『似ていて区別がつきにくい猫種』5選 見分けるためにチェックすべきポイントも解説

『似ていて区別がつきにくい猫種』5選 見分けるためにチェックすべきポイントも解説

猫の種類の中には、体の大きさや被毛の長さなど見た目が似ているものがあります。ぱっと見ただけでは違いがわからないですが、それぞれチャームポイントがあるのです。見分けるポイントを解説します。

1.ノルウェージャンフォレストキャット・メインクーン・サイベリアン

ノルウェージャンフォレストキャット

大きな体と長毛が似ている3種の見分けるポイントは、顔と被毛です。ノルウェージャンフォレストキャットは逆三角形の輪郭をしています。メインクーンは縦長で四角い輪郭で、鼻筋のカーブ、耳先の飾り毛が特徴です。サイベリアンは丸みのある逆三角形の輪郭をしていて、耳の中から生えている毛が長いです。

被毛では、ノルウェージャンフォレストキャットは2層で、首周りがふわっとしています。メインクーンは、滑らかな手触りで、特にしっぽやお腹がふわふわしています。サイベリアンは、寒さに強い3層構造で、毛質は少し硬めです。

2.シャルトリュー・ロシアンブルー・コラット

シャルトリュー

短毛で、青みがかったグレーの被毛を持ち「ブルー御三家」と呼ばれています。見分け方は「顔」と「目の色」です。シャルトリューは丸い輪郭で微笑んだような口元が特徴です。ロシアンブルーは、逆三角形の輪郭。コラットはハート型の輪郭で、目は大きくて丸い形をしています。

目の色は、シャルトリューはゴールド・オレンジ系。ロシアンブルーはエメラルドグリーンのみです。コラットは深みのある緑色やゴールドなど多様な色合いを見せます。

3.シンガプーラ・アビシニアン

抱っこされるシンガプーラ

小柄で筋肉質な体型や毛色が似ている猫種です。「顔」と「被毛」で違いが分かります。シンガプーラは小さく丸い輪郭で、大きなアーモンド型の目、耳の先が丸いのが特徴です。アビシニアンは細長い輪郭で、目は細めのアーモンド型、耳は先が尖っているのが特徴です。

被毛は、シンガプーラは短く密集していて光沢があります。毛色は、独特のセピア色の1色のみです。アビシニアンも短い被毛で、キラキラと輝き、ルディ、レッド、フォーン、ブルーの4色の毛色があります。

4.ラグドール・ラガマフィン

ラグドール

もこもこした被毛や大きな体で、雰囲気が似ている猫種です。実はラグドールから派生したのがラガマフィンであるため、似ているところが多いのです。見分けるポイントは「目の色」と「毛色」です。

ラグドールの目の色は鮮やかなブルー。ラガマフィンはブルー以外にもグリーンやゴールドなど多様な色をもちます。ラグドールの毛の色は顔や足先、しっぽなどに濃い色のポイントカラーや、白色と他の色のバイカラー(2色)があります。一方、ラガマフィンはカラーバリエーションが豊富です。

5.シャム(サイアミーズ)・トンキニーズ

見上げるシャム猫

スリムな体型や滑らかな短毛が似ている2種です。「顔」「毛色」「体型」で見分けます。シャムは細長い逆三角形の輪郭をしていて、先が尖った耳をしています。トンキニーズは、丸みのある逆三角形の輪郭で、耳の先が丸みを帯びています。

毛色は、シャムはクリーム色がベースで、顔、耳、足先、しっぽにはっきりとしたポイントカラーが入ります。トンキニーズはベース色が4色あり、ポイントカラーやポイントとベースの色が滑らかに混ざるタイプ、一色のみのタイプも存在します。体型は、シャムは華奢で、トンキニーズは筋肉質です。

まとめ

メインクーンの兄弟

似ている猫種の見分け方についてご紹介しました。顔の輪郭や目の形、被毛の層や手触り、毛色のバリエーションなど、それぞれの猫種にはチャームポイントがあります。見分け方を知ると猫への興味がさらに深まるかもしれませんね。

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