猫はなぜ、夜中に顔を覗き込むのか?
夜中に猫に顔を覗き込まれているかもしれません。その心理とは?
寝ているのを確認している
飼い主が寝ているか寝ていないか、顔を覗き込んで確認している可能性が考えられます。飼い主が寝ているのなら自分も寝ようか、それとも1人遊びをしようか、考えているのかもしれません。
猫と暮らしていると分かりますが、驚くほど察しが早い!飼い主が目を覚ますと起き上がっていないのに、待ちくたびれたとばかりに近寄ってくることがあります。なんでそんなに直ぐに分かるのか、本当に疑問です。ですから飼い主が寝ていることなんか、お見通しでしょう。寝たふりは、もしかしたらバレているかもしれませんね。
ご飯が欲しい
「お腹空いたな〜。ご飯欲しいんだけどにゃ…」そんなことを思って、飼い主の顔を覗き込んでいるのかも。「もしかして、起きてにゃいかな?」かすかな期待を持って、近寄ります。でも、飼い主が爆睡しているのが分かってしょんぼりして去っていく猫…。
でも空腹に耐えかねる場合は、どうにかして飼い主を起こそうとすることも。前足ペシペシから始まり、カミカミ、挙げ句の果てには高いところからのジャ〜ンプ!その威力に、飼い主は思わず、起きてしまうでしょう。それこそ、猫の思うツボ。大人しくご飯をあげた方が良いかもしれません。
構ってほしい
飼い主に構ってほしくて、覗き込むことも。飼い主が寝てしまい、寂しくていてもたってもいられないのかも。甘えん坊の猫がやりそうな行動ですね。飼い主が爆睡していると分かったら、せめてもの慰めとして近くに座り、目覚めを待つかもしれませんね。涙ぐましい健気な猫の姿、泣けてきます。
でも、待っている間に猫も眠くなってしまい、きっと寝てしまいそう…気がついたら朝で、念願の飼い主が、起きている夢なんかを見ながら…。
好きだから
好きな人をじ〜っと見てしまうのは、猫も人も共通のよう。猫は飼い主が寝てても起きてても、観察しています。良く夜中にふと目が覚めると、猫が顔を覗き込んで微動だにしない…なんて話を聞くことがありますが、飼い主のことが好きだから、見ていたのだと考えられます。
嬉しいけれど、夜中暗い中で猫の視線を感じたら、それはそれでちょっと怖いような気も…視線が気になって眠れないかもしれませんが、それも猫の愛情と思って受け止めましょう。寝言や歯ぎしりも聞かれているかと思うと、ちょっと恥ずかしいですね!
観察中
猫は意外と観察が好きです。窓から外をじ〜っと見る猫、誰でも1度は目にしたことがあるでしょう。ウチの猫の定位置は窓の前、という飼い主も多いのでは?外を眺めるのは縄張りを見張る目的もありますが、猫自身の楽しみでもあるのだとか。行き交う人々や車、空に羽ばたく鳥などを見て、刺激を受けているのでしょう。
前置きが長くなりましたが、その感覚で飼い主の顔を観察していると考えられます。スースーと寝息を立てる姿や寝返りを打つ姿、ごにょごにょと何かを言っているところを見て、楽しんでいるのかも。猫に娯楽を提供できて、しもべ冥利に尽きますね。
仕留めようと狙っている?
もしかするともしかして、飼い主が寝ているスキを狙って、仕留めようとしている可能性も。無防備な飼い主の弱点を顔を覗き込むことで探り、息の根を止めようとしている…?
体の小さな猫が、自分よりも大きな飼い主を捕獲しようと思ったら、寝込みを狙うしかありません。毎日飼い主が眠りにつくのを、虎視眈々と狙っているかもしれません。ご注意ください。
まとめ
自分が寝ているところをビデオ撮影して見ると、深夜に猫が周りで何をしているのかが分かります。寝ていることもあれば、ゴソゴソと動いていることもあるでしょう。
もし顔を覗き込まれていたら、その理由をぜひ考えてみてください。猫の新たな一面を知ることができるかもしれませんよ!