アースノーマットは猫がいても使えるの?
CMやドラッグストアなどでも虫除けグッズを目にすることが多くなってきましたね。そもそも虫除けグッズは猫がいても大丈夫なのでしょうか。アースノーマットのホームページには以下のような説明があります。気になる方は直接ホームページをご覧ください。
ペットがいても大丈夫!!
よくある質問の項目に「ペット(犬や猫)や観賞魚いる部屋で使っても大丈夫?」という質問が掲載されています。そしてその回答として「犬・猫・ハムスター・小鳥などのペットや観賞魚がいる部屋でも、ご使用いただけます」とあります。猫がいても換気をすればアースノーマットを使用することができます。
アースノーマットシリーズに使用されている成分
アースノーマットシリーズで使用されている殺虫成分は「ピレスロイド系殺虫成分」です。
これは蚊取り線香の原料に使用された殺虫菊(シロバナムシヨケギク)に類似した作用・構造の化合物であり、家庭用殺虫剤の殺虫成分として古くから使われてきたものです。
この殺虫成分は人を含む哺乳類に対しては毒性が低く安全性の高いものです。人と蚊の体重差を考えると分かりますが、蚊の体重はわずか2~3mgしかありません。
アースノーマットシリーズでは蚊を退治できる程度の極微量の殺虫成分しか使用していないため、蚊よりもはるかに大きな人間やペットに対しては害がないのです。
アロマ付き蚊取り線香は猫が居ても大丈夫?
蚊取り線香の中には香りつきやアロマ付きの商品もあります。猫がいると心配になりますが、こちらも基本的には害を及ぼすものではありません。ただし、しっかりと換気し、猫が誤って食べてしまったり触れたりしないように気をつけてください。
猫がいる部屋でアースノーマットシリーズを使う時の注意点
猫がいるご家庭での使用には次のことに気をつけてください。
- 猫のみでの留守番中には使用しない
- 直接煙を吸わないように気をつける
- 感電に気をつける
- 興味を示す場合は、見えないところで使用する
- 蚊取り線香の場合は食べないように気をつける
ペット用と人間用は何が違うの?
ペット用の蚊取り線香やアースノーマットも存在します。これらは人間用と何が違うのでしょうか。実は成分的なものに大きな違いはありません。異なるのは認可省の相違点です。ペット用は農林水産省、人間用は厚生労働省の管轄という違いのみです。
猫の蚊対策で注意したいこと
先ほどご紹介したものは猫がいるご家庭でも安心して使うことができます。
しかし、たとえペット用の虫除けグッズでも猫には使用できない場合があります。とくに犬用として販売されている虫除けグッズには猫が使用すると危険なものもあります。なぜ犬には安全で猫には危険なのか、その理由についてもご紹介いたします。
アロマは絶対にダメ!
アロマの中には虫が嫌いな香りがあり、虫除け対策をアピールポイントに販売されているものもあります。人間には癒される香りで虫除け対策ができれば嬉しいことですが、残念ながら猫がいるご家庭でのアロマは非常に危険です。
犬用のアロマセラピーやアロマオイルも存在しますが、こちらも猫に使用することはできません。その理由は、人間や犬と猫の肝臓の構造が異なるからです。
我々人間や犬には解毒できる成分(精油)が猫の肝臓では処理できないのです。よって猫に使用すると死に至ることがあります。
犬用の虫除けスプレーもNG!
身体に直接吹きかけるタイプの犬用虫除けスプレーも猫には使用しないほうが良いです。これもハーブの成分が猫の肝臓では処理できず危険だからです。
まとめ
犬には使用できる虫除けグッズが猫には使用できないことは、一見意外な感じがしますが理由を知ると納得できますね。良かれと思って使用した虫除けグッズで大切な愛猫が危険に晒されてしまっては、飼い主さんとしてはとても悲しいことです。安全な虫除けグッズを使用して上手に対策しましょう。