猫の年齢を人年齢に換算する計算法
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猫の1歳は人間に換算すると18歳、1歳半で20歳、2歳で24歳と言われています。3歳以降は、1年に4歳のペースで歳を取ります。
したがって2歳以上の猫の年齢を人間に換算するには、以下の方法で計算することができます。
24+(猫年齢-2歳)×4
たとえば3歳の猫の場合は「24+(3-2)×4=24+4=28」となりますので、人間換算で28歳ということになります。
ただしこの計算は目安ですので、すべての猫に当てはまるわけではありません。たとえば野良猫は3歳以降は人間換算で年に8歳ずつ年を取ると言われています。つまり完全室内飼育の猫の2倍の速さで老いていくのです。
このように暮らしている環境などによって、老いるスピードには差が生じます。あくまでも目安と考えましょう。
子猫の月齢と人年齢
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子猫の月齢から人年齢に換算する方法は成猫とは異なります。以下を参考にしてください。
- 生後1ヵ月:1歳
- 生後2ヵ月:3歳
- 生後3ヵ月:5歳
- 生後6ヵ月:9歳
- 生後9ヵ月:12歳
- 生後12ヵ月:18歳
生後1ヵ月は人間に換算すると1歳です。かわいらしい乳歯が見られるようになり、少しずつ固形物を食べられるようになっていく時期です。
その後は、生後2ヵ月で3歳、生後6ヵ月で9歳と人間とは比べ物にならないほどのスピードで成長し、1歳で大人になります。
また性成熟も早く、生後7ヵ月で出産出来る場合もあります。
人年齢に換算して健康管理に役立てよう
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猫は1歳で成猫になります。そして7歳でシニア、10歳を超えると高齢と呼ばれるようになります。このように猫にも目安となるライフステージが設定されており、食事や健康の管理、お世話などにも活かされています。
さらに人年齢に換算することができれば、愛猫の健康や体の衰えなどを理解しやすくなりますし、より細かなケアをおこなうことができるようになるでしょう。
たとえば7歳は人間に換算すると44歳です。「まだまだ元気だけど、少しずつ体が衰えはじめて無理ができなくなってくる年齢だな。いろんな病気にも注意しなきゃ。健康診断の頻度や項目を増やそうかな」と思う年齢だと思います。
また人年齢に換算できると「人間だとそろそろ60歳になるから室内環境をシニア仕様に変えよう」などのように早めに対策をすることが可能になるでしょう。
愛猫の健康管理においては、人年齢に換算する方法を知っておくのは大きなメリットとなります。
まとめ
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猫は人間の4倍も早く年を取ります。とくに子猫は成長が速く、1年で大人になります。そのため気づいたときには成猫だった、高齢だったということも起きがちです。
愛猫の健康を守るためには、愛猫の年齢とともに人年齢を知り、年齢に応じた適切なサポートができるように対策をすることが求められます。
この記事を参考に、愛猫の人年齢をぜひチェックし、必要に応じて改善を検討しましょう。