猫の関節炎対策に適したサプリメントを解説しています。
猫の関節炎対策にサプリメントを用いれば必要な成分を効率よく得ることができるのでおすすめです。
猫が関節炎で診察を受けた際も痛み止めの処方と同時に関節成分を補うサプリメントが処方されることもあります。
サプリメントの代わりに食べ物で対策を講じようとする飼い主さんがいますが、当編集部ではおすすめしません。
なぜなら食べ物で補おうとすると不要な成分や余剰なカロリーを摂取してしまうからです。
体重が増えると関節に余計な負担をかけることになりますし、サプリの成分を補おうとするとかなりの食材が必要になるからです。
猫用関節炎サプリなら関節に必要な成分だけを効率よく摂取することができるのでおすすめしています。
当編集部では一般的に販売している商品から通販商品までリストアップし、猫の関節炎のための3つのポイントに留意して調査しました。
当編集部が重視するポイントは以下の3つです。
- ・関節炎に必要な成分が含まれている
- ・安全性に問題がないか
- ・価格が良心的か
調査結果から特に安全でかつ、お財布にも優しく、関節炎をサポートしてくれる猫用の関節サプリを5つに絞って解説します。
猫の関節炎へのサプリの選び方について
猫の関節炎対策サプリの選ぶなら
・関節炎に必要な成分入り
・安全性が高いもの
・価格が良心的なもの
この3つを押さえる必要があります。
猫の関節炎を対策するにあたって必要な成分は
・起きている炎症に働く成分
・関節の軟骨成分
の二つです。
猫の関節炎には「起きている炎症に働く成分」と「軟骨形成の材料になる成分」の2つが含まれるか調べましょう。
関節炎はすでに炎症が起こっている状態です。抗炎症成分が含まれている猫の関節炎サプリを選ぶことで痛みに直接働いてくれます。
同時に関節の軟骨成分を補給できるものを選びましょう。
体内で軟骨を作る力は加齢とともに下がっていきます。
猫は人間の約13倍のスピードで老化します。
老化による軟骨生産不足を補えるように、材料である「軟骨成分」を補給してあげることが大切です。
猫の関節炎サプリは安全性にも配慮してあげましょう。
添加物や、可能なら残留農薬も調べておくのがおすすめです。
安全に関する情報を多く公開している会社を選ぶのがコツです。
また猫の関節炎対策サプリは価格が手ごろなものから始めるのがおすすめです。
猫の関節炎対策は継続が求められます。
途中でやめてしまっては意味がなくなります。
1か月あたりの価格が安いものから 始めてみてください。
割引やキャンペーンを行っている猫の関節サプリなどもおすすめです。
理想は全て自分で調べるのがおすすめです。
愛猫の関節の理解にもつながります。
ですが調べる時間が長くなってはサプリを始めるタイミングもあと倒しになってしまいます。
当編集部では一般的におすすめされている猫の関節サプリを徹底調査しました。
より優れている商品を5つに絞って解説しているのでお忙しい方は下から商品をチェックしてみてください。
猫の関節炎サプリは成分をチェック
猫の関節炎用サプリは炎症を鎮静するための抗炎症成分を含むものがおすすめです。
関節炎はすでに炎症が起こっている状態です。
痛みが出るのは患部で炎症が起こっているためで、まずはこの炎症を抑えてあげることが先決です。
炎症を抑える成分には
・プロテオグリカン
・グリチルリチン酸
などがあります。
また、軟骨成分を補給することも大切です。
関節の軟骨は「軟骨細胞」と「細胞組織」で構成されています。
軟骨細胞はいわば軟骨構成成分を作る工場のようなものです。
軟骨構成成分は軟骨の材料であり、材料の供給が減ると工場も生産できなくなります。
軟骨構成成分は複数あり、
・グルコサミン
・コンドロイチン
・Ⅱ型コラーゲン
などが該当します。
まとめると、
抗炎症成分
・プロテオグリカン
・グリチルリチン酸
軟骨構成成分
・グルコサミン
・コンドロイチン
・Ⅱ型コラーゲン
これらを配合している猫用の関節炎サプリがおすすめです。
当編集部で おすすめしているサプリは「抗炎症成分」「軟骨構成成分」どちらも配合しています。
