アメリカンカールの飼い方まとめ!お手入れの仕方や注意点など

アメリカンカールの飼い方まとめ!お手入れの仕方や注意点など

アメリカンカールは、くるっと後ろに曲がった耳という特徴を持った、人気が高まっている猫です。アメリカンカールはどのような飼い方をしたら良いのか、被毛のお手入れの仕方や注意点についてご紹介します。

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記事の監修

東京農工大学農学部獣医学科卒業。その後、動物病院にて勤務。動物に囲まれて暮らしたい、という想いから獣医師になり、その想い通りに現在まで、5頭の犬、7匹の猫、10匹のフェレットの他、ハムスター、カメ、デグー、水生動物たちと暮らしてきました。動物を正しく飼って、動物も人もハッピーになるための力になりたいと思っています。そのために、病気になる前や問題が起こる前に出来ることとして、犬の遺伝学、行動学、シェルターメディスンに特に興味を持って勉強しています。

アメリカンカールの飼い方

アメリカンカールのアップ

アメリカンカールは、耳が外向きにカールしているところが最大の特徴で、人気が出てきている猫種です。1980年代にアメリカのカリフォルニアで見つかった、耳が外向きにカールしている黒い被毛の猫が始まりです。

アメリカンカールは長毛も短毛もいて、毛色もあらゆるものが認められています。ペットショップやブリーダーさんを介して手に入れることができますが、販売価格の相場としては、14万〜20万円ほどとなっています。

毛色や血統、見た目が理想的な形に近いかなどにより価格は変動します。比較的新しい猫の種類と言えますし、特徴のある耳を持っているので、アメリカンカールを家族に迎えたいという時に知っておくべき飼い方をご紹介します。

アメリカンカールを飼う前に準備したほうがいいグッズ

長毛アメリカンカール
  • 猫用フード
  • 猫用の食器
  • 猫トイレ
  • 猫砂
  • キャリーケース
  • キャットタワー
  • 猫用爪切り

まず、アメリカンカールを家まで連れてくるためにキャリーケースが必要です。その後も、動物病院へ連れて行く時や引っ越し時など、猫を安全に移動させる際にはキャリーケースが必要です。緊急時など猫の避難場所にもなります。

猫の飼い方としてフードと水、食器、猫が使うトイレがあれば、アメリカンカールが最低限暮らすことができます。あとはアメリカンカールが生活する環境ですが、広めのスペースと、キャットタワーがあると、猫にとってとても良いと言えるでしょう。

飼い方として事前にキャットタワーを準備しておいた方が良いのは、最初に新しい部屋に来た時に環境が整っている方が、アメリカンカールも早く慣れやすいからです。猫用爪切りも、気づいた時にすぐ使えるように先に準備しておいた方が良いと考えられます。

アメリカンカールを飼う際のお手入れ

アメリカンカール子猫

耳掃除

アメリカンカールの耳はとても繊細な部分ですから、引っ張ったり曲げたりするなど乱暴に扱わないようにしましょう。猫の耳掃除は、入り口付近だけでよく、その際にも耳に強い力で触らないようにしましょう。ただ、アメリカンカールは耳垢が多く出やすい品種とも言われています。

アメリカンカールには、耳がカールしているものと、まっすぐな耳の立ち耳のものとがいます。立ち耳のアメリカンカールでも飼い方に違いはなく、耳が繊細なのは同じなので、耳掃除は耳に負担をかけないように、入り口付近の汚れを取る程度にしておきましょう。

ブラッシング

アメリカンカールは、長毛も短毛もいますが、被毛はアンダーコートの少ないダブルコートを持っています。特に長毛のアメリカンカールの飼い方としては、毛がもつれたりからまったりしないように、ブラッシングを定期的にしてあげてください。

ブラッシングの回数の目安は、長毛では月に数回で、短毛は汚れや被毛の状態を見ながら必要な時に行ってください。短毛のアメリカンカールは、換毛期には毛が抜けやすいので、抜け毛が増えて生え変わって来る頃にはこまめなブラッシングが必要でしょう。

