猫がおもちゃで遊ばない3つの原因とは?

猫がおもちゃにじゃれて遊ぶのは、狩猟本能からきています。そのため、ただおもちゃをポンッと与えただけでは、遊んでくれないこともあります。
猫にとっておもちゃ遊びは、心身共に必要なことです。おもちゃで遊ばないときには、次のような原因が考えられます。
1.遊びたくても遊べない猫自身の問題
体調不良や加齢による運動量の減少があるときは、食べる量が減り、寝てばかりいるなど活動量の低下が見られます。そんなときは、一見元気そうに見えてもおもちゃで遊ぶほどの気力がないことがほとんどです。健康的な加齢によるものであれば、おもちゃで遊ばなくなること自体は大きな問題ではありません。しかし、体調不良が原因の場合には、早急な治療が必要です。
また、猫がおもちゃで遊ぶという行為には、獲物を狙う行動に近いため、軽い緊張感や集中力を必要とし精神的な疲労を伴います。ストレスや不安がある場合には、おもちゃを出しても「ちょっと、それどころではない」とそっぽ向いてしまうでしょう。転居直後や新しい家族が増えたときなどは、気持ちが落ち着かずに遊ばないことがあります。
2.おもちゃに興味が湧かない
猫は狩りをするときに、鳥なら鳥、ネズミならネズミだけというように特定の獲物だけに強く特化することはあまりなく、その場その場で、興味が湧き、かつ捕りやすいものを選ぶ傾向にあります。
これは家庭内で遊ぶおもちゃも同じことがいえます。おもちゃの形状や素材が猫の好みに合わなかったり、サイズが大きすぎたり小さすぎたりすると、興味と捕りやすさという刺激の対象から外れてしまい、遊ぼうとしないことがあります。
また、それまで遊んでいたおもちゃに飽きてしまうのも、そのおもちゃ自体が嫌になったわけではなく、単に刺激が減ったことによるものです。遊びすぎておもちゃが変形し、動きが変わってしまったなども原因になります。
3.遊び方が愛猫にマッチしていない
猫用おもちゃにもいろいろな種類がありますが、床にポンと置いてあるだけでは、猫の性格によっては何の関心も抱かないことがあります。特におもちゃ自体に動きがないものは、猫が遊び方をマスターするまで飼い主が一緒に遊んであげる必要があります。
また、飼い主がおもちゃを出すタイミングが、猫が遊びたい活動時間と合っていないこともあります。猫の生活パターンは飼い主のライフスタイルと連動していることが多いため、休日の昼間に遊ぼうとしても猫は「今じゃない」と思っているかもしれません。
愛猫がどんなタイミングで活発になるのか、一日の過ごし方をよく観察してみましょう。一般的には食事の前に遊ぶのが適しているといわれますが、猫には個体差があります。食後に運動してから昼寝に入る猫もいるので、愛猫のリズムに合わせて遊んであげることが大切です。
猫の興味を引くために試したい工夫

おもちゃを使ってしっかり遊ぶと、ストレスと運動不足の解消につながります。猫の興味を引くために、いくつかの工夫を試してみましょう。
愛猫に「このおもちゃで遊びたい」と思わせるためにも、適度に新しい刺激を加えてあげることが大切です。定期的に違うおもちゃに変えるだけで大丈夫です。猫が咥えて運べるサイズのぬいぐるみやボール、羽根が付いた釣り竿タイプなど、いろいろな種類を試してみましょう。
ただし、あまり小さなものや獣毛を使用したおもちゃ、ヒモだけのものは、遊んでいるうちに誤飲する危険があるので避けましょう。
また、新しいおもちゃを出すときは、しばらく一緒に遊んであげるとよいでしょう。段ボール箱やトンネルと組み合わせて、獲物のように不規則に動かすと猫は楽しく遊べます。そして、遊び終わったらおもちゃを片付けることも、次回の新鮮さを保つために効果的です。
まとめ

猫が動いているものにじゃれて遊ぶのは本能で、心身ともに自然に動いてしまう習性のひとつです。そのため、おもちゃで遊ばないときには、ただ「遊ばないなぁ」と諦めるのではなく、原因を知っておくことが愛猫を知るためにとても大切です。
今回紹介した工夫を試してみてください。猫それぞれに好みがあるので、いろいろ試しながら愛猫が夢中になれるおもちゃや遊び方を見つけてあげると、愛猫のストレス管理にも役立ちます。
そして、急に遊ばなくなった場合、おもちゃや遊び方以外に猫の日常生活まで振り返ってみましょう。食事量の変化や元気の有無に心配な点があれば、動物病院で相談しましょう。