猫の関節炎サプリは安全なもの
猫の関節炎用サプリは安全性に配慮されている商品がおすすめです。
安全性 を高めるために抑えたいポイントは3つです。
・添加物
・残留農薬
・生産工場の品質
猫の関節炎用サプリは添加物が多いものはおすすめしません。
人間の体よりも圧倒的に小さい猫の体は、添加物を分解する臓器もとても小さいです。
保存料、香料、着色料、化学調味料などは余計な負担になるので無添加のサプリをおすすめします。
また残留農薬も同様です。
未記載のサプリが多いですが問題意識がある会社は情報をしっかり公開しています(「毎日散歩」など)。
少し手間ですが調べてみることをおすすめします。
余裕があれば製造工場の品質もチェックするのがおすすめです。
製造コストを省くために海外生産している商品などは、どんな工場で作っているかを明記していない場合がほとんどです。
品質管理基準を満たしている工場として認定される「GMP工場」という記載があれば信頼性が高まるのでチェックしてみてください。
当編集部で おすすめしているサプリは上記の安全基準全てを満たした猫用の関節サプリを紹介しています。
猫の関節炎サプリは価格が良心的なもの
猫の関節炎用サプリは価格が良心的でかつ始めやすいものがおすすめです。
猫の関節炎用サプリは継続するものなので飼い主の経済面になりやすいです。
また高いサプリだからと言って効果に優れているとは限りません。
良心的な価格の猫の関節炎用サプリのなかから成分・安全性に優れたコスパの良いものを選ぶようにしましょう。
また「割引」や「キャンペーン」があると一歩踏み出すきっかけにもなります よ。
おすすめしている猫の関節炎用サプリは「本体価格」「キャンペーン」「割引」も充実しているものを選びました。
猫の関節炎のサプリおすすめランキング5選
こちらでは「選び方」で解説した
・関節炎に必要な成分
・安全性が高い
・価格が良心的
に則って調査した結果、特に優れているものを5つに絞って解説しています。
毎日散歩 グルコサミン&イミダゾールペプチド
【軟骨成分】・・・グルコサミン・コンドロイチン【抗炎症成分】・・・プロテオグリカン、Ⅱ型コラーゲン
【安全性】・・・保存料、着色料、香料、化学調味料フリー、残量農薬ポジティブリストに準拠
【キャンペーン】・・・初回半額キャンペーン中
毎日散歩は「軟骨成分」と「抗炎症成分」を豊富に含む猫用の関節サプリメントです。
軟骨成分の補給と炎症へのアプローチを同時にできる成分配合になっています。
サプリメントに多い保存料や着色料、香料や化学調味料などは無添加で安全性も申し分ないです。残留農薬に関しても問題ありません。
公式サイトだけですが半額キャンペーンを実施しているのでお得に購入が可能です。
成分、安全性、価格、三拍子揃った猫の関節炎用サプリメントです。
アンチノール
【軟骨成分】・・・なし
【抗炎症成分】・・・各種脂肪酸
【安全性】・・・無添加
【キャンペーン】・・・なし※
※Amazon・楽天
アンチノールは、ニュージーランド産のモエギイガイの抽出オイルを主成分とし、一般的な関節炎のサプリメントでも使われているDHAやEPAなどのオメガ3系脂肪酸をはじめとする、91種類の脂肪酸が入っている犬・猫用サプリメントです。
このサプリメントは、豊富な脂肪酸が含まれているため猫の関節炎の他に、皮膚や被毛、腎臓などの健康維持をサポートしてくれます。
アンチノールのサプリメントを摂取したことで関節炎が改善されたり、猫に多い腎不全の死亡率を下げたりするなどの効果があります。
コセクイン
【軟骨成分】・・・グルコサミン、コンドロイチン
【抗炎症成分】・・・記載なし
【安全性】・・・記載なし
【キャンペーン】・・・なし
日本を含め、世界28か国で販売されており、アメリカでは約半数以上の獣医師がおすすめしている犬・猫用サプリメントです。
コセクインのサプリメントは純度99%のグルコサミン塩酸塩と、純度100%の低分子コンドロイチン硫酸を配合されており、老猫や肥満体型の猫などの関節の健康をサポートしてくれます。
