猫にとっては必要ない?人間が持っていて猫にはない『体の部位』4つ

猫にとっては必要ない?人間が持っていて猫にはない『体の部位』4つ

猫と人間とでは、体のつくりがまるで違いますね。人間にあるのに猫にはない部位もあるのをご存知でしょうか?ちょっと気になる、人間が持っていて猫にはない部分について探ってみました。

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記事の監修

2009年麻布大学獣医学部獣医学科を卒業。
2015年から横浜市内で妻と動物病院を営み、犬、猫、エキゾチックアニマルの診療を行なっています。
2024年現在、犬10頭、猫3頭、多数の爬虫類と暮らしています。
愛犬家、愛猫家として飼い主様に寄り添った診療を心がけています。
内科(循環器、内分泌など)、歯科、産科に力を入れています。

1.まつ毛と眉毛

猫の目元アップ

猫の顔をよく見てください。立派なヒゲがはえていますね。目の上からもヒゲがのびています。
でも、目のまわりには、上にも下にも人間のような毛がありません。猫には人間のように目立つまつ毛がないのです。

ただ、目の上の被毛が他より少し長くなっているのに気がつくのではないでしょうか。この部位は「アクセサリーアイラッシュ」と呼ばれるもので、人間のまつ毛と同じように、目にゴミが入るのを防ぐ役割を担っています。

ちなみに猫には眉毛も存在しませんが、もともと被毛に覆われているので、あったとしてもわかりにくい かもしれませんね。

2.鼻毛

猫の鼻アップ

猫の鼻は、小さくてスベスベしていてとってもキュート。穴も狭いので、鼻毛が飛び出していたらカットするのが大変そう…。でも、そんな心配はありません。猫には鼻毛がないからです。

では、どうやって鼻から異物が侵入するのを防いでいるのかというと、ちゃんと鼻毛に代わるものがあります。鼻の粘膜には「線毛」というとても細かな毛が生えていて、これが人間の鼻毛と同じように異物を排出する働きをしているのです。

3.鎖骨

後ろ足で立つ猫

猫には鎖骨がありません。正確には鎖骨は存在するものの、退化して機能していないとのこと。

実は、鎖骨がないことで、狭い場所を通り抜けることができたり、ジャンプや高い場所からの着地ができるといわれています。猫に鎖骨があったら、猫らしい動きができないのです。猫には必要のないものなのですね。

ちなみに、人間をはじめ、猿やハムスターなど手(前足)を使う動物には鎖骨があるそうです。鎖骨は、手(前足)を自由に使うために欠かせない部位といえます。

猫は前足でものをつかんだりすることはありませんね。鎖骨がない動物は四つ足で歩いたり走ったりするのに長けているのだそうです。

4.親指(後ろ足)

寝ている猫の後ろ足

猫の足を見てみると、前と後ろで違いがあることに気づきます。それは親指。前足にはあるのに、後ろ足にはないのです。

人間にはちゃんと足にも親指がありますよね。足の親指は、バランスを保ったり、歩くときの踏み出す力になるなど、重要な役割を担っています。

猫の後ろ足にそれがないのは、使う必要がないので退化してしまったからだとか。親指がない方が、ジャンプや素早い動きなどがしやすいのだそうです。

中には、後ろ足にも親指のある猫がいるそうですよ。「多指症」と呼ばれますが、特に問題はありません。

まとめ

座っている猫

猫と人間とでは見た目がまったく異なるのはもちろんですが、体の部位にも違いがあります。人間にはあるのに猫にはないものもあるのです。

猫の柔軟性や瞬発力など、優れた能力も、不必要なものがないからこそ。人との違いにも目を向けながら、猫と触れ合ってみてくださいね。

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