1.寝言を言っている
猫が寝ながら口をムニャムニャするワケとしてまず考えられるのは、夢を見て寝言を言っている可能性です。確実な話ではありませんが推測として、おそらく猫も夢を見ているといわれており、口をムニャムニャさせているのは寝言の可能性があります。
猫が見ている夢に関しては明らかになっていないことが多く、様々な研究が進められています。
なお、一説では狩りをしている夢を見ている可能性もあるそうです。
猫が口をムニャムニャさせているとき、もしかすると夢の中でおいしそうな獲物を捕まえられたのかもしれませんね。
2.寝相
猫が寝ながら口をムニャムニャしているとき、寝相も理由のひとつとして考えられます。人間同様、猫にも睡眠中に無意識に行われる寝相がある可能性があります。
人間も寝ているとき、無意識に歯ぎしりしたりしますよね。猫も同じように無意識のうちに口をムニャムニャさせているのです。
なお、このときのムニャムニャには特に意味や原因などはないので、安心して見守ってあげましょう。
3.ヒゲに何かが当たる
猫のヒゲは、非常にデリケートな部位です。高性能なセンサーとしての役割を担っており、様々な刺激や周囲の情報を敏感に察知します。
そしてその機能は、寝ているときも変わりません。睡眠中の猫のひげに何かが当たると、猫は反射的に口を動かし、ひげを動かします。このとき口元も動くため、寝ながらムニャムニャとしているように見えるのです。
4.お口のトラブルの可能性も
猫が寝ながら口を動かす頻度が多い場合、お口の中に何かしらのトラブルを抱えている可能性も捨てきれません。考えられる要因としては、歯周病や口内炎などの口腔疾患です。
お口を頻繁にムニャムニャさせている以外にも、「口臭がきつい」「よだれが多い」「食欲不振」など普段は感じられない違和感があれば、早めに動物病院を受診しましょう。もしかすると、何か重大な疾病リスクが潜んでいるかもしれません。
まとめ
今回は、猫が「寝ながら口元をムニャムニャする」ワケについて解説しました。
猫が眠っている間にそのような仕草をする理由には、単に夢を見ているだけ、寝相ということもあればヒゲに何かが当たった時の反射の可能性など、さまざまなものがあります。
問題なのは、その頻度が多く、他にも何かしらの異常が見られた場合です。病気のサインの可能性も捨てきれないので、違和感を感じたら早めにかかりつけの動物病院で相談してみてください。
今回の記事を参考に、愛猫が寝ながら口元をムニャムニャさせている時の様子を観察してみましょう。