猫種によってかかりやすい病気が違う
人も年齢や性別、そして国などによりかかりやすい病気は違うと言われていますが、実は猫も一緒です。
「猫だからこそ注意するべき」、という病気ももちろんありますが、「猫種によってかかりやすい」という病気も存在するので、今回はそれについて少しご紹介しようと思います。
猫種別!かかりやすい病気
アビシニアン
- 血液の病気(白血病等)
- 肝臓病
- 皮膚病
スコティッシュフォールド
- 遺伝性骨形成異常症
- 心臓病
- 外耳炎(折れ耳の子に多い)
マンチカン
- ヘルニア
- 外耳炎(スコティッシュフォールドと掛け合わされた子で、折れ耳の子に多い)
- 変形性関節症
アメリカンショートヘア
- 心臓病
ノルウェージャンフォレストキャット
- 糖尿病
- 熱中症
- 毛球症
メインクーン
- 心臓病
- 脊髄性筋萎縮症
- 多発性のう胞腎
ロシアンブルー
- 尿結石
- 末梢神経障害(まっしょうしんけいしょうがい)
ペルシャ猫
- 肝臓病
- 皮膚病
- 眼病(流涙症、眼瞼(がんけん)内反症、角膜炎等)
- 心筋症
病気になりにくい猫種
やはり純血種の場合、遺伝的な病気になりやすい傾向があります。同じ血統の交配はどうしても虚弱になりがちですし、人気になればなるほど、近親交配を繰り返すことになってしまうのが原因だと言われています。
猫=貧弱、というワケではなく、純血種だと体が弱くなりがち、ということですね。そして、もちろん病気になりにくい猫というのも存在します。
その猫種とは、ズバリ”雑種(MIX)”です。
”純血種の方が安心”というイメージを持たれがちですが、雑種の猫の方が体は強い傾向にあるそうです。しかし、雑種の猫だから健康体!というわけでもなく、雑種の猫は、多くが野良猫です。
長い間野良猫生活を送っていると、やはり様々な病気にかかりやすく、特にエイズや白血病ウイルスに感染していると寿命は5年程まで短くなります。
ですから、完全室内飼いを徹底することが雑種の猫の健康を保つ秘訣だと言えます。
まとめ
猫を飼育する場合、エサや砂代のほか治療費というのも忘れてはいけません。ペット保険に加入していない場合、猫風邪だとしても1回の通院でかかる費用は約5000円から1万円になります。
一緒に暮らしたい、と考えている猫種がある場合は、その猫によってかかりやすい病気について把握しておくことで、対処方法をあらかじめ調べておくことや、治療費の参考にもなりますよね。
可愛さだけで選ぶのではなく、性格の傾向やかかりやすい病気について知っておくことが猫を選ぶ際の秘訣になるのでは無いでしょうか。