甘味料や着色料、保存料など一切使用していないため、安心して猫に使用することができます。また、食べやすいようにチキンフレーバー味で、パウダーインタイプなサプリメントなので、カプセルを開けて中の粉末状のパウダーをご飯に振りかけて、一緒にあたえることができます。
コルディプラス
【軟骨成分】・・・サメ軟骨抽出物(コンドロイチン含有)【抗炎症成分】・・・記載なし
【安全性】・・・賦形剤・防腐剤不使用
【キャンペーン】・・・なし
コルディプラスはプラセンタサプリです。原材料の一部にコンドロイチンを含む「サメ軟骨抽出物」を配合しています。
関節サプリとしての認知度はありますが成分を実際確認してみると軟骨成分や抗炎症成分が不足しているので用途が絞られるサプリだと感じました。
安全性に関しては問題なさそうですがかなり5000円を超えるのでコスパが気になるサプリです。
RUN
【軟骨成分】・・・グルコサミン・コンドロイチン【抗炎症成分】・・・記載なし
【安全性】・・・記載なし
【キャンペーン】・・・なし
RUNは軟骨成分にグルコサミンとコンドロイチンを配合した猫用の関節サプリメントです。
抗炎症成分が不足していますが軟骨の材料になる成分はしっかり配合しています。
しかし安全性の情報が確認できなかったのが減点ポイント。
キャンペーンもないのでⅠ位の商品と比べるとすこし劣る猫用の関節サプリです。
猫の関節炎サプリで人気のものを比較
今回猫の関節炎用サプリを比較してみて、関節成分と抗炎症成分を同時に配合しているものが少ないことに気付かされました。
関節成分と抗炎症成分の2つを含むサプリからできるだけ低価格のものを探したつもりですが、結果「毎日散歩」の値段が良心的だったので成分を加味すると他のサプリが高く感じると思います。
「毎日散歩」は低価格かつ関節成分と抗炎症成分を同時に配合していて初回半額なのでとてもコスパが良いです。
数少ない猫用の関節サプリですが、「毎日散歩」は「成分・安全性・価格」三拍子揃っているので当編集部でも満を持しておすすめしています。
猫の関節炎はサプリで対策できる?
猫の関節炎用サプリで関節炎の原因は対策できるかと言われると、「どの関節症かで変わる」が結論になります。
例えば「変形性関節症」の場合はサプリで対策する意義がありますし、「骨軟骨異形成症」の場合はサプリが有効とは言いにくいです。
愛猫の関節炎がどのタイプかを見極めてサプリで対策するのが正しい対策法と言えるでしょう。当編集部でおすすめしている猫の関節炎用サプリメントは「変形性関節症」による炎症に向けたものの中から特におすすめのものを解説しています。
猫の関節炎サプリと変形性関節症
猫の関節炎が変形性関節症による場合、サプリで対策するのは正しい選択の一つです。
変形性関節症は関節にある軟骨がすり減ることで発症します。軟骨が減ることで関節がスムースに動かなくなり、骨などがぶつかったり擦れることで炎症が起き、関節炎になります。
軟骨がすり減る理由には加齢や運動時の圧力などが原因です。
特に猫は自分よりも何倍も高い場所に飛び移ったり飛び降りたりする習性があるので、すり減りやすいのかもしれません。
関節炎用サプリはこの「すり減った関節の材料」を補ったり、「炎症を抑える成分」を含んでいるのでおすすめです。
猫の関節炎サプリと骨軟骨異形成症
猫の関節炎が骨軟骨異形成症による場合、サプリメントは効果がないかもしれません。
というのも骨軟骨異形成症は遺伝が原因の大半だからです。関節の軟骨が正常に形成されないために干渉し合い、炎症が起こります。
サプリメントに抗炎症成分が含まれていれば対症療法的アプローチで対策することはできます。しかし元々関節の形が異形なので原因を取り除くことは難しいかもしれません。
抗炎症成分を含む猫の関節炎用サプリで探すならこのようなものがおすすめです。
猫の関節炎のサプリに含まれる成分
グルコサミン
グルコサミンはアミノ酸の1種で関節の軟骨成分であり、関節炎のサプリメントには必ずといっていいほど入っている成分です。
軟骨がすり減ってしまうことで関節に炎症や腫れが起き、痛みを伴います。グルコサミンには軟骨細胞を活性化し、軟骨のすり減りを防いだり軟骨を再生したりする作用を持っています。
