猫が『カゴに入るのが好き』な理由3選 よく使われるラタン素材のメリットもご紹介

猫が『カゴに入るのが好き』な理由3選 よく使われるラタン素材のメリットもご紹介

猫はカゴに入るのが好きな動物ですが、理由をご存じですか?ここでは猫の心理を整理。またよくカゴに使われているラタン素材のメリットについても紹介します。

1.本能の名残

ラタンのカゴと猫

猫は人間のペットとして人と共存する前は、野生の動物でした。今でこそ、飼い猫は安全な場所で暮らすことができていますが、もともとはいつ、どこで外敵に遭遇するかわからない環境で生活していました。

だからこそ、猫が寝るときに選んでいたのは草むらや岩の穴など。自分の姿が見えない場所で睡眠をとっていたのです。現代でも外で暮らす猫が、軒下や車の下などで眠るのも、外敵に見つかりにくく雨風をしのげる場所だからでしょう。

室内飼いの猫たちの暮らしは安全ですが、それでも、実を隠せるような場所を好む性質があります。よって、猫がカゴに入るのが好きな理由は、野生の本能の名残りが関係しているのでしょう。

2.居心地がよい

カゴの中でご機嫌な猫

カゴには、箱や袋、ケースなどには存在しない、穴や網目、凸凹があります。

まず穴についてですが、猫は通気性の良い環境を好むので、穴があるカゴは快適でしょう。室温からも大きな差がでず、また外の様子もなんとなく察しやすいので安心です。

次は網目についてですが、猫の習性を見ていると「あえて凸凹している所に乗っている」ことがあるはずです。もちろん尖ったものや鋭い凹凸のものは猫も痛いですが、カゴの凸凹くらいはむしろ快適なのかもしれません。

3.パーソナルスペースを守りたい

カゴ素材のイスでくつろぐ猫

猫がカゴを好む理由には、安全や快適などの心理背景があることがわかりました。またもう一つ現代の猫ならではの理由が「パーソナルスペース」です。先述した「本能(安心する・落ち着く)」と同じように思えますが、実は室内飼いの猫ならではの理由が隠されています。

実は猫にも、人間のような「パーソナルスペース」があります。パーソナルスペースとはある一定の距離猫より近づくと、居心地が悪くなるというもの。猫としては縄張りに似た距離感のことですね。

一般的に猫のパーソナルスペースは縦、横、高さがそれぞれ90センチを欲し、人間や猫同士がすれ違うときも2メートルの距離感が必要です。

仲良しの猫同士がぴったりくっついているケースもありますが、「1人になりたいとき」や「普通の関係性」であれば、ある程度の距離感がとれるカゴの中はベストな環境なのです。

限られた広さで生活する完全室内飼育ならではの理由ですね。

ラタン素材のメリット

ラタン素材のボールと2匹の猫

カゴの素材としてよく使われているラタンは、ヤシ科の植物のことです。猫が入るカゴとしても人気が高く、丈夫でありながらもしなやかで、通気性にすぐれている素材です。

しかも軽いので、飼い主さんが持ち運びぶのに便利。しかもインテリアになじむデザインなので、リビングに置いていてもおしゃれですね。猫によってはラタンのカゴで爪とぎをする猫もいますよ。

まとめ

ラタンのカゴに入る猫

猫は、カゴに入ることで安らぎやリラックスが得られることがわかりました。

しかもそんなカゴに使われることの多いラタンという素材は、猫との相性も抜群で飼い主さんにもメリット多数。キャットハウスや猫ベッド、ソファなどにラタンが使われている商品も多いです。

オシャレなアイテムが多いので、どのような商品があるのか調べてみてはいかがでしょう。

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