猫にとって『隠れやすい』室内スポット5選 好みがちな理由やトラブルに対する注意点まで

猫にとって『隠れやすい』室内スポット5選 好みがちな理由やトラブルに対する注意点まで

かくれんぼが得意な猫は、布団のなかや棚の下、クローゼットの奥など、気づけば姿を消していることがよくあります。猫がそこに隠れるということは「その場所が好き」という気持ちの表れですが、どんなところに惹かれるのでしょうか?ここからは、室内の隠れスポットを5つご紹介し、好まれる理由を紐解いていきます。隠れているときに起こりうるトラブルや注意点もあわせて解説しますので、ぜひご一読ください。

猫が『隠れやすい』室内スポット5選 どうしてそこが好きなの?

布団から顔を出す猫

1.温かさが魅力の「布団・こたつの中」

温かさを求めて、布団やこたつの中に潜り込む猫がいます。

ふわふわとした素材は、母猫の温もりのように感じられ、安心してくつろぐことができるのです。

全身を隠すこともあれば、顔やお尻だけを出して、温度を調整していることも。

筆者の愛猫もこたつが大好きで、こたつカバーを自分の体にフィットさせるように丸め込むなど、独特の隠れ方をしています・・・!

2.誰にも邪魔されない「棚・ベッドの下」

棚やベッドの下は、誰にも干渉されずに静かに過ごせるスポットです。

狭くて人が簡単に入ることはできず、奥まで移動してしまえば、飼い主さんの手も届きません。

ひとりの時間を楽しみたいときや、突然の来客、地震などでパニックになったときなどに身を潜めることが多いです。

3.観察もできる「カーテンの裏」

カーテンの裏から、猫にじっと見られていた経験はありませんか?

カーテン越しに相手の存在を確認でき、隙間から状況を覗くこともできるので、意外と人気の高いスポットです。

筆者の愛猫も、洗濯物を干そうとするタイミングで待ち伏せし、ちょっかいを出してくることがあります。

さらに、日当たりのよい窓辺は日向ぼっこに最適で、猫にとってリラックスできる場所でもあります。

4.暗くて落ち着く「クローゼット・物置の奥」

普段は扉が閉まっていることの多いクローゼットや物置は、猫の好奇心をくすぐるスポットです。

洋服を取り出したり、買ってきた消耗品をしまったりするタイミングを狙って、すかさず侵入することも。

奥の方に入り込んでしまうと、猫を引っ張り出すのも一苦労です。

適度な暗さと飼い主さんのニオイが感じられることもあり、猫が安心して過ごせる場所として支持を集めています。

5.上から見下ろせる「キャットタワー・棚の上」

キャットタワーや棚の上といった高い所は、姿が隠れるわけではありませんが、上から周囲を見渡せる安心感があります。

加えて、上下運動ができるという本能的な欲求も満たせるのが魅力です。

猫は野生の頃から、敵から身を守りつつ、狩りをするのに適した高い所を好んできました。

この本能が、現代の猫たちにも残っているようです。

隠れている猫に起こりうるトラブルや注意点

クローゼットの奥に隠れる猫

猫が隠れやすい室内スポットは落ち着ける反面、思わぬ事故に気を付ける必要があります。

例えば、こたつの中は温かくて快適ですが、電源をつけっぱなしにすると熱中症のリスクがあります。

クローゼットや物置は、猫を閉じ込めないよう扉を閉める前に必ず確認しましょう。

キャットタワーや家具の上も人気のスポットですが、落下や転倒を防ぐため、滑り止めで固定することが大切です。

また、普段あまり隠れない場所を急に好むようになった場合は、体調に変化が起きているサインかもしれません。

猫は痛みを隠す生き物とも言われています。

少しでも様子がおかしいと感じたら、早めに獣医師さんに相談しましょう。

まとめ

カーテンの裏に隠れる猫

猫は、自分にとって居心地のよい場所を見つけるのが、とても上手です。

隠れ方もさまざまで、カーテンの裏に身を潜めたり、布団から尻尾だけを出していたりと、見ているだけで楽しませてくれます。

猫がその場所でリラックスして過ごせるよう、安全面への配慮も忘れないでください。

飼い主さんと一緒に過ごす時間も、好きなときにひとりでのんびり過ごす時間も、どちらも尊重できる環境をつくってあげましょう。

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