長毛のアメリカンカールは毛質がなめらかで細く、アンダーコートも少ないため、長毛種の中では比較的お手入れがしやすく、飼い方は難しくないと言われています。

アメリカンカールを飼う際に注意すべきこと

横になるアメリカンカール

アメリカンカールを飼う際に注意すべき病気

アメリカンカールだけではなく猫一般に言えることですが、グルーミングしているうちに抜けた毛を飲み込んで、それが胃などにたまってしまう毛玉症に気をつけたいところです。ブラッシングをこまめにして、床に落ちた抜け毛は掃除をしておきましょう。

アメリカンカールは、遺伝性の病気や特になりやすい病気が少ないとされています。毛球症の他にも猫下部尿路疾患や肥満など、どんな猫に対しても気をつけることを気をつければ良いようです。

老猫になってくると、目の病気、関節の病気、内臓の疾患などが多く見られるようになりますので、普段からの健康観察や動物病院での定期健診を行い、その子の性格や体調、年齢に合ったそれらを補うような飼い方をしてあげる必要があるでしょう。

アメリカンカールの性格上、注意すべきこと

アメリカンカールは愛情深くてとても人懐っこい性格をしていますが、寂しがり屋なところがあるため、長時間の留守番をさせる飼い方はストレスを感じる可能性が高いと言われています。家族が誰か家に入れる時間を増やしたりするなどの配慮が必要でしょう。

アメリカンカールは運動不足に注意

アメリカンカールは遊び好きで、飼い主さんとおもちゃで遊ぶことを好む傾向があります。そのため、飼い主さんが猫じゃらしなどで遊んであげないと、運動不足になったり退屈したりする可能性もあります。。

一日5分〜10分程度でも良いので、猫じゃらしで遊んであげたり、ボールなどを転がしてあげたりして、コミュニケーションを重要視して、一緒に遊んであげる時間を作ってあげてください。キャットタワーやキャットウォークなど、移動できる場所が多い飼い方をしてあげることも運動不足解消につながります。

アメリカンカールは体重管理が大切

アメリカンカールは、成猫で2.5kg〜5.0kgほどのスリム体型のセミフォーリンタイプです。

よく遊んであげるような飼い方をしないと運動量が足りなくなったり、退屈や寂しさを感じたりすることもあります。退屈から食べる量が増えることもあるかもしれません。また、人懐こくて甘えん坊ですが、おやつをあげすぎることでも肥満につながることがあります。

良質な高タンパクのフードを与えるのは大切ですが、適切な量を与え、間食は与えすぎないようにしましょう。

まとめ

アメリカンカールの子猫横顔

アメリカンカールの飼い方としては、寂しがり屋な面があるため、飼い主さんとのコミュニケーションが多い方が良いでしょう。

お手入れ方法は、長毛の飼い方としては月に数回、短毛は換毛期を中心にしたブラッシングをしてあげてください。カールした耳は特徴的ですが、繊細な軟骨であるため、強い力を与えないようにしてくださいね。

アメリカンカールについての補足

カールした耳を持った1匹の黒猫から始まったアメリカンカールは、品種が作られる過程で雑種を含む様々な猫と交配されたため、純血種でよく認められる遺伝性疾患やなりやすい病気が特にないようです。耳をカールさせる遺伝子は常染色体優遺伝子であることが分かっています。

その遺伝子が耳の形の他に健康に与える影響はこれまで報告されていません。性格は記事にもある通り遊び好きで人懐こく、成猫になっても子猫のように遊ぶ子が多いことから「猫界のピーターパン」とも呼ばれています(中東やアフリカに生息する「スナネコ」も「猫界のピーターパン」「ピーターパンキャット」と呼ばれていますが、スナネコの場合は成獣でも子猫のようにかわいらしい見た目からそう呼ばれています)。

獣医師:木下明紀子

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