1.ドタバタ走り回る「夜の大運動会」

猫が夜中に突然全力疾走する光景は、多くの飼い主が経験する定番のハプニングです。これは狩猟本能が刺激されたり、日中の運動量が足りていなかったりすると起こりやすくなります。
昼間あまり動くことがないとエネルギーを溜めてしまい、身体の中に残った「遊びたい欲」を発散しようとするため、室内での事故やケガが心配です。
ドタバタ走り回るのを防ぐには、日中や夕方に短時間でもよいので遊びを取り入れるようにしましょう。
獲物のように動く羽つきのおもちゃで遊んであげたり、おもちゃで誘導する上下運動はエネルギーをしっかり使い、エネルギーを発散しやすいためおすすめです。
猫の走り回りは減らせても完全になくすことは難しいです。フローリングの場合は滑るので爪のひっかかりにくい絨毯を敷くと、防音効果とケガ防止につながります。
2.高い場所に登って降りられない

猫は高いところが好きで、家具の上や棚の隙間、カーテンなど、行けそうな場所ならとりあえず挑戦してしまいます。
ところが、登るのは得意でも降りるのは別の難しさがあり、いざ下りようとすると足場を見失って固まる猫も珍しくありません。
これは猫の身体構造が「上へジャンプ」は得意なのに、「後ろ向きに下りる」が苦手だからです。高い木に登った猫が救助されるニュースがあるのも、この性質によるものです。
家庭内での対策は、猫が上り下りしやすい高さで階段のように移動できる足場を作ってあげると安心です。また、猫の爪も普段から短くそろえておくと、ケガの防止になります。
猫が高いところにいたときは、無理に抱えて下ろすと驚かせることもあるので、落ち着いた声がけや、おやつで誘導してあげましょう。
3.物を落とすいたずら

テーブルに置いたリモコン、棚の上の小物、コップなど「触ったら落ちる」とわかっているはずなのに、猫はつい「ちょいちょい」と手を出してしまいます。
これは単なる悪さというより、物の動きや音で狩猟欲が刺激されるため。落ちる瞬間の手応えや音が楽しく、つい繰り返してしまうのです。
一方で、愛猫とのコミュニケーションが十分でないと、飼い主さんに注目してもらいたいがために、わざと行っている場合もあるかもしれません。
安全対策として、落ちると危険なものは猫の手の届かない位置に置き、インテリアの見直しも定期的に行うようにしましょう。
また「落としたくなる衝動」を別のおもちゃで満たす方法も有効で、ボールや転がるタイプの知育玩具は安全に楽しむことができます。
まとめ

猫が起こすハプニングは、驚くより先に笑ってしまうようなものから、少し注意が必要なものまでさまざまです。
どれも猫の本能や身体の特徴が影響しているので、理由を知ると「そういうことか」と腑に落ちる場面が増えていきます。
安全を守る工夫をしながら、猫がのびのび暮らせる環境を整えると、問題行動ではなく「個性」として受け入れやすくなります。
ハプニングが起きるたびに慌てる心配も小さくなり、愛猫との時間がもっと温かく、心地よいものになっていくはずです。