猫好きは「繊細で我慢強く、謙虚な人」が多い傾向に?豪州心理学者らが分析

猫好きは「繊細で我慢強く、謙虚な人」が多い傾向に?豪州心理学者らが分析

猫好きな人々は「孤独を好む非社交的な人」と思われがちです。でも心理学者の分析や最新の調査によると、実は繊細で我慢強く謙虚な態度をとる人が多いといいます。そして飼い主のほとんどが「猫がいると幸せになる」と考えています。

猫好きは非社交的?

茶トラ猫のあごを指でさわる飼い主

画像はイメージです

「猫好き」な人は「犬好き」よりも非社交的で孤独を好むタイプと思われ、悪い評判を与えられがちです。本当にそうなのでしょうか。

オーストラリアを拠点に活動する心理学者でメンタルヘルス専門サイト「My Thriving Mind」の創設者でもあるVeronica Westさんは、次のように話しています。

「はっきりさせておきたいのは、猫派だからといって非社交的で、ひそかに何かを企んでいるような性格の持ち主ではありません。猫は独立心が強くてわがままな態度を示しますが、そんな猫が好きな人々は、人生の微妙な変化をありがたく思うような謙虚な人たちなのです」

実はユーモアのセンスも

段ボールの中で遊ぶ猫

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Veronicaさんは続けます。

「猫派の人は、いつもほかの人と一緒にいたいとは思いません。まわりとの交流をときどき楽しむのが幸せなのです。自分の気が向いたときに短時間だけ人間のひざに乗る猫と同じですね。

飼い主がくしゃみをすると、猫は残虐な行為をされたかのようににらんできます。そんなわがままな猫を愛する人間は、ある種の繊細さを持ち合わせているのだといえますね。生意気な態度でも我慢できる忍耐力があり、おそらくすばらしいユーモアのセンスも持っているでしょう。

だって猫は、テーブルの上にある飼い主のお気に入りのマグカップをはたいて床に落とし、壊してしまったりするのに、飼い主はじっとそれを見つめるだけなのですから。高価な猫ベッドを買ってきたとき、むしろ段ボール箱のほうを喜んでいる愛猫を見て大笑いすることができるのが、猫好きなのです」

猫と一緒に寝る飼い主は8割以上

猫と一緒に眠る男性

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英国の動物保護団体「Pets4Homes」による2024年の調査では、多くの猫の飼い主が「友人たちと過ごすよりも猫と過ごす方を好む」ことがわかっています。58.73%が「外出しないという決断に影響を与えたのは猫である」と認めており、多くの飼い主が社交生活よりも愛猫が快適でしっかり世話されることを重視しているか、猫と一緒のほうがリラックスできると感じていることがわかります。

現に回答者の70.58%は「友人や家族よりも、猫と一緒に過ごすことを好むことがある」と答えているのです。

同じ調査で、96.73%もの飼い主が「猫がいるとストレスが減り、幸せになる」と答えています。そして97.33%の人が猫に話しかけるし、81.31%が猫と一緒にベッドで寝るといいます。犬とベッドを共にする飼い主はわずか49.83%なので、もしかしたら猫好きの人々のほうがやさしい面があるといえるのかもしれません。

Pets4Homesの事業部長Charlie Soamesさんは「興味深いことに、猫の飼い主の72%が犬も飼いたいと答えており、必ずしも猫派と犬派にはっきり分けることはできません。むしろペット好きか否かで区別すべきでしょう」といいます。

「一般に猫の飼い主は独立や柔軟さを重視する傾向があり、静かで独特な愛情表現を好むようですね」(Charlieさん)

さて、こうした分析はあなたにあてはまりますか?

出典:Being a cat person 'says so much about you' says psychologist – it's not what you think

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