猫の定番模様『トラ柄』知っているようで知らない3つの話 どうして多いの?

猫の定番模様『トラ柄』知っているようで知らない3つの話 どうして多いの?

猫の定番といえば『トラ柄』を思い浮かべる方も多いはず。今回は、トラ柄猫にまつわる豆知識を3つ紹介いたします!

知っているようで知らない『トラ柄猫』の世界

トラネコ軍団

恐らく『トラ柄の猫』に遭遇したことのない人はいないはず。猫に詳しくない人でも一度はどこかで見かけたことがあり、何となく"猫といえばこの柄"というイメージがあるでしょう。

いわば"定番模様"ともいうべきトラ柄ですが、なぜ人々の中に定着するほど数が多いのでしょうか。また、毛色による性格の違いはあるのでしょうか。

ここでは、知っているようで知らない『トラ柄』の豆知識を3つ紹介いたします。

1.『キジトラ』はイエネコのルーツ

キジトラ

私達が日頃接している猫は"イエネコ"と呼ばれる種。そして、その祖先はリビアヤマネコです。

実は、リビアヤマネコから派生した最初の猫が『キジトラ』だといわれています。つまり、イエネコのルーツというわけです。三毛猫はもちろんのこと、白黒猫やサビ猫も、その先祖は皆キジトラになります。

なぜキジトラが根強く子孫を残し続けることができたかというと、砂漠においてカモフラージュができたからです。

いつの時代も環境に適応し、生き延び続けたキジトラは、現代においても頻繁に出会うことができる猫として人々に愛されてします。

2.トラ柄は3パターンある

トラ柄の猫達

イエネコの元祖はキジトラですが、トラ柄の猫は全部で3パターンです。ここからは、『○○トラ』と呼ばれる猫達の特徴を紹介していきます。

キジトラ

まずはお馴染みのキジトラから。キジトラは茶色の被毛をベースとし、そこに黒い縞模様が入っています。柄の入り方がキジ(雌鳥)に類似していることからこの名が付けられました。

基本的にキジトラは野生の本能が強く、家族以外の人物には警戒心が強い傾向にあります。ただし一度心を許せば甘えん坊と化すため、虜になるでしょう。

茶トラ

被毛のベースはオレンジで、更に濃いオレンジ系の縞模様が入っています。

実はこの柄を作り出す『O(オレンジ)遺伝子』は、オス猫が誕生しやすいという特徴を持っています。

『茶トラ猫は大きい』『甘えっ子が多い』という噂は概ね本当で、オス猫ならではの特徴が反映されています。

更に性格的な部分では、温厚で自身の欲望に忠実な面を持っていることが多い傾向にあります。オス猫は子育てをしない分、少々お子ちゃま的な要素が残りやすいのでしょう。

サバトラ

サバトラは銀色の被毛を基調とし、そこに黒の縞模様が乗っています。しっぽの先は黒一色で、お腹にも縞模様が入っていることが特徴になります。

"魚のサバ"に似た模様を持つことからこの名が付けられました。

サバトラは洋猫と日本猫の交配によって誕生したといわれています。ここ数十年という単位で数が増えましたが、キジトラや茶トラと比べると希少なトラ猫です。

そんなサバトラは、慎重派と活発派に分かれる傾向にあります。より野性的な要素を受け継いだサバトラは警戒心が強く、人と馴染みのあるサバトラは人懐っこい性格になることが多いようです。

白い被毛が入ると『○○白』と呼ばれる

キジトラ・茶トラ・サバトラの被毛をベースに白い部分が加わると、キジ白・茶白・サバ白という呼称になります。

キジトラは白の割合が多いほどおっとりした性格になる傾向があり、茶白は基本的には茶トラの性格に類似している場合が多いそう。

サバ白も茶白と同様に、サバトラの気質がそのまま現れる傾向にあり、警戒心が強いコもいれば人懐っこいコもいるようです。

3.実は『黒トラ』もいる

黒トラ

先ほど『○○トラ』は3パターンと紹介したばかりですが、実は『黒トラ』というちょっぴりレアな猫もいるのです。他のトラ柄とは何が異なるのでしょうか、

柄が曖昧になるコもいる

3つのトラ猫は、どの猫達もくっきりとした縞模様が入っています。

一方黒トラはベースが黒、根元が白や薄い灰色という特徴を持っています。縞模様自体も黒のため、柄の入り方には個体差があります。

中にはあまり目立たないコがいる他、成猫になるにつれて縞模様が薄くなるパターンもあります。

温厚で和を重んじる性格

黒トラは黒猫の要素に近いため、温厚で協調性を大切にする猫が多いそう。

また、何かに夢中になると周囲が見えなくなることがあり、うっかりキャットタワーから落下するというドジっ子な一面も持っているようです。

様々な猫種がいる

黒トラそのものは珍しい毛色ですが、純血種の中にも時々誕生します。いくつか例を挙げてみます。

  • アメリカンショートヘア
  • ペルシャ
  • マンチカン
  • スコティッシュフォールド
  • メインクーン

一見すると真っ黒な被毛に見える猫でも、黒トラとして薄らと縞模様が入っているケースがあります。

まとめ

キジトラ猫

今回は、定番模様であるトラ柄にまつわる豆知識を3つ紹介いたしました。いかがでしたか?皆様が興味深いお話はありましたでしょうか。

ちなみにトラ柄の猫の額にある『M』のマークは、リビアヤマネコから受け継いだものです。縞模様を形成するタビー遺伝子によって作られています。

見た目はワイルド、でも一度心を開けば様々な表情を見せてくれることがトラ柄猫の魅力。改めて身近にいる猫達を観察してみてください。リビアヤマネコの画像と比較しながら見てみると面白いかもしれません。

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