猫との暮らしで『停電』になったら…やるべき準備と対策3選 冬場に気をつけたいことは?

猫との暮らしで『停電』になったら…やるべき準備と対策3選 冬場に気をつけたいことは?

もしも猫がいる環境が停電してしまったら。猛暑よりはマシに思える冬場も油断はできません。寒い季節に起こり得るリスクとは!?具体的に何を備えればいいの?『停電』に向けた対策を徹底解説いたします!

停電時に猫の身に起こり得るリスク

暗がりの猫

日本は地震大国であるが故に、それに伴った停電が起こりやすい国です。

日中、猫だけで留守番をさせているご家庭では大きな震災がある度に肝を冷やしているのではないでしょうか。

実際に長時間にわたる停電が発生した場合、猫の身に起こり得るリスクは何なのでしょうか。今回は冬場を想定した危険をピックアップしてみます。

1.水道管の凍結や凍死

蛇口から水を飲む猫

北海道や東北をはじめとする寒冷地では、水道管が凍結する恐れがあります。それにより、猫の飲み水が確保できなくなるリスクがあります。

さらに恐ろしいのは凍死です。特に体温の維持が難しい子猫や高齢の猫は命に関わります。

2.関節痛や呼吸器症状の悪化

ぐったりする猫

電気の供給が途絶えるということは、稼働していた暖房が全て停止することを意味します。室内からは温もりが消え、次第に空気が冷え込んでくるでしょう。

そこで心配なのが、関節炎や呼吸器系の持病を持つ猫達です。冷えは関節痛の増悪を招きます。喘息持ちの猫であれば、激しい咳や呼吸困難を引き起こす恐れがあります。

3.脱水や膀胱炎の発症

飲水機の水

猫は元々水分補給が苦手な動物です。特に冬場は水を飲むことがより一層億劫になり、日頃から脱水になるリスクを抱えています。

そこに輪をかけて停電が発生してしまうと、ストレスからますます水を飲まなくなる恐れがあります。

仮に停電自体が長期に及ばずとも、しばらく恐怖心や不安に苛まれることになるでしょう。これが更なるストレスとなり、膀胱炎や尿路結石を引き起こす恐れがあります。

ちなみに循環式の飲水機を利用している場合は、停電によって機械がストップするので気をつけましょう。

いざという時に備えたい!3つの準備と対策

停電を凌ぐ猫

ここからは、冬場の停電に備えてやっておくべき準備や対策を3つ紹介いたします。

1.暖を取る避難場所の確保

猫テント

猫は狭くて暗い場所を好む習性があります。この特徴を活かして、暖を取る避難場所を作りましょう。

特に寒冷地では、寝袋があると便利です。子どもの室内遊び用テントがあると尚のこと便利です。テントも合わせて用意できれば、その中に寝袋を置いてあげましょう。普段から遊び場にしておけば、本能的に安全基地として利用してくれるはずです。

外出時は充電式のカイロや湯たんぽなどをテント内に置いて置くと良いですね。

寝袋の用意が困難な場合は、厚手の毛布や断熱効果の高いブランケットを用意してあげてください。寝袋をドーム型の猫ベッドで代用してもOKです。その場合は、クッションの下にカイロを置いてあげましょう。

2.飲み水や食事の置き餌

置き餌

先ほども紹介したように、停電時には電源を取って作動するものは全て停止します。循環式の飲水機はもちろんのこと、自動給餌器も同様です。

長時間留守にする際は念の為、これらとは別の置き餌や飲み水を置いておくと安心です。

3.エアコンの機能の確認

エアコン

エアコンは、電力供給の復旧に伴い自動で再稼働するタイプとしないタイプ、設定によって再稼働ができるようになるタイプに別れています。

一度ご家庭にあるエアコンの説明書をよく読んで、どのタイプに属するか確認しておきましょう。

設定によって再稼働させられる場合は、稼働できるように切り替えておいてください。今まさに新調しようと考えている場合は、再稼働ができるタイプのものを購入すると安心です。

まとめ

セーターに包まる猫

待ったなしに突然やってくる停電。飼い主さんが在宅中であればまだ良いのですが、不在時は備えがなければ大変危険な状態に陥ります。

この状況は冬場でも楽観視はできず、特に寒冷地では命に関わる問題です。今回は3つの備えと対策を紹介いたしました。

これを参考に、愛猫にとって必要な準備を追加してみてください。最後に、飼い主さんがそばにいる場合の便利グッズを紹介しておきます。

それは乾電池式の『石油ストーブ』です。これは電源を確保できずとも作動するものなので、暖を取る手段としては即戦力になります。

人々を震撼させた東日本大震災から13年。あの恐ろしさを思い出しながら、大切な愛猫を守る準備をしましょう。

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