『ポイントカラー』を持っている猫種3選 それぞれの魅力からルーツまでご紹介

『ポイントカラー』を持っている猫種3選 それぞれの魅力からルーツまでご紹介

被毛の濃淡が独特で可愛らしいポイントカラー。今回は、その特徴を持つ猫たちを3種紹介いたします!!

シャムだけじゃない!?『ポイントカラー』の猫

ペロッと舌を出すシャム猫

耳や顔の中心、しっぽや手足の色味が濃い猫といえば、真っ先に『シャム猫』が思い浮かぶのではないでしょうか。

実はシャム猫を代表とするポイントカラーを持つ猫は、短毛・長毛問わず意外と身近なところにいるものなのです。ということで、今回は『ポイントカラーの猫』を3種紹介いたします。

それぞれのルーツや性格など、柄こそそっくりだけれど全く違う魅力に浸ってみてください。

1.シャム猫

シャム猫

冒頭でも登場したシャム猫。まさしくポイントカラーの代表としてその名を馳せている存在です。

そんなシャム猫は"サイアミーズ"という別名を持ち、こちらが正式名称になります。ここでは日本人に親しまれている『シャム』と呼ばせていただきます。

シャムの原産国はタイになります。元々タイは『シャム王国』という名称だったのでこの名が付けられました。当時は王族のみが飼育できるとされてきた特別な存在だったようです。

ちょっぴり位の高い偉そうなイメージがあるシャムですが、実際にはとてもフレンドリーでお喋りが大好き。とにかくよく鳴いてコミュニケーションを取りたがります。

したがって、どちらかといえば戸建てで育ててあげられるのが理想です。気になるシャムのカラーはシール・ポイント、チョコレート・ポイント、ブルー・ポイント、ライラック・ポイントの4種類です。

ちなみに今回のテーマであるポイントカラーは、寒い場所ではより色が濃くなり、暖かい場所では色が薄くなるという特徴があります。体温が低くなる高齢期にはより濃淡がはっきりしてくるのも魅力の一つです。

2.トンキニーズ

トンキニーズ

トンキニーズはシャムとバーミーズの交配で誕生しました。この名は『南太平洋』というミュージカルに登場する『トンカーズ(人種の壁を越える島)』に由来しています。

そんなトンキニーズは、とても感受性が豊かな猫。飼い主さんの些細な変化も敏感にキャッチしてしまいます。裏を返せば心と心のつながりが結ばれやすい猫なので、最高のパートナーになってくれるかもしれませんね。

トンキニーズは好奇心旺盛でヤンチャな一面を持つので、退屈させないようによく遊んであげると喜びます。

身体的な特徴といえば、シャムよりも全体的な色合いが淡く優しい印象を持ちやすいことでしょう。カラーはナチュラル、シャンパン、ブルー、プラチナの4種類がメジャーです。

中には全体的な色のバランスが均一になるミンク、ポイントカラーがより濃く出ているソリッド、色の区分けがはっきりしたポインテッドという特徴を持つ猫もいます。

3.ラグドール

ラグドール

ハチワレ模様のイメージが強いラグドールですが、顔の中心が集中して茶色くなるポイントカラーの子もいるのです。

ラグドールは"ぬいぐるみ"という意味で、その名の由来どおり穏やかな性格の猫が多いといわれています。滅多なことでは怒らないので、小さなお子様がいるご家庭でも安心して見守れるケースが多くなるでしょう。

そんなラグドールは、とにかく運動が大嫌い。というよりも、運動が苦手な部類に入ります。一般的な猫に好まれるキャットタワーも器用に登れない可能性が高いので、設置するとしても60cm程度の低いものがおすすめです。

積極的に体を動かさない分、肥満や運動不足になりがちなので気をつけてください。健やかさを維持するためにも、かかりつけの獣医さんに相談しながら食事の管理に気を配ってあげてくださいね。

ちなみにラグドールは抱っこが好きだと紹介されることがほとんどですが、実際にはケースバイケースです。筆者が以前住んでいた地域のご近所さん宅のラグドールは"抱っこが嫌い"でした。

このように、一般的なイメージとは異なる好みを持つ猫がいることを忘れてはなりません。愛猫の個性を優しく受け入れてあげてください。

まとめ

甘えるシャム猫

今回は『ポイントカラー』を持つ猫を3つ紹介させていただきました。

同じポイントカラーでも、それぞれ異なる特徴や性格を持ち、個性が光っていましたね。特に遊び好きでスレンダーなシャムと、全体的に丸くおっとりとしたラグドールは対照的でしたね。

個人的にはシャム猫とお喋りを楽しんでみたいです。皆様の"推し"のポイントカラーはどの猫でしょうか。ご縁があった際はどうか固定概念に囚われず、その子の個性を尊重してあげてくださいね。

以上、気候による濃淡の変化も魅力的なポイントカラーの猫たちでした。

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