突然攻撃的に…猫の『激怒症候群』とは?正しい対処法4つ

突然攻撃的に…猫の『激怒症候群』とは?正しい対処法4つ

猫はきまぐれな性格をしていますから、機嫌良くなでられていると思ったら、突然機嫌が悪くなることもあります。しかし今回のタイトルにもなっている「激怒症候群」はそのような気まぐれから来るものではなく、れっきとした猫の病気の症状です。今回はそんな猫の激怒症候群と病気が判明した場合、飼い主さんができる対処法についてまとめてみました。

1202view

SupervisorImage

記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1.激怒症候群の疑いがある時はすぐに獣医さんへ

突然怒り出す猫

激怒症候群とは、単なるきまぐれから引き起こされるというものではありません。激怒症候群を猫が発症すると、猫の怒りのスイッチが入るような行動は全くしていないのにも関わらず、突然尋常ではない怒りを見せ、飼い主さんを追いかけ回したり、噛みついたり引っ掻いたりといった攻撃行動をします。

そしてその後しばらくすると、また普通の感情の状態に戻るというようなことを繰り返します。

異常な怒りは相談を

これはまだ未解明の部分も多いものの、脳が身体に発する電気信号の異常で引き起こされる、てんかんの発作がこのような形で表われるものと言われています。このようにもしも愛猫の嫌がるようなことを全くしていないのに、突然に異常なほど怒り出して攻撃してくるという場合にはこの病気の疑いがありますので、なるべくはやく獣医さんに相談しましょう。

獣医さんに激怒症候群と診断された場合、カウンセリングを行い、それから投薬で発作を抑えるなどといった治療が行われます。猫の激怒症候群は脳の先天的な問題で引き起こされているため、完治することはないので、専門のお医者さんと相談しながら長期的に対処していく必要があります。

2.同居ペットや子供の安全に注意

同居ペットに怒りを向ける猫

猫の激怒症候群はいつ怒りのスイッチが入るのかが分かりづらく、飼い主さんだけでなく、他のペットや一緒に暮らしている子供などが攻撃される可能性もあります。

投薬治療により発作が落ち着いてくればよいのですが、猫が周囲に突発的に怒りを見せる場合、他のペットや同居猫、小さな子供とは別の部屋で過ごさせることも検討しなくてはいけないかもしれません。来客に突然怒りの矛先を向ける危険もあります。

病院で激怒症候群と診断された場合、このような部分も獣医さんに対処法を聞いておいた方がいいでしょう。

3.てんかんを誘発する音を聞かせない

スピーカーに挟まれて鳴く猫

まだはっきりと判明していない部分も多いですが、2015年に行われた研究によれば、てんかんの発作を誘発しやすい音が存在し、それらは高音であることが多いようです。

例えばアルミホイルやビニールをくちゃくちゃにした音、スプーンでセラミックの器を叩く音、コップをチーンと鳴らす音。他にも、パソコンのキーボードをたたく音、マウスのクリック音、舌打ちの音などで発作が起きやすい傾向があるということです。

発作の防止策

その他にも、外から聞こえる音や風の音に過敏に反応する猫もいたりするので、猫が激怒症候群と診断された場合、どんな音に反応するのかをよく観察して、もしも特定の音がきっかけで感情が高ぶる様子が見られるなら、その音をできるだけ猫には聞かせないようにして発作を抑制しましょう。

4.居眠り・寝起き時は様子を見る

半目を開けた猫

てんかんは浅い眠りでウトウトしている時に発作が起こりやすいとされていますので、猫の激怒症候群の場合も、このような時に突然攻撃されることがあります。

よって、激怒症候群の猫が居眠りしているような時には急に前触れもなく、引っ掻かれたり、噛まれたりする可能性がありますので、特に注意すべきでしょう。また、居眠り中だけでなく、起きたばかりのいわゆる寝起きも発作が起こりやすいとされています。

激怒症候群の猫の場合、眠そうにしている時や寝起きは他の猫以上に刺激せず、一時的に少し距離を置くのがよいかもしれません。

まとめ

ほかの猫に喧嘩を売る猫

いかがでしたか?激怒症候群は普段おとなしい猫がなんの前触れもなく攻撃的になる、飼い主さんも戸惑ってしまう病気です。

いつもは仲良しのはずの猫が、急に敵意を剥き出しにしてくるのは飼い主さんとしてはとても悲しいですが、これは飼い主への愛情がなくなったわけではなく、病気の発作で一時的にそうなっているだけなので、獣医さんと相談しなが発作を抑えて暮らしていけるようにしましょう。

スポンサーリンク