『好奇心が強い猫』がどうしてもしたくなる行動3選 興味津々な猫で気をつけるべき点も

『好奇心が強い猫』がどうしてもしたくなる行動3選 興味津々な猫で気をつけるべき点も

猫はのんびりしているようで、「野性味」を秘めている動物です。臆病な性格の猫もいますが、好奇心が強いタイプもいます。ここでは、後者の行動や特徴、気を付けるべきポイントを紹介します。

1.行動が突発的

とびかかる茶猫

猫は自分のテリトリーに見知らぬ物を発見しただけで、警戒や確認作業をします。それは猫の習性なので当たり前の行動なのですが、「安全確認」という目的もあるので、ゆっくり近づいたりニオイを嗅ぐなど、じっくりと観察する猫が多いのではないでしょうか。

しかし、好奇心が強い猫はその「観察」の時間がさほど見られません。いきなり飛びついたり、確認前にもかかわらず乗ってみたり、とにかく警戒心よりも興味が先立って行動するのです。

たとえば猫が興味をもった箱の中身が、刃物や割れ物など、猫に危険をおよぼすものだったらどうでしょう?猫はケガをしてしまいますよね。

また新しいものを出しておくと猫に倒されたり落とされたりして破損してしまうこともあるのです。なかにはカーテンを新調した当日に、愛猫がとびき爪をひっかけたまま落下。新品のカーテンは引き裂かれてボロボロになったという人もいます。

もし愛猫が好奇心旺盛なタイプでしたら、見慣れないものが部屋に増えるときは、飼い主さんが猫の行動を観察できるときにしましょう。また猫にとっても、物にとっても、安全な環境が整っていることを確認しましょう。

2.いきなり触れる・口に入れる

新聞をバリバリ噛む猫

猫は得体のしれないものを見ると、耳で様子をうかがったり鼻でニオイをチェックしたりします。しかし好奇心が強い猫の場合ですと、前段の確認を飛ばして、いきなり触ったりかじったりするケースもあるのです。

もし猫がいきなり触ったのがドライアイスや湯わかし中のやかんなど、超低温や超高音のものだった場合、凍傷ややけどになってしまいます。

またちゅうちょせずに新しいものを口に入れてしまう猫の場合も要注意。小さいおもちゃの誤飲や、洗剤や薬の誤飲にもつながりやすいですし、また猫には毒な食べ物(ブドウやユリ根など)、植物(チューリップやユーカリなど)もたくさんあるからです。

好奇心の強い猫と暮らすお部屋には、そもそも猫にとって危ないものを入れないようにするのがベストですよ。

3.世界を広げようとする

窓から脱走した猫

完全室内飼育で育てられた猫は、基本的に「家の中」が自分のテリトリーになります。よって窓から外の景色が見えても、眺めたり、太陽や風にふれたり、鳥の鳴き声に耳を傾けたりすることはあっても、突然脱走をはかるには理由があります。

たとえば発情期や運動不足、ストレスほか、現在の住環境に不満がある場合、またお散歩という行為で何度も家の外に出している場合は、脱走の理由になります。しかしその中に思いあたる節がなければ、脱走の理由は「好奇心」でしょう。

好奇心旺盛な猫にとって脱走とは、単純に自分の世界を広げたいだけ。「脱走」という考えではないので、もちろんその後のことなど計算することもないのです。
あらゆる方法で脱走ルートを探す可能性があるので、好奇心の強い猫を飼う場合は、通常以上に脱走対策は万全にしましょう。

まとめ

穴から覗く猫

猫の好奇心の強さは、その猫の性質なので、やめさせることはなかなか難しいものです。

もし、これらの対策になる行動を実行するとしたら「遊んであげること」かもしれません。ほどよく狩猟本能を満たしてあげ、ほどよく体力を使って疲れさせてあげれば、その行動も少しは落ち着くかもしれませんね。

スポンサーリンク