猫は『丸まり方』によっても気分が違う!3つのパターン別に心理を分析

猫は『丸まり方』によっても気分が違う!3つのパターン別に心理を分析

猫の寝姿には気持ちが表れるもの。実は「丸まり方」にも意味があるんです。今回は3つの丸まりパターンから分かる猫の心理を紹介します。

1.アンモニャイト

アンモニャイト

「アンモニャイト」とは、猫が体をくるりと丸めて眠る姿を、巻貝のような化石「アンモナイト」になぞらえた愛称。しっぽを体に巻きつけ、顔まで隠すようにして丸まる寝姿です。

アンモニャイトには、体温を逃がさず、内臓などの急所を守る目的があります。そのため、寒い時期や気温が低い日によく見られるほか、少しだけ周囲を警戒しているときにもこの姿勢を取る傾向があります。つまり「安全だけど、念のため身を守っておこう」という控えめな警戒モード。

緊張感は高くないものの、完全には心を許していないこともあるため、そっと見守ってあげるのがよいでしょう。

2.香箱座り

香箱座り

「香箱座り」は、猫が前足を体の下に折りたたみ、まるで四角い箱のような形になって座る姿勢のこと。「香箱」とは、香を収納するための小さな木箱のこと。まるでその香箱のように、コンパクトにまとまっていることからそう呼ばれるようになりました。

香箱座りは、猫が非常にリラックスしている状態のサイン。前足をしまい込むことで即座には動き出せないため、猫にとっては「ここは安心できる場所だ」と感じている証拠でもあります。

また、穏やかで落ち着いた気分のときや、眠くなってきたタイミングにもよく見られます。香箱座りをしているときの猫は、柔らかな表情でまどろんでいることが多め。そのまま、そっと寝かせてあげましょう。

3.ごめん寝

ごめん寝

「ごめん寝」とは、猫が顔を前足の間や床にうずめるようにして眠る姿のこと。まるで「ごめんなさい」と謝っているかのように見えるため、そう名づけられました。ごめん寝は、強い光がまぶしかったり、周囲の刺激をシャットアウトしたいとき、または極度に眠くて顔を上げていられないときなどに見られます。

猫にとっては安心できる場所でこそ見せてくれる寝方。周囲への信頼がなければ無防備に顔を隠したまま眠ることはできません。ときには、甘えたい気持ちがにじんでいる場合もあり、飼い主のそばでこのポーズをとるときは、ぬくもりや安心感を求めているサインかもしれません。愛情を持って見守ってあげましょう。

まとめ

眠る猫

猫の寝姿には、そのときどきの気分や体調、周囲の環境に対する安心度など、さまざまな心理状態が表れています。寝姿の違いを知っておくことで、愛猫の気持ちをより深く理解できるようになるはず。日々の何気ない寝姿から、猫との信頼関係をさらに深めていきましょう。

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