1.壁や柱に爪とぎ
猫の賃貸トラブルとして代表的なのが、壁や柱に爪とぎすること。猫が部屋の壁紙や柱に爪を立ててしまいボロボロにしてしまうトラブルです。
住み続けている分にはそれほど大きな問題はありませんが、困るのが退去時です。愛猫の爪とぎの程度がひどいと、退去するときの費用が高くなってしまう心配があります。
毎日住んでいると自分の家のように思えるかもしれませんが、「賃貸物件」の住居はあくまでも借り物。極力傷つけないよう、壁や柱には爪とぎ防止シートなどを貼り付けておきましょう。
2.騒音トラブル
「賃貸物件」で起きがちなトラブルで次に多いのが「騒音トラブル」です。
たとえば、下記のような音が「騒音」として問題視されることがあります。
- 猫が室内を走る音
- 高いところから飛び降りる音
- 猫の鳴き声
これらの音は、生活しているうえでどうしても生じてしまう生活音ですよね。完全に発生させないようにして生活することは、非常に困難です。
そのため、防音カーテンやカーペットなどのアイテムを活用し、近隣に迷惑をかけないようにすることが大事です。
また、猫が異常なまでに音を発生させる場合は、何かしらの病気を抱えている危険性もあります。その場合は、かかりつけの動物病院などに相談してみましょう。
3.悪臭トラブル
「賃貸物件」で起きがちなトラブルで欠かせないのが、「悪臭トラブル」。
しかし前提として、猫自身はそれほど臭いが生じない動物です。体調不良の場合を除き、猫の体を嗅いでもそこまで臭いは感じられません。
問題なのは、猫のトイレです。排泄物をそのままにしていたりトイレ自体を長期間清掃しないでいたりすると、強烈な悪臭を放つようになります。
そのような猫トイレの匂いは場合によっては近隣住民に迷惑をかけてしまう心配もあります。
猫トイレを長期間掃除しないでいると、猫自身がトイレの使用を避けるようになり、その猫の健康にも悪影響を及ぼします。
愛猫のためにも近隣のためにも、猫トイレはこまめに掃除するようにしましょう。
「賃貸物件」で猫飼いさんが守るべきルール
当たり前な話ですが、『ペット不可』と指定されている賃貸物件で猫を飼うのはNGです。
(こっそり飼えばバレない)などと考えてしまう方もいるかもしれませんが、大抵の場合、発覚してしまうことがほとんどであることを理解しておくべきです。
たとえば、退去時に物件をチェックされるとき、残留している臭いや爪痕などでバレることがあります。相手は物件のプロ、そう簡単には欺けません。
それ以前に、そもそも『ペット不可』と契約で指定されているのであればそれは守るべきルールであり入居時の「契約」です。それを破ることは「契約違反」となり、実際の修繕費以外にも相応のペナルティを受ける恐れもあります。
他にも、たとえ『ペット可』の賃貸物件だったとしても、物件によってペットに関するさまざまなルールが存在します。「前のアパートがこうだったから…」ではなく、必ず入居時にペットに関する契約を隅々まで確認しましょう。
不安な点は管理人や管理会社に必ずひとつ残さず確認し、入居後にトラブルにならないようにしておくことが必要です。
まとめ
今回は、「賃貸物件」で起きがちな猫のトラブルについて解説しました。
賃貸で猫を飼うとき、様々なトラブルが起こる可能性があります。上記のトラブルは、実は事前に備えておけば回避できることがほとんどです。事前対策が近隣住民とのトラブルを避けるために何よりも重要なのです。
この記事を参考に、ぜひ「賃貸物件」での猫のトラブルを未然に防ぐよう行動してみてください。