馬鹿にしているわけではありません。

2.叱られる前に避難避難!

猫同士の取っ組み合い

猫はイタズラをしては飼い主さんを困らせます。もちろん、性格による差がありますから皆がそうではありません。

猫は賢い動物なので、イタズラをすれば叱られることはよく理解しています。だから、叱られる前に高い場所に避難するのです。

先ほど優位なポジションという話をしましたが、叱られまいと高い場所に避難するのもまさにこのポジションに立つためです。

猫同士の喧嘩では優位な猫が高い場所に移動することで、丸く収まることがあります。一度終結した喧嘩をしつこく続けることはしないのです。この習性を活かし、最初から優位な立場にいることで叱られずに済むと考えています。

3.ちょっぴり警戒モード

観察する猫

高い場所は天敵に見つかりにくく、逆に天敵の動きを把握しやすい安全な場所です。完全室内飼育の猫にとって、身の危険を感じるほどの天敵はいないでしょう。

しかし、まだ人間慣れしていない猫にとっては、たとえ飼い主さんでも警戒の対象になってしまいます。高所から飼い主さんの動向を見ることで、心を許しても大丈夫かどうかを見極めます。

耳を横に広げたイカ耳や、目を丸くした状態は警戒モードです。猫が警戒している際にはそっとしておきましょう。無理に触れるのではなく、優しく声をかけるように心がけましょう。そうすることで、少しずつ警戒を解いてくれるようになります。

4.今はひとりになりたい

背を向ける猫

猫もプライベートな時間は大切です。ひとりになってぼーっとしたいときもあるでしょう。そのようなときにピッタリの場所がキャットタワーやタンスの上などの高所です。

ここなら少なくとも人間の干渉を受けることはありません。猫がタワーの上で物思いにふけっている際は、干渉されたくないと理解してそっとしておきましょう。

ただし、猫は高所に登ることは得意でも、降りることは苦手分野です。万が一に備えて時々様子を見るようにしてください。そして、飼い主さんが救出できない程の高さまで愛猫が登ってしまわないように気をつけてください。

5.リラックスしている

タワーで眠る猫

いかにも寛いでいる姿勢(香箱座りが代表的)であれば、リラックスしている証です。飼い主さんを見ていても、警戒心や立場を考えていることはまずないでしょう。

飼い主さんの手の届く高さで寛いでいる場合は、撫でてあげても大丈夫です。ゆったりとした時間を共有してみるのも良いかもしれません。

飼い主さんを見下しているのではない

少年に顔つける猫

猫が高所から見下ろす行為には、様々な猫の心境が隠されていました。優位に立ちたいということもあるようですが、決して飼い主さんを見下しているのではありません。そのほとんどが猫特有の習性からくるものです。誤解せずにあたたかく見守ってあげましょう。

まとめ

ミー ケイ

高い場所から見られると、どうしても威圧的に思えてしまうものです。しかし、猫の場合は本能的な行動の延長ということが多いのですね。

たとえ優位に立たれても、相手は"お猫様"なので仕方ありません。少なくとも馬鹿にされているわけではないので安心しつつ、下僕生活を楽しみましょう。

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