猫が『飼い主さんを邪魔する』ときの心理4選

1.要求を叶えてほしい
猫は、ごはんや遊びの要求があるとき、飼い主さんに叶えてもらおうと邪魔してくることがあります。
はじめは周りをウロウロしたり、じっと見つめたりと控えめですが、無視されていると感じると、だんだんとエスカレートすることも。
例えば、パソコンの画面の前に居座ったり、キーボードに乗ったりと、強制終了に近いアピールをしてくる場合があります。
飼い主さんとしては、キリがよいところまで作業を続けたいところですが、要求があるときの猫はなかなか手強いので、お気をつけください。
2.不安だ
いつもなら、猫にしつこいと思われるくらい愛情表現をしている飼い主さん。それなのに、急に自分に見向きもしなくなり別のことに集中し始めると、猫は不安を感じます。
「自分のことを忘れていないよね?」と確認するように邪魔をし、飼い主さんから反応をもらって安心しようとするのです。
しつこいのも困るけど、全く関心がないのもイヤという複雑な猫心。それもまた猫の可愛さのひとつなので、どうか懲りずに付き合ってあげましょう。
3.何をしているのか気になる
好奇心たっぷりな猫は、飼い主さんのやることにいつでも興味津々。特にお料理やお掃除など、動きの多い家事シーンでは「何してるの?お手伝いしようか?」とばかりに近づいてきます。
筆者の愛猫も、掃除機をかける筆者のあとをついて回るのが日課。最初は「掃除機が苦手なの?」と思っていたのですが、体をこすりつけたり、甘えた声で鳴いたりしているので、応援のつもりなのかもしれません。
作業効率は少し悪くても、猫の気持ちを汲んであげましょう。
4.ただ一緒にいたい
飼い主さんに何かしてほしいというわけではなく、ただ一緒にいたいだけという猫も少なくありません。
デスクワークのように、飼い主さんが同じ場所でずっと作業していると、猫は「ここにいれば飼い主と長く一緒にいられる」と学習し、作業スペースにいそいそとやってきます。
ただし問題は「どこにいるか」です。読んでいる雑誌の上や、畳んだばかりの洗濯物の上など、絶妙に邪魔な位置に鎮座してしまうのが猫という生き物…。
ネコハラになってしまうことがありますが、優しく受け入れてあげましょう。
猫が邪魔するのを、やんわりやめてもらう方法は?

仕事や家事の手を止めてしまう、猫のお邪魔行動。やんわりやめてもらうには、猫の気持ちを満たしつつ、無理なく距離を保てるようにすることが大切です。
例えば、作業スペースの近くに寝床を用意すると、猫は安心してそばにいることができ、飼い主さんも、ときどき視線を送りながら様子を見守ることができます。
しかし、そもそものお世話(ごはん・遊びなど)が足りていないと、この対策でやめてもらうことは難しいため、先に猫のお世話を済ませることを意識しましょう。
また、お料理中は、安全面への配慮も忘れないでください。キッチンカウンターの上に何度も上がってくるなど、ヤケドなどのケガの危険がある場合は、一時的に猫を別室に移すのもひとつの方法です。
まとめ

猫が仕事や家事の最中に邪魔をしてくるのは、「ごはんがほしい」「遊びたい」「不安を感じている」など、何かしらの気持ちを伝えたいサインです。
猫の要求に先回りして対応することで、落ち着いてそばにいてくれることが期待できます。
また「ただ一緒にいたい」という気持ちで寄ってくることも。そんなときは、作業スペースの近くに猫がくつろげる場所を用意してあげましょう。
悪気があって邪魔しているわけではないため、猫の気持ちに寄り添いながら、柔軟に対応していきましょう。