世界各国を代表する猫種4選 それぞれの特徴や魅力をご紹介

世界各国を代表する猫種4選 それぞれの特徴や魅力をご紹介

ふわふわ、がっしり、ちょっと不思議な見た目まで…。世界にはその国ならではの魅力を持つ猫がいます。この記事では、代表的な4種の特徴や個性をご紹介。旅をする気分で、お気に入りの猫を見つけてみてくださいね。

1.ジャパニーズ・ボブテイル(日本)

ジャパニーズ・ボブテイル

日本を代表する猫といえば、ジャパニーズ・ボブテイルが挙げられます。その名前の通り、丸くて短い”ポンポン状”のしっぽが特徴の猫です。

日本では、古くからしっぽの短い猫が生息しており、招き猫のモデルにもなりました。しかし、短い尾をもつ猫は、世界的にみるとまれで、その姿に魅了されたアメリカ人が自国へ連れて帰り、繁殖させたことでジャパニーズ・ボブテイルが誕生したといわれています。

性格は、個体差があるものの、優しく温和。環境の変化にも柔軟に対応できる猫が多いとされています。そのため、多頭を飼育していたり子供がいたりする家庭でも迎えやすい傾向にあります。

2.メインクーン(アメリカ)

メインクーン

メインクーンの魅力は、なんといってもがっしりとした大きな体とふさふさで豊かな毛並み。

アメリカ北東部のメイン州が原産とされており、ラクーン(アライグマ)に似ていることからその名がついたといわれています。

迫力ある見た目ではありますが、穏やかで優しく、“ジェントルジャイアント(優しい巨人)”という愛称があるほどです。

また、食べ物などをネズミから守るワーキングキャットとして働いていたので、狩猟本能が強く、遊びや運動が好きで活発な性格なのも特徴です。そのため、ストレスや運動不足解消のために、飼育には十分な広さが必要です。

3.ブリティッシュショートヘア(イギリス)

ブリティッシュショートヘア

大きくて丸い顔と瞳、筋肉質の体格が特徴的なブリティッシュショートヘア。その歴史は古く、古代ローマ人がイギリスに持ち込んだ短毛種の猫が起源といわれています。

性格は落ち着いていて、どこか英国紳士のような静かな雰囲気。マイペースで自立心が強く、過度に甘えるというより、程よい距離感を保ちながら寄り添うタイプです。

ゆったりと穏やかに暮らしたい家庭にはぴったりの猫種ですが、運動量が少ない一方で食欲が旺盛な傾向があるため、肥満には注意が必要です。糖尿病や関節疾患などを防ぐためにも、日々の食事と運動で体重をしっかり管理しましょう。

4.ロシアンブルー(ロシア)

ロシアンブルー

美しいブルー(グレー)の毛とエメラルドグリーンの瞳が印象的なロシアンブルー。ロシアを代表する猫として世界中で愛されています。

起源は諸説ありますが、ロシア北西部のアルハンゲリスクで自然発生したのち、船でヨーロッパに渡り、品種改良を経て現在の姿になったといわれています。

高貴でクールな印象を受けるかもしれませんが、”犬のような猫”と例えられるほど、飼い主に忠実で深い愛情を示す猫種です。一方で、嫉妬深くプライドが高いといった、猫らしい性質も持ち合わせています。

まとめ

街中でリラックスする猫

世界各国を代表する猫種をみると、その土地の風土や人間との関係性が色濃く反映されていることが分かります。

堂々とした体つきの猫、大らかで温厚な猫、気品あふれる猫など、その個性や魅力はさまざま。しかし、そのどれもが人との関わりの中で必要とされ、愛されてきた存在です。

猫種を知ることは、まるで世界を旅するような楽しさがあります。気になる猫種をきっかけにして、その国の文化や歴史に思いをはせてみるのも、猫好きならではの楽しみ方かもしれませんね。

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