冬に猫の毛をブラッシングするときのコツ
冬は、猫の毛のブラッシング方法も少し考えてあげないといけません。特に冬に起こる静電気は、猫の毛にいろんな問題が出てきます。冬ならではの猫の毛のブラッシングのコツを紹介してみたいと思います。
1 シャンプー前にブラッシング
目で見る限りではわかりませんが、実は猫の毛には汚れやゴミがけっこうついているのです。特に冬になると、静電気と摩擦で毛にゴミがつきやすいのです。
もし猫をお風呂に入れる人は、まずブラッシングをして汚れやゴミを落としてからシャンプーをしましょう。シャンプー前にブラッシングするだけで、汚れの落ち方も違うようです。冬毛についた汚れやゴミは取れにくいので、ブラッシングは必須になります。
2 ブラッシング前に毛を湿らせる
猫をブラッシングする前に、猫の毛を水や濡れタオルなどで湿らせてあげます。冬は乾燥しているので、猫の毛に静電気が溜まっていることがあります。
そのまま猫を触ると「バチッ」と電気が走り、お互いに痛い思いをしてしまうので、水などで電気を放ってから行いましょう。
3 毛のもつれをといてあげる
猫の冬毛はもつれやすいです。毛のもつれをといてあげるのが大事です。これも乾燥していることと、水分不足が原因です。
冬は猫の毛の量が増えます。夏よりも大きく感じるのは、毛の密度が変わるからです。すると毛も絡んだり、もつれたりしやすくなるのです。
もつれたままでブラッシングすると、毛がごそっと抜けたり、痛い思いをしたりして猫がブラッシングを嫌がってしまいます。
まずはもつれた部分を手で持って、少しずつ解くようにブラッシングしてあげましょう。
毛を引っ張らないように優しく動かしてください。もつれがなくなれば、根元から毛先に向かって同じ方向に動かしてあけましょう。
4 静電気の起こりにくいブラシを使う
冬に猫にブラッシングをするときは、ブラシにも気をつけてあげましょう。極力、猫の毛に負担がかからないブラシをおすすめします。
静電気が起こりにくいブラシは木製の素材です。逆に静電気が起こりやすいブラシはプラスチック素材です。
静電気で、猫の毛がまとわりついてブラッシングしにくいときは、木製素材のブラシに変えてみましょう。
5 飼い主さんの手の保湿
静電気は飼い主さんにも起こっています。なので猫をブラッシングする前に、手をハンドクリームなどで保湿してからすると静電気が起こりにくいでしょう。
ハンドクリームは、猫が舐めても大丈夫な無添加のクリームを使うようにしましょう。
乾燥から猫の毛を守るために
乾燥は猫にもダメージを与えてしまう場合があります。冬はブラッシングの仕方も大切ですが、乾燥から猫の毛や皮膚を守ることも大切なことです。
暖房器具も乾燥を助長する
冬は室内も暖房器具などで空気を温めます。しかしエアコンなどを使用すると、空気が乾燥しやすくなります。
エアコンの風に直接当たると、猫の毛や皮膚から水分が奪われ、乾燥が進み毛が抜けやすくなったり、皮膚のダメージが起こりやすくなります。
暖房器具を使用するときは、温風に直接当たらないようにする、加湿器を使う、室内の湿度を保つようにしましょう。
乾燥で皮膚にも悪影響
皮膚が乾燥すると皮膚が痒くなったり、フケがでやすくなったりしてしまいます。痒みが酷いと、その部分が炎症で腫れたり血が出たりすることもあります。
冬は猫の毛や皮膚が乾燥しないように注意が必要です。
まとめ
冬に猫をブラッシングするコツを紹介しました。やはり冬の大敵は乾燥でしょう。
乾燥は静電気を起こしやすく、猫のブラッシングにもコツがいります。冬でも猫のブラッシングはしっかりやらないといけません。
乾燥対策や静電気除去をして、猫にブラッシングしてあげるとスムーズにできます。
また寒くなると血行も悪くなるので、ブラッシングでマッサージしたり、ホットタオルで血行促進させたりしましょう。ブラッシングは、マッサージ効果もあるので、筋肉強化にも効果があるそうです。