猫への「虐待」を見たときにできる4つの対処法
1.警察に通報する
猫への虐待行為を見かけた場合、まずは警察に通報しましょう。動物虐待は法律違反になるため、行えば「犯罪行為」として処罰されます。
また、殴るなどの体罰だけでなく、十分に食事を与えない・ケージの中から出さないなどの飼育放棄や、劣悪な環境での飼育をしている可能性がある場合も、警察に相談してください。
ここで注意しなければならないのが、私たち市民が独断で容疑者を捕まえたり、猫を勝手に保護してはいけないということです。
一刻も早く救い出したい気持ちはわかりますが、まずは速やかに警察へ通報することが大切です。
安易に手を出してしまうことで、深刻なトラブルに発展する可能性もあるので慎重に対応しましょう。
2.動物愛護センターや自治体に相談する
明らかな虐待行為を見かけた場合は警察に通報できますが、確証を得られていない場合は動物愛護センター、または地方自治体に連絡をすることで調査をしてくれることがあります。
猫への「ネグレクト」や多頭飼いによる「飼育崩壊」などの疑いがある場合は、動物愛護センターに相談してみましょう。虐待の事実が認められると、そのまま警察に通報してくれます。
住んでいる地域に動物愛護センターがあるかを調べるか、自治体に担当窓口があるので電話か直接訪問して相談するようにしてください。
3.アニマルポリスに相談する
地域によって「アニマルポリス」という動物虐待通報ダイヤルというものがあります。連絡すると地域の対応窓口につないでくれるだけでなく、動物愛護センターや自治体、警察とのスムーズな連携を取ってくれます。
あくまでも相談窓口として設置されているものなので、虐待の確証が持てず、どこに連絡すればよいのかわからないときなどに活用しましょう。
4.証拠を集めておく
どこに連絡する場合でも、まず虐待の証拠となるものを集めておくことが大切です。室内で飼われている猫であれば、虐待の様子を目にするのは難しいかもしれません。
明らかに怪我をしている・衰弱している猫を見かけたり、家から悪臭がしている場合はすぐに動物愛護センターや自治体に相談しましょう。
また、飼われている猫だけでなく、野性の猫に虐待をしている可能性もあります。見かけた場合はすぐに警察に通報するようにしてください。
「虐待」や「ネグレクト」は犯罪
動物に対して危害を加える「虐待」や餌や水を与えない・掃除を十分に行わない・体調が悪くても治療せず放置するといった「ネグレクト(飼育放棄)」は、懲役や罰金が科せられる犯罪です。
また、飼っている猫の数が異常に多く、異臭がしているといった状態の場合は「飼育崩壊」している可能性があります。
動物に危害を与えるつもりがなくても、飼い主のキャパシティを超えた数の猫が暮らしていることが確認できた場合も、動物愛護センターや地方自治体に相談してみましょう。
世話が行き届かず、十分な餌をもらえていなかったり、不衛生な環境で過ごしているかもしれません。
被害が出る前に相談しておくことで、最悪の事態を防ぐことができます。
まとめ
猫を飼っている人のなかには、猫に危害を加えるような扱いをしている人も存在します。
猫だけでなく動物への虐待を見かけた場合は、まず落ち着いて状況を把握することが大切です。緊急を要する場合であればすぐに警察に通報するようにしてください。
虐待の疑いを少しでも感じた場合は、動物虐待に関する対応窓口に電話で相談するようにしましょう。