『自分にピッタリな猫』と巡り合うには?性格、特徴、ライフスタイル…考えるべき4つのポイント

『自分にピッタリな猫』と巡り合うには?性格、特徴、ライフスタイル…考えるべき4つのポイント

ひと言に「猫」といってもいろいろなタイプがいます。また飼い主さんの方も、ライフスタイルや生活パターン、家族構成、性格や趣向など多種多様です。そこで自分に合う猫を考えるポイントをピックアップします。

1.長毛種or短毛種

短毛種と長毛種の多頭飼い

家族になる猫とは「巡り合わせ」があるはずですが、出会う前に整理しておきたいのが、毛足の長さです。

猫には長毛種と短毛種が存在します。たまに無毛種というタイプもいますが、大きくわけるとこの2つです。

長毛種と短毛種では、お世話の内容が異なり、短毛種を飼うとしても、抜け毛に対する覚悟は必要ですが、長毛種は短毛種の比ではありません。

長毛種は抜け毛が激しく、家の床やソファ、カーテンなどに常時抜け毛が付着します。掃除が苦手だったり抜け毛がストレスだったり、常に抜け毛があることに耐えられない人は、長毛種はおすすめできません。あらかじめ短毛種に限定しておいた方がよいでしょう。

また猫の被毛は一重構造の「シングルコート」と二重になっている「ダブルコート」とタイプがあり、抜け毛が多いのはダブルコートです。

よって、抜け毛が気になる人は短毛種の中でもシングルコートの猫種をチェックしてみましょう。具体的にはシンがプーラやオリエンタルショートヘアなどの猫種があげられます。

2.毛色

青空と白黒猫

世界に存在する猫種は100種以上といわれており、被毛の色も白、黒、茶、グレー、縞模様のはいった茶トラやキジトラ、三毛猫などたくさんあります。

短毛種であれ長毛種であれ、少なからず猫の毛が衣類についてしまうのは猫飼いさんの運命です。そこでおすすめなのが、自分の好きなファッションカラーに対して「目立ちにくい被毛の色」を把握しておくこと。

たとえば、黒い服が多ければ白い毛はとても目立ちますし、白い服が多ければ黒い毛が目立ちます。いずれにしても外出前の粘着ローラー(通称:コロコロ)は必須ですが、一度ご自身のクローゼットの中をチェックして、猫の被毛の色を検討しておくとよいかもしれません。

3.家族構成

小さい子どもに抱きしめられる猫

猫をお迎えするときに重要なのが自分の家族構成です。1人暮らしの場合は必然的にお留守番の時間が多くなるので、はお留守番が苦ではない猫種と、飼い主さんがいないとダメなタイプを把握しておくとよいでしょう。

また猫は基本的に小さい子どもが苦手です。それは子どもが突然大声を出したりドタバタと動作音がうるさかったり、猫に対して嫌なことをすることが多いから。

猫の性格は「猫種」でくくれないところがありますが、そこで家族構成にマッチしやすい猫種をあげてみます。

1人暮らしの人に

猫の中では運動量の少ないスコティッシュフォールドがおすすめです。またもの静かでおとなしいエキゾチックショートヘアも人気です。
逆にアビシニアンは飼い主さんがいないことをストレスに感じやすいタイプです。

子どもがいる家庭に

明るくて好奇心旺盛で人なつっこい性格のアメリカンショートヘアは、子どものいる家庭で飼われることが多い猫種です。ラグドールは「ぬいぐるみ」という意味があり抱っこされるのが大好きですし、ラガマフィンはかまってもらえる環境を好むため、子どもにも慣れやすいでしょう。

他にもメインクーンは温和で寛容な性格であることが多く、マンチカンはオモチャで遊んでもらうのが大好き。エキゾチックショートヘアは飼いやすいと言われている猫なので、保護者の方が子育てとお世話を両立しやすそうです。

4.居住形態

キャットハウスで遊ぶ猫たち

猫は室内飼いが推奨されているので、家の外に猫が出る機会は滅多にありません。だからこそ住まいの環境は猫にとって重要なポイントです。

一戸建ての持ち家の場合は問題ありませんが、賃貸やペット可の集合住宅は猫種によってトラブルの元となります。たとえばシャム猫はよく喋る猫と言われていますし、ベンガルは鳴き声の大きさもそうですが運動量も多いので動きは激しい方です。

近隣に迷惑をかけない配慮はもちろん、猫のストレスにもなります。よってなるべく鳴き声が少なくておだやかな猫種を選ぶのが、猫と飼い主さんのお互いにとって幸せでしょう。

まとめ

バンザイをする猫

自分にフィットしそうな猫の条件を整理してみると「すべてをクリアする猫はいるのかしら……?」と思うかもしれません。

しかし発想を逆転させると、もしマッチする猫に出会えたとしたら、それは迷うことない運命かもしれませんよ。

スポンサーリンク