猫が急に攻撃的になる病気『激怒症候群(レージ・シンドローム)』の症状や原因、対処法

猫が急に攻撃的になる病気『激怒症候群(レージ・シンドローム)』の症状や原因、対処法

激怒症候群(レージ・シンドローム)という猫ちゃんの病気をご存知ですか?あまり知られていない名前なので初めてきく人も多いかと思います。激怒症候群(レージ・シンドローム)とはどんな病気なのでしょうか。

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監修:獣医師 平松育子先生

(ふくふく動物病院)

猫の激怒症候群(レージ・シンドローム)とは

威嚇して鳴く猫

名前の通り、激しく怒る病気のためこの名前がつきました。激怒症候群(レージ・シンドローム)はイギリスで名付けられ、日本では「突発性攻撃行動」とも言われています。

元々は犬の病気でしたが、ここ近年で猫もかかる病気だということが明らかになりました。

猫が激怒症候群になった時の症状

人の手に噛み付く猫

今までは大人しかった猫ちゃんが、ある日から急に攻撃的になります。激怒症候群(レージ・シンドローム)にかかると

  • 急に怒り、攻撃してくる
  • 怒りの原因はない
  • 人だけではなく物に対しても怒る
  • 特に眠りが浅い時に起こりやすい
  • 激しく攻撃してきたかと思えば、しばらくすれば元に戻る

などの症状がみられるようになります。本来猫ちゃんは、怒る前に何かキッカケがあり、「シャー」や「フーッ」とまず威嚇から入りますよね。激怒症候群になるとそれがありません。

そして、ウトウトしている時に発症しやすいてんかんと同じく、激怒症候群も眠りの浅い時に発症することが多いです。

猫が激怒症候群になる原因

激しく威嚇する黒猫

まだあまり詳しいことは分かっていないのですが、恐らく「てんかん」が関与している可能性があります。脳からの伝達信号になんらかの異常があり、その結果、凶暴化しているのではないかということです。

激怒症候群(レージ・シンドローム)になりやすい猫は?

全ての猫ちゃんが発症しますが、その中でも比較的若い3歳未満の猫ちゃんがなりやすい傾向にあるようです。

猫が激怒症候群を発症してしまったら…

獣医さんに診察される若い猫

獣医でカウンセリングを

おかしいと思ったらまず動物病院で獣医師さんに診てもらいましょう。激怒症候群かどうかを見極めるために、カウンセリングと検査を受けることになると思います。行動学に詳しい獣医師に診察してもらうことをお勧めします。

治療の方法

猫の激怒症候群は残念ながら一度発症してしまったら治ることはありません。なので愛猫が激怒症候群と診断されたら、抗てんかん薬で発作を抑える治療をします。

まとめ

撫でられて嬉しそうな猫

猫ちゃんは元々気分屋さんで、気持ちよく撫でられていたかと思えば怒ったり、自分から甘えてきたのにすぐ「もういいにゃ」と飽きてしまったりといったことは良くあります。

他にも、寝ている飼い主さんに噛みついたり、嫌なことがあったら八つ当たりしてきたりといったこともします。

なので激怒症候群との区別が難しく、激怒症候群かと思ったけど違ったということもあるようです。

ですが、「もしかしたら」と思い、行動することが大切です。

万が一ということもありますので、怪しいと思ったら遠慮せず獣医師さんに相談するようにしましょう。

記事の監修

  • 獣医師
  • 平松育子先生
  • (ふくふく動物病院 院長)

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

50代以上 女性 まりちゃん

交通事故で脊椎損傷をして一生歩けないと診断された1~2歳ほどのオス猫を昨年の2月に引き取りました。つねに オムツです。その子が尋常じゃないほどの声で鳴きます。あまりにも狂気じみた声なので、サカリかもと思い6月ごろに去勢手術をしましたがあまり変化がありません。常に優しく接していますが、ノイローゼになりそうな時もあります。これから長い時間ともに暮す事になりますので、良い情報をいただけたら幸いです。

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