愛猫もかかってる?『猫ふんじゃった症候群』の症状とは

愛猫もかかってる?『猫ふんじゃった症候群』の症状とは

猫ふんじゃった、猫ふんじゃった…誰もが一度は口にしたことのあるフレーズですが、この猫ふんじゃったには、笑えないものが、あるのです。「猫ふんじゃった症候群」というケガの名前があるからです。どんな症状が出るのか、チェックしていってくださいね。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

しっぽが折れ曲がる

折れ曲がる猫のしっぽ

猫のしっぽには、元々折れ曲がっている「鍵しっぽ」もありますが猫ふんじゃった症候群になると、今まで曲がってなかった猫のしっぽが、折れ曲がってしまうことがあります。

猫のしっぽは、個体差がありますが4~24個の骨と筋肉で構成されています。しっぽの骨の脱臼や骨折で、折れ曲がってしまうのです。

猫のしっぽ、早速チェックしてみてください。もし不自然に折れ曲がっているなら、猫ふんじゃった症候群の可能性があります。早めに動物病院を受診して、治療を受けて貰いましょう。

触ると痛がる

猫の尻尾をつかむ人

猫ふんじゃった症候群になると、しっぽを触ると痛がる場合があります。触られること自体を嫌がって、飼い主さんを威嚇することも。

猫ふんじゃった症候群になる原因は、しっぽに強い衝撃があった時です。例えば、飼い主さんが間違って踏んでしまった、ドアに挟んだ、小さな子供がしっぽを引っ張ったなどです。

猫のしっぽに痛みがある時は、猫ふんじゃった症候群を疑いましょう。

動かない

猫の後ろ姿

しっぽが動かない場合も、猫ふんじゃった症候群かもしれません。猫のしっぽの骨の中には、多くの神経が通っています。

その神経が傷つくと、しっぽを動かせなくなってしまいます。また、脱臼や骨折で動かなくなってしまうことも。

後ろ足が動きにくい

座る猫

猫のしっぽの神経には、後ろ足と繋がっているものがあります。その神経が傷ついて猫ふんじゃった症候群になると、後ろ足が動きにくくなってしまうのです。猫の後ろ足の動きに異常がないか、気をつけて見てあげてください。

排泄に異常が見られる

トイレに入る猫

しっぽの神経は、膀胱や肛門などにも繋がっています。そこが傷つくと、排泄に異常が見られるようになってくるのです。

排泄物を垂れ流したり、逆に自力で排泄できなかったという症状が、現れます。猫の排泄の様子は猫の健康状態を知る上でとても大切なポイントです。日々のトイレの様子を、しっかりとチェックしましょう。

まとめ

振り返る猫

猫しっぽには、大切な神経がいっぱい。不用意におもちゃにしては、いけないのです。特に小さな子供には、絶対猫のしっぽを引っ張らないように言い聞かせた方が良いでしょう。

飼い主さんが不注意で踏んでしまうのにも要注意ですね。猫のしっぽ大切にしてあげましょう。

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