猫にとっての首輪のメリット
そもそも猫にとって首輪はどのようなメリットがあるのでしょうか?
居場所を把握することができる
猫の首輪には「鈴」をつけることができますよね。猫は飼い主さんが見つけることができないような家具の下や裏、ふすまの奥などに隠れて出てこなくなってしまうことがありますよね。
そのようなときでも姿は見えなくても「チリンチリン」と鈴の音がすれば、大体の居場所を把握できることがメリットです。「どこに行ったのだろう?」「脱走したのかな?」などと悩まなくて良くなりそうですね。
もしも脱走をしてしまったときのために
猫はふとしたときに、玄関の扉や窓などから逃げ出して脱走をしてしまうこともありますよね。しかしそのようなときに誤って保健所に捕獲をされてしまったり、殺処分をされてしまうとたまりません。
そのようなときのもしものために、迷子札をつけておくと「住んでいる場所や名前」を相手に知らせることができますし、首輪をつけているだけでも「飼い猫」だと分かってもらえることがメリットです。
猫にとって首輪のデメリット
もしものときのためには助かる首輪ですが、猫にとってはデメリットが多いようです。
首輪の存在がストレスに
猫はきれい好きで神経質な生き物です。首になれない首輪をつけるということは「違和感」になってしまい、なんとか外そうとしたり暴れたりなど大きなストレスになってしまうことも。
また飼い猫さんは居場所確認のために鈴をつけた場合、猫は聴覚が人間の4〜5倍程度ありますので、その「音」がストレスになってしまうこともあるのです。
怪我の原因になる
猫は狭い隙間を通り抜けたり、高いところから飛び降りたりするなど運動神経に優れた動物です。しかし、首輪をしていることで何らかの原因でひっかかってしまい、窒息や亡くなってしまうなどの原因になってしまうこともあります。
皮膚炎を起こしてしまう
猫は首輪をつけるとその部分が擦れてしまい、毛がなくなったところで菌や雑菌が増えてしまうことで、皮膚炎となってしまう可能性があります。猫もかゆみから引っ掻くと首元だけでなく、他の場所にまで広がってしまうこともありますので、普段から要注意です。
猫に首輪は必要?
猫の首輪にはメリットデメリットそれぞれがありますが、猫の皮膚炎や引っかかり事故を思えば、日頃から脱走対策などをするなどして、できれば首輪がない方が良いかもしれません。
どうしても、首輪をしたい場合は時間をかけて慣らすか、猫が嫌がる首輪ではないかを確認しながら、つけてあげてください。
まとめ
今日のねこちゃんより:シロ / ♀ / 3歳 / 白猫 / 5kg
猫は器用に狭い場所を通ったりすることもありますので、引っかかり事故を考えれば首輪の必要性の判断は難しいところです。
どうしても首輪をするときには、猫の様子を見ながらトライするようにしてくださいね。