飼い猫が「親猫」になると?
猫がまるで飼い主の「親」のようになると、こんな仕草を取りがちだそう。
1.毎日毛づくろいしてくれる
母猫は、子猫の毛づくろいをします。体を清潔にしたり、排泄のお手伝いをしたりするのです。ですから、猫に毎日のように毛づくろいをされるのは、子供だと思われている可能性があります。「もう、今日もこんなに汚れて、変な匂いをつけて…仕方ないね〜。」と言った感じでしょうか。
筆者宅の猫にも、とても筆者を良く舐めてくれる猫がいますが、大きな子猫だと思われている感が否めません。これからは、母と慕うようにします。
2.お風呂、トイレに付いてくる
お風呂やトイレなどには、猫にとって危険なものにもなり得る、「水」があります。特にお風呂なんぞは大量に水がある上、そこでわざわざ体をずぶ濡れにする行為に走る飼い主を見て、心配しているのでしょう。
自分は決して濡れないように気をつけながら、「そんなに濡れて、大丈夫なの?風邪引くよ。」とハラハラドキドキしているのかもしれません。トイレも、落ちたり濡れたりする可能性がありますので、親としては不安です。
大切な我が子が危険な目に合わないよう、しっかりと付き添って目を光らせているのです。にゃんとも立派な、親猫っぷり。素晴らしいですね!
3.温めてくれる
寝る時など、猫が温めに来てくれる、という飼い主がいます。子猫は、体がまだ完全には発達していないので、体温調節が苦手です。その為、体が冷えないように親猫が温める必要があるのです。
なんだか猫がやたらとくっついてくる…そんな時はきっと、温めてくれているのです。冬だったら助かりますが、夏はちょっとご勘弁頂きたい、そんな仕草です。
4.常に側にいる
なぜか常に飼い主の側にいる猫、いますよね。もちろん単なる甘えん坊の場合もあるのですが、中には親猫のように見守ってくれている猫も、いるかもしれません。何をしでかすか分からない危なっかしい子猫を、そっと温かい目で、見てくれているのです。
常に猫に監視されている感があったら、もしかすると子猫だと思われていないか、思い返してみてください。単なる飼い主に対する態度ではなく、今までも親猫のようなそぶりを見せていたかもしれません。危険なことをしようとすると、注意される可能性、大です。
5.夜更かしを叱る
飼い主の中には、夜更かししていると猫に叱られる、という方がいました。子猫たるもの、睡眠が重要です。猫が必ずしも人間のように夜は寝ているとは限りませんが、人に飼われている猫は、飼い主の生活リズムに合ってくることが多いです。
しかもかなり正確な体内時計を持っているらしく、いつもなら寝ている時間なのに起きていると、バレてしまいます。「もうとっくに寝てる時間なのに、にゃんで今日は起きてるの?明日起きれないよ!」と叱られてしまうのだとか…。叱られるのは嫌ですが、猫に叱られるのは、ちょっと嬉しいような気がしてしまいます…。
6.獲物を取ってきてくれる
良く言われるのが、まだ息のある獲物を猫が獲ってきて、飼い主へプレゼントしてくれること。これは、子猫に狩りの仕方を教える為だそう。つまり、獲物の仕留め方を、教えるつもりなのです。「こうやって止めを刺すのよ。」と指導してくれるかも。
あまり嬉しくはない仕草です。でもせっかく猫が飼い主の将来の為を思って獲って来てくれた獲物ですから、無駄にはできません。ここはサクッと、狩ってみましょうか?(ウソです。)
7.クラッキングする
「クラッキング」とは、猫が「カカカッ」や短く「にゃにゃにゃ」などと鳴くことです。通常は獲物を目にした時、捕まえたいのに捕まえられないもどかしさが思わず口からもれてしまう鳴き声のようですが、飼い主を信頼しているが故に、クラッキングすることもあるのだとか。
飼い主にクラッキングをする場合は、飼い主を親猫のように思っていることもあれば、逆に子猫だと思っているときもあるそうです。何かを呼びかけているのでしょう。決して飼い主を捕まえたいのに捕まえられにゃい!と悔しい思いをしてのクラッキングではありませんので、ご安心を。
8.寝かしつけてくれる
にゃんと驚いたことに、布団に入った飼い主を寝かしつけようとしているのか、ポンポンしてくれる猫も、いるそうです。人間の赤ちゃんをしっぽなどであやす猫はいますが、それと同じノリなのでしょう。大きな飼い主という赤ちゃんが、良く眠れるように寝かしつけてくれているのです。なんと温かい、親猫の愛情。明日の朝までぐっすり、眠れそうです。
まとめ
猫が親のように見守ってくれる生活、それも悪くないかもしれません。たまには思いっきり甘えてみるのも、猫とのコミュニケーションになります。もしかしたら猫に子猫だと思われているかも、と思う飼い主の方は、子猫になりきってしまうのも、1つの手かと思います。親のような猫も、可愛いです!