まるで猫版『寅さん』!?多くの人々に見守られながら、冒険を続ける白黒猫 英国

まるで猫版『寅さん』!?多くの人々に見守られながら、冒険を続ける白黒猫 英国

Mischiefは、自宅があるのに各地を放浪する「寅さん」のような猫。移動距離が大きいため、地域住民たちはFacebookページでこの猫の動きを見守っています。飼い主の心配をよそに、今日もこの猫の冒険は続きます。

ありえない場所に現れる猫

野外を歩く白黒猫

画像はイメージです

英国の都市プリマスには、神出鬼没な行動で有名なMischiefという白黒猫がいます。この飼い猫には放浪癖があって、市内各地でその姿が目撃されています。学校からレストラン、スーパーマーケットまで、「ありえない場所に現れる猫」として広く知られています。

Facebook 上には、Mischiefの最新の動向を伝えるページまであるのです。これには2万2500人以上のフォロワーがいて、グループの説明には「プリマスにお住まいのみなさん、これはMischiefの冒険を記録するために作成されました。彼は小さな浮浪者で、あちこちを歩き回り、新しい人と出会うのが大好き。決して1ヵ所に留まりません。今この猫がどこにいるかを、写真や投稿で知ることができたらうれしいです」と書かれています。

広範囲を徘徊中

堤防にたたずむ白黒猫

画像はイメージです

かわいがってくれる飼い主一家がいるというのに、Mischiefは刺激を求めて常にプリマスの市内を徘徊します。よほどこの街に魅力があるのでしょう。

これまでに投稿された目撃場所を示す地図を見ると、その範囲は市内全域に広がっています。この猫は4、5キロもの広範囲を歩き回っているのです。

あるときは学校に忍び込んで高校3年生の授業を妨害し、ネットボールの試合を邪魔したりもします。あるいはショッピングモールで目撃されたこともありました。

ほかにも地元の大学や学生寮にも侵入しています。店内で電子タバコを見つくろっている姿も見かけられました。教会や見知らぬ人の家に入ったことまであります。自発的に動物病院を訪ねたこともあったそうで、これは猫としては大した度胸ですね。

飼い主にとっては、心配の毎日

飼い主の女性に抱かれる白黒猫

画像はイメージです

飼い主のTonie Blackmoreさんは、愛猫が家から遠く離れすぎるため、行動を制限せざるを得ませんでした。

「あるときなどは、地元のダイエット指導教室(Slimming World)のセッションに勝手に加わっていました。あまり冒険がひどいときは叱っています。ちゃんと家があることを思い出させないといけませんからね」と彼女はいいます。

でもMischiefは、家に閉じ込めるとたいそう機嫌が悪く、窓から外をのぞいてつまらなそうにしています。仕方なくTonieさんは周囲の人々に「(お腹が空かないと家に戻ってこないので)ごはんを与えないで」と呼びかけています。

3人の子を持つ彼女は「人々がこの猫におやつ以外のごはんを与えてしまうと、もう自宅のことなど気にせずに冒険を続けてしまいます。それが心配なのです。それにうちの子供たちは、大好きなMischiefがなかなか帰ってこないと落ち込んでしまい、ひんぱんにFacebookで居場所を探すので、本当にかわいそうなのです」といいます。

地元の人々は、今後もMischiefの動向から目を離すことができないようですね。

出典:Adorable cat called Mischief becomes city celebrity – but owner forced to issue plea

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