1.飼い主が大好きだから

猫にとって大好きな飼い主さんのニオイは、母猫のそばにいるのと同じくらい安心できるものだといわれています。また、飼い主さんのニオイのする場所を『とても安全なところ』と認識している子も多いのだとか。
猫にとって飼い主さんの匂いに包まれることは「大好きな人と一緒にいられる安心感」につながります。そのため、飼い主さんが留守にすることが多い家庭などでは、寂しさを紛らわせるために飼い主さんの服に潜り込むことも多いといわれています。
もちろん、飼い主さんのことを心の底から信頼している証拠でもあるため、外出が長引く際には普段着ている服を置いて行ってあげることで、猫も安心してお留守番できるようになる場合もあるようです。
2.温もりを感じるから

猫は寒さが苦手な生き物です。秋から冬にかけては、特に暖かい場所を選んでくつろいでいることも多いでしょう。
そして、飼い主さんが脱いだばかりの服には、飼い主さんの体温が残っています。猫はこの温もりを求めて、飼い主さんの脱ぎたての服に潜り込むこともあるといわれています。
筆者宅の猫も、飼い主が服を着替える際には「早く脱いだ服をよこせ」と言わんばかりにそばで待機していたりします。
いつも服を脱いだあとは必ず強奪されてしまいますが、とても嬉しそうな様子で服の中へ潜るのを見ると、取り上げるのが可哀想に感じてしまう飼い主さんもいるのではないでしょうか。
3.暗いところが好きだから

猫は、本能から暗くて狭い場所も大好きです。そして飼い主さんの服の中は『暗くて狭い場所』という条件にピッタリ当てはまる、猫にとって最高の隠れ場所です。
筆者の飼っている猫の中にも、畳んでおいた服を引っ張り出してきては他の猫との遊びの際に隠れ家として使う子がいます。
まとめ

猫はさまざまな理由から飼い主さんの服の中に潜り込みますが、大前提として「飼い主さんのことが大好き」「飼い主さんをとても信頼しているから」という気持ちがあります。
猫は苦手な相手に自ら近寄ることはしません。そのためたとえ服だとしても苦手な相手のニオイであれば近寄ろうとはしません。
目的はさまざまですが、飼い主さんを大好きだという気持ちが根底にあります。
猫の毛が服に付いてしまうことを気にされる方もいらっしゃるとは思いますが、気にならないのであれば好きに潜らせてあげても良いのかもしれませんね。