そのため、関節炎による痛みの緩和や関節自体の動きを円滑にする効果があるといわれています。軟骨のすり減りを抑制するため、関節炎の予防にも大きな期待があります。
コンドロイチン
関節炎サプリに含まれるコンドロイチンは軟骨の成分といわれており、サメの軟骨から生成される物資です。
コンドロイチンは軟骨の水分量や弾力性を維持する効果があり、グルコサミンと同様にコンドロイチンも関節炎のサプリメントに入っている成分です。
また、コンドロイチンとグルコサミンと組み合わせることで、更に効果が高まると最近の研究で発表されています。
そのため、コンドロイチンとグルコサミンが入っているサプリメントは相乗効果により関節軟骨を生成するのを促進させ、軟骨のすり減りや破壊する酵素の抑制・関節痛の緩和などの効果が高まります。
緑イ貝
緑イ貝には抗炎症作用があるオメガ3系脂肪酸や豊富なビタミン類のほか、亜鉛や銅などの抗酸化作用があるミネラルがたくさん含まれています。
緑イ貝は関節の曲げ伸ばしの動きを円滑にさせる栄養分がたくさん入っています。摂取することで関節炎に伴う関節の痛みや腫れなどの症状が緩和する効果があるといわれているため、関節炎のサプリメントとしてよく使用されている成分です。
DHA・EPA
DHAやEPAは、イワシやサバといった青魚に豊富に含まれているオメガ3系脂肪酸です。このオメガ3系脂肪酸は猫の体内でつくることができないため、食事やサプリメントとして取り入れる必要があります。
DHAやEPAには血液をサラサラしたり、脳や眼の網膜といった神経系の機能を保持させたりするなど、いろいろな効果があります。
また関節炎などの炎症を抑える働きもあるため、サプリメントなどを通して猫にあたえることで、猫の体の様々な部分での炎症を抑えてくれます。
そのため、関節炎による痛みを和らげる効果があるといわれており、猫の関節や足腰の健康維持として働いてくれます。
プロテオグリカン
プロテオグリカンは細胞増殖や抗炎症作用があることで猫の関節炎サプリに用いられることが多い成分です。
細胞増殖を促す作用があり、軟骨を作る軟骨細胞に働きかけてくれることですり減った関節をサポートします。
また体内の炎症を抑える働きをもつ「サイトカイン」の働きを高めてくれるので痛みの軽減にも適している成分です。
猫の関節炎のサプリの効果
- 関節炎サプリですり減った軟骨を修復させる
- 関節炎から来る痛みや腫れをサプリで抑える
猫の関節軟骨の成分を補い修復する
通常は骨同士が擦れないように、骨と骨の間に関節軟骨があり、クッション役割や曲げたり伸ばしたりするときの骨同士の摩擦を防ぐ役割をもっています。
しかし、年齢とともに関節軟骨がすり減ってしまい、関節炎を引き起こします。関節炎のサプリメントは、すり減ってしまう関節軟骨を補い修復させる効果があります。
11才以上の猫の約90%近くが、関節炎を引き起こしているといわれており、猫が関節炎になると階段の上り下りを嫌がったり、活動性が落ち座り込んだり、高いところに上がらなくなったなどが見られます。
年齢を重ねることで関節軟骨がすり減ってしまうため、高齢期に入る前にサプリメントを使い始めることで、ある程度予防することができます。
関節炎の炎症を抑え、痛みを緩和させる
関節炎を引き起こした場合、関節軟骨がすり減ってしまったことで骨同士が直接接触するため、関節が変形し関節痛を引き起こします。
そのためサプリメントには抗炎症作用があり、炎症や腫れを抑え、関節の痛みを緩和する効果があります。
関節炎のほとんどが高齢猫や肥満体型の猫に見られますが、遺伝的に発症することがあります。代表的な猫種として、スコティッシュフォールドがあげられ、高い確率で関節に炎症を引き起こす骨形成異常症があります。
骨の形が変形したり、異常に関節軟骨が増殖したりすることにより、激しい痛みを伴います。サプリメントにより痛みが和らげれば軽々に歩いたり、立ち上がったりするなど、日常生活に支障なく送れるようにサポートしてくれます。
猫の関節サプリに関するQ&A
猫の関節炎サプリで関節炎は治る?
