猫が喜ぶ言葉
猫は日常的に耳にする言葉を理解することができます。とはいえ、意味を完全に理解しているというわけではありません。あくまでも「音」として認識しているようです。そしてその中でも、聞くと嬉しくなるワードがあります。ここでは猫が飼い主さんに言われて喜ぶ言葉を5つご紹介いたします。
1. ごはん
「ごはん」という言葉に反応する猫は多いでしょう。これは日常でよく使われる言葉です。「ごはん」という音と、食事を盛り付ける音を結びつけて覚えているのでしょう。次第に飼い主さんが、「ごはん」という言葉を発するとそれだけで飛んでくるようになります。「ごはん美味しいね」や「ごはん待っててね」などと頻繁に話しかけると効果的です。
2. 名前
猫は自分の名前を認識できるようになります。そこに行き着くまでにかかる時間には個体差がありますが、覚えることは可能です。特に名前を呼びながら撫でたり遊んだりすると、名前が嬉しいことに繋がる響きを持つ音として定着します。このとき、常に一貫性のある呼び方やリズムを保つことでより理解が深まります。
3. いい子だね
留守番を頑張った時や、きちんとトイレが使えたときに「いい子だったね」、「いい子だね」と褒めてあげると喜びます。
4. 可愛い
「いい子だね」と同様に「可愛い」という言葉も、日常的に使うことでポジティブな意味を持つものとして理解してくれるようになります。「〇〇ちゃん可愛いね」という声かけに対してゆっくりと瞬きをして返してくれた場合、それはとても喜んでいる証です。こちらの言葉に愛情表現をもって返事をしてくれているのです。
5. 大好き!
大切な愛猫に「大好きだよ」と言葉で伝え続けることも大切なスキンシップになります。猫が飼い主さんに対して、直接「私も大好きだよ」と言葉で返してくれることはありませんが、行動では気持ちを伝え返してくれます。例えば、先ほどのゆっくりと瞬きををすることもそうですが、しっぽをピーンと立てて近づいてきたり、すり寄ってくることも愛情表現になります。
人が発する言葉に対して愛情表現で返してくれるようになるということは、しっかりと愛情が伝わっているといえるでしょう。言葉の意味を完全に理解することはできないかもしれませんが、雰囲気からポジティブなメッセージであると受け取れるのではないでしょうか。
猫に話しかけるコツ
猫が言葉を理解するためには、飼い主さんのひと工夫が鍵を握ります。猫に話しかける際に意識するとより効果的な伝え方をご紹介いたします。
- 高めの声で話しかける
- 大声を出さない
- 常に一定のイントネーションを保つなど
猫は高めの声を好む傾向にあります。そして、あまり騒がしい声は好みません。優しく高めの声で話しかけてあげましょう。また猫は、言葉を音として捉えるため一定のイントネーションを保つことも大切です。
人間にとっては、たとえ異なるイントネーションでも同じ言葉であると理解することができます。しかし、猫にとっては混乱の原因になってしまいます。名前を呼ぶ際も、褒める際も、常に同じ言い回しとトーンを意識すると良いでしょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:ルチア / ♀ / ラグドール / 2.5kg
猫と直接会話をすることはできません。それでも、こちらの声かけに対して反応を示してくれることは嬉しいですよね。しかも褒め言葉に対して喜びを表現してくれるところは、より一層、猫のあざと可愛いさが垣間見えますね。まさにミステリアスな雰囲気の猫にピッタリですね。人間だけでなく、猫に対しても言葉で愛を伝えることでより絆が深まるかもしれません。