猫が嫌がることとは?
猫は神経質でストレスを抱えやすい動物です。飼い主さんが猫に嫌われてしまわないようにするためにも、避けるべきことをご紹介させていただきます。
①大きな音
雷や工事など、外の音は防ぎようがなかなかありませんが、テレビを大音量にしていたり、ピアノを猫に気遣うことなくしたりしていませんか?
猫は人間の4〜5倍も聴力があり、大きな音は特に苦手なのです。猫は掃除機などの大きな音にもびっくりして、パニックになってしまうことがあります。
ですので、掃除機をかけるときには、声掛けをして猫の様子を見てから掃除機をかける、猫のいない部屋から掃除機をかけるなど、なるべく猫に配慮をしてあげるようにしましょう。
②しつこく触ること
猫は甘えん坊な一面を持つ性格の猫もいますが、基本的に「気まぐれでマイペース」な性格です。
ですので、尻尾をピンと立てて近寄ってきたときや、ニャーンと鳴いて近寄ってきたときなどには触ってあげるべきですが、グルーミングをしているとき、餌を食べているとき、寝ているときなど、飼い主の側に来ていないときにしつこく触ってしまうと、嫌われてしまうので要注意です。
③留守番ばかりをさせること
猫は留守番ばかりさせられることが嫌いです。猫は飼い主がいないと「寂しい」と感じていることもあります。
飼い主がいないあいだに部屋中をウロウラして探し回ったり、ニャーンと鳴いたりしていることもあるのです。せっかく、大切な愛猫と暮らしているなら長時間の外出は控えてあげないと、猫もなついてくれなくなってしまうことがあります。
④ご飯がおいしくない
猫に同じキャットフードやドライフードを与えていませんか?猫も味覚は人間よりも劣るものの、しっかりと味や食感、香りを楽しんで食べています。
毎日同じものばかりだと飽きてしまうこともあるでしょう。猫が餌を入れても食べないときや、カリカリと埋めるような行為をするときなどには、餌に飽きているサインですので、少しでも猫に喜んでもらうためにも違う餌を入れてあげるようにしましょう。
また年齢や体質によってフードを変える必要があることもありますので、ふだんから愛猫の餌には気を配ってあげましょう!
⑤お風呂に入れること
猫は大昔、水のない砂漠で生息していました。砂漠では、夜になると極寒になるので水に濡れると寒さで死んでしまいます。猫はそのことを知っているので、本能的に「水が嫌い」なのです。
ベンガルなどの野生の血の混ざっている品種は、お風呂も楽々ですが家猫はそうもいきません。そんな愛猫を無理やりお風呂に入れてしまうと、嫌われてしまうこともあります。
ですので、お風呂はなるべく回数を減らして「ホットタオル」などでキレイにしてあげましょう。タオルを水に濡らしてしっかりと絞り、ラップに包んで電子レンジで温めれば、いつでも簡単に被毛をキレイにしてあげることができます。
⑥寒い環境にすること
猫は寒さに弱い動物なので、冬の寒さはもちろん、夏のエアコンや扇風機も大の苦手です。飼い主が暑いからと、自分の体温に合わせてエアコンを調整していると、猫は近寄ってこなくなってしまうこともあります。
ですので、夏場でも冬場でも猫の過ごしやすい適温の温度で空調管理をしてあげましょう。
⑦来客など知らない人を自宅に招くこと
猫は来客など知らない人を自宅に招くことが嫌いです。
穏やかな性格の猫であれば、知らない人が自宅に来てもおっとりと寝ているかもしれませんが、警戒心の強い猫や縄張り意識の強い猫、人見知りの猫は、来客によってパニックになってしまったり、どこかへ隠れて出てこなくなってしまったりすることもあります。
猫にとって自分の縄張りに知らない人が入ってくることは大きなストレスです。なるべく飼い主の配慮が必要でしょう。
⑧散らかった環境
飼い主さんは日頃から猫の過ごす部屋や寝る場所をきちんと掃除してあげていますか?
部屋が散らかったままで、走るところがなかったり、落ち着いて眠れる場所がなかったりすると、嫌われてしまいます。ですので、日頃からの掃除を心がけてあげましょう。
⑨トイレが不衛生なこと
猫はトイレが不衛生だと不機嫌になってしまいます。猫はトイレが掃除されずに汚いままだと、神経質なのでトイレにいかなくなってしまいます。
そして、トイレを我慢するうちに「膀胱炎」などの病気にもなってしまいます。猫に好かれる生活をするためには、猫のトイレなどの身の回りの環境はキレイにしてあげるようにしましょう。
⑩餌や水が同じままで不衛生なこと
猫のキャットフードやウェットフードを食べないからと何時間も同じものを置きっぱなしにしていませんか?
猫の餌や水は同じものをずっと入れて不衛生な状態だと猫は食べなく、そして水も飲まなくなってしまいます。猫は水を飲まないようになってしまうと「腎臓病」になってしまったり、脱水症状などを起こしてしまったりする可能性もあるので、飼い主さんがきちんとしてあげなくてはいけません。
まとめ
猫は神経質でストレスを抱えやすい動物です。飼い主の無意識の行動で猫に嫌われてしまうことがないように、猫に配慮をした生活を少しでも心がけてあげることが大切でしょう。