ご飯や布団…猫が『トイレ以外で砂かけ』をする理由4選 もしかしたら粗相のサインかも?!

ご飯や布団…猫が『トイレ以外で砂かけ』をする理由4選 もしかしたら粗相のサインかも?!

猫がトイレ以外で砂をかけるようなしぐさを見せたら要注意。ご飯や布団の上での行動は、不満やトイレ環境へのサインかもしれません。今回は猫の砂かけについて解説します。

1.ご飯が気に入らない

ご飯を嗅ぐ猫

猫が食事の器に向かって砂をかけるような仕草を見せるとき、それは「このご飯は気に入らない」といった不満のサインである可能性があります。新しいフードに切り替えたばかりだったり、匂いが普段と違ったりすると、食欲があっても警戒して食べようとしないことがあります。

また、味に飽きてしまった場合や、フードの保存状態が悪くなっているときにも、このような砂かけ行動をとることも。食べずに砂かけ行動をするようなら、キャットフードの種類や保管方法、食器の清潔さなどを見直してみましょう。

2.水が汚くて不満だから

水を見つめる猫

水飲み場の近くで猫が砂かけのような動きをする場合、水の清潔さに対して不満を感じているサインかもしれません。猫は非常にキレイ好きな動物。少しでも濁っていたり、ゴミや毛が浮いている水は飲もうとしない子もいます。器に水垢やぬめりが残っていると、それだけで嫌がる猫も。

また、置き場所がトイレの近くだったり、人の出入りが多い落ち着かない場所にある場合にも、飲水を避けて不満を示す可能性もあります。新鮮な水をこまめに入れ替え、清潔な環境を保つことが大切です。

3.自分の痕跡を隠したいから

隠れる猫

猫は野生の本能から、食べ残しや排泄物など、自分の存在を示す痕跡を隠そうとする習性があります。特に神経質な性格の猫や、他の動物と一緒に暮らしている猫は、自分の匂いや食べた形跡をできるだけ目立たせないようにすることがあります。

そのため、ご飯を少しだけ食べて残した後に砂をかけるような仕草を見せることも。これは、外敵から身を守るという本能が働いている行動であり、決して異常ではありません。

ただし、頻繁に見られるようなら、環境に不安を感じていたり、ストレスが溜まっている可能性もあるため、生活空間の見直しや安心できる居場所の確保が必要かもしれません。

4.トイレと勘違いしているから

布団で眠る猫

猫が布団やカーペットの上で砂かけのような仕草をする場合、トイレと間違えている可能性があります。ふかふかとした柔らかい感触や、飼い主さんの匂いが残った寝具は、猫にとってトイレ用の砂に似た要素があるのかもしれません。

特に猫のトイレが不衛生だったり、落ち着いて使えない環境にあったりすると、代わりの場所を探してこうした行動に出ることがあります。他にもトイレの設置場所や数が足りていないことも原因のひとつです。

トイレの掃除をこまめに行う、静かで安心できる場所に移動する、数を増やすなどの対策を取ることで、誤認行動を防げます。

まとめ

砂かけしている猫

猫がトイレ以外で砂をかけるような行動をとるとき、それは単なるクセではなく、何かしらの「伝えたいこと」があるサイン。猫の気持ちに寄り添って原因を探ることで、問題や体調不良の早期発見と対策につながります。小さな仕草のひとつひとつにも意味があることを意識し、猫との信頼関係を深める手がかりにしてみてください。

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