猫との暮らしに『加湿器』は必要?メリットや選び方、使用する際の注意点を解説

猫との暮らしに『加湿器』は必要?メリットや選び方、使用する際の注意点を解説

寒くなり空気が乾燥してくる季節になると、活躍するのが「加湿器」。実は、猫との暮らしにおいても加湿器は大活躍するのです。今回は、猫暮らしにおける「加湿器」の必要性について詳しく解説します。

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記事の監修

麻布大学獣医学部獣医学科卒業後、神奈川県内の動物病院にて勤務。獣医師の電話相談窓口やペットショップの巡回を経て、横浜市に自身の動物病院を開院。開院後、ASC永田の皮膚科塾を修了。皮膚科や小児科、産科分野に興味があり、日々の診療で力を入れさせていただいています。

猫との暮らしに「加湿器」は必要?

猫と加湿器

猫暮らしにおいて加湿器は、「湿度を保つ」という意味で役立ちます。特に冬の乾燥した季節において、「ある」と「ない」では大きな差が出ることでしょう。

空気の乾燥は、猫の呼吸器や皮膚などに負担をかけることがあり、長期間続くと健康に悪影響を及ぼす恐れがあります。もちろん、加湿器でなくとも乾燥対策は可能ですが、加湿に特化した家電である加湿器は湿度を保つのに手軽で便利です

猫のために快適な生活環境を整えるためにも、加湿器は用意しておきたい家電といえます。

猫との暮らしに「加湿器」を置くメリット

猫と加湿器

では、猫との暮らしに「加湿器」を置くメリットとは一体どのようなことなのでしょうか。

  • 呼吸器や皮膚などの乾燥防止
  • 静電気の軽減
  • ウイルス対策

加湿器を設置するメリットとして、上記のような項目が挙げられます。まず、加湿器を使うことで猫の呼吸器や皮膚の健康を守りやすくなります。

空気が乾燥すると、のどや皮膚などが荒れやすくなり、フケが増える他、ウイルスなども活発になり猫が体調を崩してしまう心配も。

そこで加湿器を用いることで、適度な湿度を維持することが可能になりますし、乾燥を防ぐことで猫の健康維持につなげられます。

また、乾燥した季節になると静電気が発生しやすくなりますが、これも加湿器を設置することで未然に防ぐことが可能となります。

猫との暮らしのための「加湿器」の選び方

猫と加湿器

加湿器を選ぶときのポイントはいくつかあります。これから猫のために加湿器を選ぶ場合におさえておきたいポイントがあります。

価格や電気代を確認する

加湿器はさまざまな価格帯やタイプがありますが、種類によっては電気代が高くつく場合もあるので注意が必要です。

静音性を確認する

静音性は、猫と一緒に生活する上で欠かせないポイント。猫は音に敏感なため、加湿器の運転音が大きいと、ストレスを感じてしまう恐れがあります。

猫がリラックスできる静かな環境を保つためにも、静音性はとくに重視したいポイントです。

メンテナンスのしやすさ

メンテナンスのしやすさも、猫との暮らしに加湿器を選ぶ上でとても重要です。

加湿器は、定期的な掃除が必須です。これを怠ると内部にカビや雑菌が繁殖し、猫や飼い主さんご家族の健康に悪影響を及ぼすことがあります。

そのため、取り外しやすいフィルターや簡単に洗浄できるパーツが付いている加湿器を選ぶと、日々のメンテナンスが楽になります。

猫との暮らしにおすすめなのは…

猫との暮らしにおすすめなのが、「気化式タイプ」の加湿器です。

加湿力は低めですが水を自然に蒸発させる仕組みで動作しているため、電気も用いずに加湿が可能。

大きな音も発生せず、メンテナンスも簡単で価格もリーズナブルなので、とりあえず加湿器を置いておきたいときに便利です。

猫との暮らしで「加湿器」を使用する際の注意点

猫と加湿器

ではここからは、猫との暮らしに「加湿器」を取り入れる際に注意すべき点について確認しておきましょう。

まず、加湿器を使用する際は、適切な湿度を保つことが大切です。過度な湿度はカビやダニの原因となり、猫にとっても健康リスクを高める可能性があります。一般的には、室内の湿度は40〜60%が理想的ですので、湿度計を使用して管理すると良いでしょう。

次に、加湿器に使用する水は定期的に交換する必要があります。放置された水は雑菌が繁殖してしまいます。こまめに水を入れ替え、清潔な状態を保つことが大切です。

また、アロマオイルの成分は猫にとって有害となる懸念があります。猫がいる家庭ではアロマオイルの使用は避けた方が良いでしょう。

まとめ

猫と加湿器

猫との生活において、加湿器は快適な環境を維持するために役立つ家電です。

もちろん、加湿器がなくとも即座に生活環境が悪化するわけではありませんが、猫との暮らしの中に加湿器があることで、猫にとっての暮らしやすさもだいぶ変わってきます。

今回の記事を参考に、猫がいる部屋に加湿器の設置を検討してみてはいかがでしょうか。

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