猫の関節炎は、関節の炎症や軟骨の劣化などが原因で起こる病気です。
猫の関節炎サプリメントは、この病態を管理するための補完的なアプローチとして利用されますが、完全に治す効果を保証するものではありません。
しかし病院でも関節炎の猫に処方している場合もあります。
なので完全に効果がないわけではないとも言い切れません。
日本はアメリカと比べて猫へのサプリメントの理解がまだまだ不十分です。
これからさらなる発展を望みます。
猫の関節炎サプリが必要な猫の歩き方は?
猫の関節炎用サプリが必要な状態だと思う歩き方の特徴は以下のとおりです。
・動作が鈍い
・休むことが多い
・ジャンプしなくなった
・階段の上り下りを避ける
これらの症状が現れたら関節炎を疑り、猫の関節炎用のサプリを考えてみても良いと思います。
猫の関節炎サプリと関節炎用フードどっちがいい?
結論から言うと猫の関節炎にはフードよりもサプリがおすすめです。
関節炎用フードは主食に関節に適した成分を添加したものなので基本は主食としての役割が中心です。
また関節に特化したキャットフードは数が少ないのでステージや愛猫の状態に適したものを選びにくいです。
しかしサプリメントならいつもの食事に加えるだけで関節成分を補うことができます。
フードは愛猫に適したものを選び、サプリは関節に特化させたものを選ぶことでいいとこ取りが可能です。
したがって猫の関節炎にはフードよりもサプリがおすすめです。
サプリ以外でできる猫の関節炎ケア
サプリメント以外でも、ふだんの生活を注意することにより猫の関節炎を予防することもできます。ふだんから関節炎のサプリを飲ませるのも手ではありますが、同時に以下のようなことにも注意してみましょう。
猫を太らせないように体重管理する
肥満な猫は過度な体重の重さにより、関節に負担が大きくかかってしまい、関節炎になる傾向があります。関節の負担を減らすためには肥満を防ぐ必要があります。
1日にあたえる食事量を見直したり、カロリーが低めに調節された減量量フードに切り替えたりするなどの食事管理・体重管理を行うことが大切です。
適度な運動をさせる
運動させることも肥満防止の他に、筋肉の発達により関節を支えられるため関節炎の予防に繋がります。オモチャで遊ばせたり、キャットタワーを設置したりして上下運動させるなど、適度な運動をしましょう。
床にカーペットやマット類を敷く
床が滑りやすいと足を痛めてしまったり、関節に負担がかかったりして関節炎になってしまいます。また猫が高いところから飛び降りる際に、床が滑りやすいと着地の失敗で事故を招いてしまう恐れがあります。
特に中・高齢猫は関節炎に注意が必要です。そのため、カーペットやマット類などを床に敷き、足を滑らせないようにしましょう。
定期的に爪を切る
猫の爪は出したり引っ込めたり自由自在ですが、鉤状に伸びるため、爪が伸びすぎてしまうと床に擦れて滑りやすくなってしまい、関節を痛めてしまいます。
また、肉球に突き刺さってしまうため定期的に爪が伸びすぎていないかチェックし、切ってあげます。
マッサージする
関節炎になりやすい高齢猫は筋肉量や関節の機能が衰えていきます。マッサージしてあげることで緊張状態が解け、関節の血流を良くさせ、四肢の浮腫みにも効果的です。
まとめ
今回は猫の関節炎のサプリについてご紹介しました。
猫も人と同様に高齢になると、骨との間にあるクッションの役割をもつ関節軟骨がすり減ってしまい、関節炎を引き起こしやすくなります。
5〜10才の猫は約60%、11才以上になると約90%以上の猫が関節炎を発症しています。また肥満体型の猫やスコティッシュフォールドといった、遺伝的な疾患をもつ猫も関節炎になりやすいです。
関節炎を引き起こすと猫は活動性が落ち、座り込むようになったり階段の上り下りを嫌がったり、キャットタワーなど高いところに上がらなくなります。
しかし、どんなに健康な猫でも年齢を重ねるごとに軟骨がすり減ってしまうため、予防としても関節炎のサプリメントを使用してあげましょう。
関節炎のサプリメントにはグルコサミンやコンドロイチン、DHA・EPAなど猫の関節の健康をサポートしてくれる成分が入っており、すり減ってしまう関節軟骨の修復を促進させたり、関節炎に伴う炎症や腫れ、痛みを緩和したりする効果があります。
関節炎のサプリメントを使うことも大切ですが、関節に負担をかけないように体重管理や適度な運動させる、足が滑らないように床にマット類を敷くなど、日頃から気をつけておきましょう。