猫と人間は理想的な関係
猫と人間の相性は、とても良いと言われています。猫が人間と暮らし始めた大昔は、人間は収穫した穀物をねずみに荒らされないよう、猫は獲物となるネズミを食べられる、人間が天敵から守ってくれる、とお互いにWIN WINな関係を築いていました。
また、ヨーロッパでペストが拡大した理由は、魔女狩りで猫を大量に虐殺していた事が関係しています。猫が居ない事でペスト菌を保有したネズミが繁殖し歴史的なパンデミックを起こしたのです。
現代でも猫が人間を仲間だと思えるのは、安心できる環境と美味しいご飯を与えてくれる、優しい仲間だからと言えるでしょう。そして、猫はいたってマイペースな生き物です。そのマイペースな部分が、人間と付かず離れずの良い関係でいられる秘訣なのです。
猫が人間に撫でられることで得られるメリット
猫と人間の関係を調べる調査をいろいろ目にしますが、結果を言えば、猫は人間と触れ合うことが好きと言えるでしょう。ご飯よりもおもちゃよりも、人間を選ぶ猫が多くいると言うことです。
猫が人間に触られることで、猫の中枢神経が刺激され、発達促進や猫の精神的なストレスが減るという研究結果もあるんですよ。
猫が人間に与えてくれる良い影響
猫の癒しパワー
猫がいるときといないときを比べて見ましょう。猫がいるときは、笑顔が多くなる、会話も増える、楽しみができるなどと、家の中が明るくなったのではないでしょうか?
猫が人間に生きる活力を与えてくれているのかも知れません。疲れて帰っても猫の顔を見るとホットしたり、会話の少なかった夫婦に笑顔が増えたりするなど、猫の癒しのパワーは凄いですね。
また、猫のゴロゴロ~という声には自然治癒効果があるのをご存知でしたか?あのゴロゴロ音は副交感神経に働きかけ、リラックス効果や免疫力のアップ、脳内の幸せホルモンであるセロトニンも分泌させてくれるのです。
また、骨折した患者さんに猫のゴロゴロ音を聞かせた所骨折の治りが早くなったという事例もあります。さすが猫様!癒し効果は科学的にも立証されているのですね。
相手の気持ちを読み取れるようになる
猫とは、言葉を通じてコミュニケーションはとれません。なので、人は猫が今どんな気持ちなのかと言うのを、常に読み取ろうとします。
例えば猫がトイレを失敗したときに、何が原因かを探ろうとして「トイレが気に入らないのかな?」「何かストレスを感じているのかな?」などと、気持ちを読み取ろうとします。
自分の考えと、猫の考えが必ず同じとは言いきれないですよね。それは、人間同士の世界にも通用することで、自然と身につき、良い影響を与えてくれていると思います。
命に責任を持つことを知る
猫を飼って、周りの人に「何か変わったね」と言われませんか?
そんなふうに言われるのは、猫があなたに影響を与えてくれているからと言えるでしょう。猫だけに関係なくペットを飼うと、責任を持つことを学びます。猫が成長する姿、病気やケガなどで命の尊さを感じます。
猫を最期まで大切にお世話し、守ってあげよう!と言う志が生まれていくのです。
まとめ
猫が人間に与える影響と相性についてご紹介いたしました。
猫から見た人間の相性の良さ、人間が猫から教わることについてのメリットがたくさんありました。言葉が通じない分、相手を知ろうとすることや、小さな物にも命があると言うこと、猫が人間に刺激を与えてくれていた、ということに感謝し、大切にしていかないといけませんね。
きっと相性の良さから、猫も人間に感謝してくれていることでしょう。