1.安全性に欠ける首輪

室内飼いの猫にも、迷子対策やオシャレのために首輪をつける飼い主さんは少なくありません。しかし、首輪選びを「なんとなく」で選んでしまうと、深刻なリスクをもたらすことがあります。
まず第一に「セーフティバックル」が付いているかどうかです。セーフティバックルとは、ある程度の力が加わると勝手に外れる機能のあるバックルで、猫の首輪に多く使われています。
たとえば、見た目がかわいくオシャレでも、セーフティバックルがない首輪をしたままだと、どこかに引っかかった際に、首が締まって窒息する危険があります。また、鈴付きの首輪は、耳の良い猫にはストレスになることが指摘されています。
また、市販のノミ取り首輪は効果が不十分な可能性があるだけでなく、薬剤が常に触れていることで皮膚炎を起こすケースも報告されています。ノミ駆除は、動物病院で扱う滴下タイプを使用しましょう。
2.強い香料付きの猫砂

どんなにかわいい愛猫でも、排泄物のニオイは軽減したいものです。そのなかで「消臭力が高そう」という理由で選ばれがちな香料付きの猫砂ですが、実は猫にとって大きなストレス源になる可能性があります。
猫の嗅覚は人間の数万倍ともいわれ、人間にとって「いい香り」でも、添加された香料の香りの強さは猫にとって刺激が強すぎることがあります。香りストレスからトイレを嫌がり、粗相や泌尿器系トラブルに繋がることもあります。
また人工的な香料で、くしゃみや鼻水などの呼吸器症状を誘発する可能性も考えられます。
3.夢中になると健康を害するおもちゃ

猫が夢中になって遊ぶおもちゃには、思わぬリスクを含むおもちゃもあります。
特にヒモ状のものや羽毛・獣毛を使ったおもちゃは、動物の毛が狩猟本能を強く刺激するためよく遊んでくれる反面、夢中になりすぎて飲み込む事故が後を絶ちません。
猫の舌には独特の突起があり、ヒモやおもちゃが絡まってそのまま飲み込んでしまうことが多々あります。誤飲すると腸閉塞を引き起こし、命に関わることがあるのです。
また、誤飲の恐れのないレーザーポインターは、光を直接見てしまうことで網膜を傷つける恐れもあるため、おすすめできません。さらに、追いかけ回した結果「仕留める」というゴールが達成されないことで、ストレスの原因になると報告されています。
4.サイズが小さすぎるトイレ

一般的に、猫のトイレは「体長の1.5倍以上」のサイズが推奨されていますが、家庭によっては置き場所の問題で小さめサイズを使用したり、逆に猫が大きくて通常サイズのトイレも小さく感じられたりすることもあるでしょう。
砂掛けをする際に十分動けるだけの空間がないトイレは窮屈で、排泄物がうまく隠せないこともトイレを不快に思う可能性があります。
こまめに掃除をしていて、猫もきちんと排泄できているように見えても、実はギリギリまで我慢していることもあります。我慢したことによる排尿回数の減少でも、泌尿器系疾患の原因になるため、トイレのサイズは猫に合わせる必要があります。
まとめ

今回ご紹介した猫用品は、いずれも市場に広く流通しているものばかりです。「売っているから安全」「人気があるから大丈夫」とは限らないのが猫用品選びの難しいところです。
猫は不快に感じていても言葉で伝えることができませんし、猫自身も気づかずに過ごしてしまうこともあります。
愛猫にとって本当に安心で快適な環境を整えることは、猫を飼う上での最大のケアです。猫用品を選ぶ際は「人間にとって便利かどうか」「見た目が良いかどうか」ではなく、「猫にとって安全かどうか」を第一の基準にすることを心がけましょう。