国際試合中のサッカースタジアムに潜んでいた『猫の親子』を保護 選手たちの名前を拝命 英国

国際試合中のサッカースタジアムに潜んでいた『猫の親子』を保護 選手たちの名前を拝命 英国

サッカースタジアムで猫の親子が保護されました。大勢の観客が集まる場所で発見されたことに、動物保護団体の職員も驚いています。幸い母子猫ともまずまずの体調のようで、今後は飼い主探しが始まることになります。

スタジアムで見つかった母子猫

ノッティンガム・フォレストFCのサッカースタジアム

画像はイメージです(Thomas - stock.adobe.com)

2025年6月、英国ノッティンガム・フォレストFCのサッカースタジアムに潜んでいた猫の親子が保護されました。イングランド対セネガルの国際試合のための練習の際、子猫たちが目撃されていたのです。スタジアム当局が保護し、さっそく地元のMansfield Cat Centreへ連絡しました。

Mansfield Cat CentreのAlex Hartleyは次のように話しています。

「煙突の上や物置小屋など、さまざまな場所で見つかった猫についての連絡はよくありますが、サッカースタジアムというのは初めてだったので、すごく驚きました。猫たちがどこからやってきたのかはわかっていません。野良猫として扱い、健康チェックをし、名前をつけて飼い主を探すことになります」

選手たちの名前を拝命

母子猫

画像はイメージです

猫たちは光栄にも、ノッティンガム・フォレストFCの現役選手たちの名前をつけてもらいました。母猫はイングランド代表MFモーガン・ギブス=ホワイトにちなんで「Morgan」、メスの子猫たちもそれぞれダニーロ選手、ムリージョ選手、イブラヒム・サンガレ選手にちなんだ名前、唯一のオス猫はニュージーランド代表ストライカーのクリス・ウッド選手にちなんだ「Chris」になったのです。

Alexさんは、猫たちが「新たなホームグラウンド」を見つけられることを期待していると話しています。

「スタジアムには2万5000人以上の観客がいましたが、どうやら母猫は観客がいる間、スタンドの下でうろうろしていたようです。保護してくれた職員のみなさんは、猫たちにご飯を与え、世話をしてくださったようです」とAlexさん。

健康チェックを経て、飼い主探しへ

子猫を舐める母猫

画像はイメージです

幸い子猫たちの体重は適正水準で、母猫は少し痩せているもののさほど心配な状態ではありませんでした。

これから動物病院へ送られ、マイクロチップの装着と去勢・避妊手術、そして徹底的な健康診断が行われます。その後に新しい飼い主を探してもらうことになります。

「サッカーのシーズンが始まる前に、飼い主が見つかってほしいと願っています。母猫はとてもフレンドリーです。子猫たちはまだ少し臆病ですが、スタッフが世話をしながら人に慣れさせるようにしています。とてもかわいい猫たちですよ。特別な場所で見つかったこの親子のことは、私たちにとっても、長く忘れられない思い出になることでしょう」というAlexさんです。

出典:Kittens seek new home ground after stadium rescue

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