放置は危険?猫の爪切りを習慣にすべき理由5つ

猫の爪切りは、「嫌がるから」「室内飼いだから必要ない」と、つい後回しにされがちなケアです。しかし、定期的な爪の手入れを怠ると、猫自身がケガをしたり、健康面に影響が出たりするだけでなく、飼い主との関係にも影響がでて、小さなストレスが積み重なってしまうことがあります。
爪が伸びすぎることで起こるトラブルは決して軽視せず、見た目だけでなく日々の動作や体調にも悪影響を及ぼす可能性があるため、早めの対処が大切です。ここでは、猫の爪切りをサボってはいけない理由と、無理なく続けるためのケアのコツについて詳しく解説します。
1.爪が伸びすぎて肉球に刺さる危険がある
猫の爪は、伸びすぎると自然にカーブが強くなり、歩いた際に自分の肉球へ刺さってしまうことがあります。
この状態になると、傷口から細菌が入りやすくなり、炎症や感染を引き起こす可能性があり、痛みのせいで歩き方が不自然になることも。特に高齢猫や運動量の少ない猫では、自然に削れる機会が減るため、より注意が必要です。
2.爪が折れたり割れたりしやすくなる
伸びすぎた爪は家具やカーペットなどに引っかかりやすく、強く引っ張られた拍子に根元から割れてしまうことがあります。
爪が折れると痛みや出血を伴い、場合によっては触れられること自体を強く嫌がるようになることもあるため、日常のケアがますます難しくなる悪循環に陥りかねません。
3.ケガをしやすくなり人にも危険が及ぶ
爪が伸びたままの状態で抱っこをしたり遊んだりすると、ふとした拍子に飼い主の肌を引っかいてしまうことがあります。
猫に悪気がなくても、鋭くなった爪でできた傷は深くなりやすく、特に小さなお子さんや高齢者がいる家庭では思わぬ事故につながるリスクも無視できません。
4.爪とぎがうまくできずストレスが溜まる
猫にとって爪とぎは、爪のメンテナンスだけでなく気分転換やストレス発散のための大切な行動です。
しかし、爪が伸びすぎていたり巻き爪のようになっていると、爪とぎをしてもうまく削れず違和感が残り、そのフラストレーションから不適切な場所(壁や家具など)で爪とぎをする行動が増えてしまうこともあります。
5.シニア猫ほどトラブルに気づきにくい
高齢の猫は活動量が減るぶん爪が自然に削れにくくなりますが、本人は痛みや違和感を訴えることが少なく、飼い主が異変に気づきにくくなることがあります。
特に、足を引きずる、歩き方が変わる、特定の場所でじっとして動かなくなるといった小さな変化が見られた場合は、爪のトラブルが原因になっていることも考えられます。
猫に負担をかけない爪切りのコツ

爪切りが苦手な猫は少なくありませんが、無理に押さえつけたり一度に全部切ろうとすると、かえって恐怖心を強めてしまうこともあります。
大切なのは、猫の気持ちに寄り添いながら、負担をかけずに少しずつ慣れてもらうこと。ここでは、ストレスを最小限に抑える爪切りの工夫を紹介します。
寝起きやリラックス時を狙う
猫がうとうとしている時や、くつろいでいるタイミングを狙って爪切りをすると、抵抗が少なくなります。
活発に動いているときに無理に押さえつけるとストレスを与えるだけでなく、嫌な記憶として残るリスクも。なるべく自然な流れで爪に触れ、「怖くないもの」と認識してもらうことがポイントです。
一度にすべて切ろうとしない
すべての爪を一気に切ろうとすると、猫が途中で嫌がって逃げてしまうことがあります。1日1本ずつでもOKと考えて、焦らずゆっくり進めましょう。
回数を分けることで猫への負担が少なくなり、「爪切り=怖くない」と学習してくれる可能性も高まります。無理をせず、猫のペースに合わせることが大切です。
切るのは透明な先端部分だけ
猫の爪には血管や神経が通っているのでそこを誤って切ると出血や痛みの原因になります。
目安としては、カーブした先端の透明な部分だけを切るのが安全。白い爪であれば見分けやすいですが、黒い爪の猫は少しずつ様子を見ながら慎重に切りましょう。
難しい場合は無理せずプロに任せる
どうしても暴れてしまったり、飼い主側が怖くて切れない場合は、動物病院やトリマーにお願いするのも安心な選択肢です。
プロの手による処置であれば猫の負担も少なく、ケガのリスクも最小限に抑えられます。「自宅でできない=失敗」ではありません。安全と安心を優先することが最も大切です。
まとめ

猫の爪切りは、ケガやストレスを防ぎ、快適な生活を支える大切なケアです。放置してしまうと、肉球へのケガや感染症、思わぬ事故につながる可能性もあります。
「爪切りは面倒」「嫌がるから仕方ない」と思わず、猫の体と心の健康を守るためにできることから始めてみましょう。日々のスキンシップの一環として、定期的な爪チェックを習慣化していきましょう。