猫が畳の上でする行動とは
1 爪とぎ
猫を飼っているお宅では、畳の部屋に猫を近づけたがらない方が多いと思います。猫の爪で、畳がボロボロになるのが目に見えていますよね。そう、猫は畳で爪とぎをしてしまうのです。
畳には編み目の流れがあり、流れに逆らって触るとザラザラした感触がします。猫が「こりゃ研ぎやすい!」と思ってしまうのもわかる気がしますね。
2 粗相
猫が畳の上でとる行動には、粗相も多いようです。畳の上でおしっこをされたら、染み込んでしまいニオイも残って大変ですよね。
猫が畳にわざわざ粗相をする理由には、トイレに問題がある、ストレスがあるなどの問題もありますが、単純に「畳にそそられる」という可能性もあるでしょう。一度、畳で排泄してしまうとニオイが残り、トイレと勘違いしている事もあるのかもしれません。
3 嘔吐
猫が嘔吐したくなった時に、たまたま畳の上にいればそこで吐いてしまいます。これも後が大変ですよね。編み目に染み込んで、シミになってしまうので避けたいところなのですが、所かまわず嘔吐してしまうのは注意しても意味がありませんよね。
4 マーキング
猫は畳の上でマーキングをする事もあります。爪とぎと同じ感覚でするようです。発情期の猫がニオイをつける為に、おしっこをする場合もあります。
マーキングの時の尿は、普段するおしっこよりも強烈なニオイを放ちます。畳の上でマーキングされてしまうとなかなか落ちないニオイに悩まされてしまうのでしょう。
5 走り回る
畳の上は滑りにくいので、猫も走りやすいようです。そのせいか、畳があると追いかけっこをしたり駆け回る猫もいるようです。
畳の素材や空間が好きな猫も多いようですね。畳の上に来るとテンションが上がってしまう子は、走り回って爪を引っ掛け、ケガをしないよう注意が必要になります。
猫は畳が好き
畳の上は気持ちいい
猫が畳を好むのは、快適に過ごせる気持ち良さがあるようです。その感触も気持ち良いものですが、特に畳の良いところは、夏は涼しく冬は暖かいこと。
夏の暑い気温では、畳が熱気を遮断してくれ、冬の寒い時は冷たい空気を遮断し、暖かい空気を閉じこめてくれます。
畳には、保温、断熱効果があります。なので、畳のある和室ではエアコンも効きやすく快適に過ごせるのです。猫が畳のある部屋に、足が勝手に向かってしまう理由はそこなのでしょう。
畳の匂いが好き
日本人なら、畳の匂いが好きと言う人も多いですよね。それは猫にも言えるようです。
畳の匂いは、心を落ち着かせてくれると思います。藁、い草と言う自然素材が心を和ませる要素なのでしょう。きっと猫も、自然の匂いに、リラックスしたり懐かしく思うような事があるのかもしれませんね。
また、畳は空気を綺麗にする働きもあると言います。湿度を下げたり、汚れた空気や匂いを除去する効果があるそうです。匂いに敏感な猫は、快適に過ごせるから畳が好きなのでしょう。
ゆっくり過ごせる
猫が、畳のある場所に行くことが多いのであれば、そこがお気に入りだからなのでしょう。畳は弾力性もあり空気もたくさん含まれています。なので、衝撃にも強く振動や音も防いでくれます。猫が静かに休みたいとき、畳の上でゆっくり過ごしたくなるのでしょう。
畳にスリスリしてしまう
猫が畳の上で体をくねくねさせたり、顔を付けてスリスリしているのは、自然と出てしまう仕草なのかもしれません。
猫が好きな感触や匂いなどが、畳の特性と一致しているのでしょう。凸凹の感触や、冷たい感触、自然を感じる匂い、柔らかな感触などが気持ちよく、スリスリせずにはいられないようです。
まとめ
猫が畳の上でとる行動について紹介しました。皆さんは、畳の上で猫が寛いでいる場面をどう思われますか?汚されたくないと思って敬遠する人や、対策をしながら自由にさせている人など、様々かとおもいます。
畳に癒されるのは人だけでなく猫も同じなのですが、どうしてもされてしまう爪とぎは悩みのタネですよね。
ならば、爪とぎしても大丈夫なように、別に爪とぎを置いたりカーペットやマットを敷くと言う方法をとって見ては如何でしょうか?それも難しいようであれば、猫を畳の部屋に入れないようにするのが良いですね。