『幸せに満ちた猫』だけに見られる3つの特徴 ハッピーな猫生を送ってもらうための心得もご紹介

『幸せに満ちた猫』だけに見られる3つの特徴 ハッピーな猫生を送ってもらうための心得もご紹介

愛猫が充実した猫生を送っているかは、すべての飼い主さんの気になるところですよね。猫はどんなことに幸せを感じるのでしょうか。そこで今回は、「幸せに満ちた猫」だけに見られる特徴と、愛猫を幸せにするための心得を紹介します。

1.健康的な体つきをしている

窓辺に立つペルシャ猫

幸せに満ちた猫は、健康的な体つきをしています。すべての動物にとって、『食』の充足は幸せに直結するためです。痩せすぎな猫は空腹に耐えている可能性があり、太りすぎていれば関節の痛みや疾患に悩まされることになります。

猫の体型を判断するものとして「ボディ・コンディション・スコア(BCS)」があります。BCS1~5までのうち、適正とされるのはBCS3です。手で触ると肋骨を感じられる程度の体型で、腰部は適度にくびれています。肋骨が目視できるのは痩せすぎ、触っても分からないのは太り過ぎです。

また幸せな猫は、過剰にご飯を催促することがありません。これは毎日決まった時間に必ずご飯をもらえることを理解しているからです。食の安全を確保してくれるという点で、飼い主さんを大いに信頼しているといえるでしょう。

2.いつもリラックスしている

くつろぐチャトラ猫

いつでもリラックスしている猫も、幸せに満ちているはずです。毎日ご飯をもらえて、トイレはいつも清潔で、外敵の恐怖がないという暮らしは、猫にとってこの上なく幸せだからです。そのような猫は、過酷な環境で暮らす野良猫などと比べると顔つきがおだやかとも言われています。

猫のリラックス度合いは行動で分かります。情緒が安定している猫は『へそ天』『香箱座り』などをしていることが多いそう。反対に、警戒しているときは体が強張ったり毛を逆立てたりします。

飼い主さんとのスキンシップも、猫にとって大切な時間です。抱っこしたりブラッシングしたりしているときに「ゴロゴロ」と喉を鳴らすのは、「幸せだニャー」と伝えている証拠。ちなみに猫のゴロゴロ音には、幸せホルモンである『セロトニン』を分泌する効果があり、人間も幸せな気持ちになるそうですよ。

3.好奇心旺盛である

芝でじゃれ合う子猫

個体差はあるのですが、幸せな猫は好奇心旺盛なケースが多いです。おもちゃを見せるとすぐに興味を示したり、なにかと家の中を探索したり…。心の余裕があるからこそ自由奔放に遊べるというわけですね。

人間でも、満ち足りているときはいろいろなことに挑戦したり趣味に没頭したり、ポジティブに過ごしたくなるはず。反対に、体調不良やメンタル的な不調を感じているときは、積極的に遊ぼうとは思えないものです。

ちなみに、猫の国として名高いトルコでは、レストランを寝床にしたり、通りすがりの人にちょっかいをかけたり、外でのびのび暮らす猫が多いといわれています。警戒心が高くて人間に近づかない野良猫のイメージとは正反対ではないでしょうか。

健康な体を持ち、ストレスのない精神を持つ猫は、猫生のプラスアルファとして遊びを取り入れたくなるのかもしれません。

ハッピーな猫生を送ってもらうための心得

箱におさまるグレー猫

愛猫を幸せにするために、以下のことを心掛けてみましょう。

優しく穏やかに接する

当たり前のことですが、猫と接するときは優しく穏やかに語り掛けましょう。大声で叱ったり罰を与えることも御法度です。低すぎないトーンの声でゆっくり話すと安心します。

安心できる場所を作る

どれだけ人懐こい猫でも、ひとりになれる環境は必要です。

猫が集中して飲食できるご飯場所、邪魔されない寝床、万が一のときに隠れられる場所を用意してあげてください。そのときの気分で猫が居場所を選択できる環境がベストです。

掃除を欠かさない

猫はとても綺麗好きです。トイレが汚れているとストレスになるため、毎日のトイレ掃除は欠かさないようにしましょう。

また、猫トイレの数は、猫1頭あたり2か所が理想的です。

まとめ

男性に抱っこされる猫

愛猫が幸せに満ちているかどうかは、毎日の暮らしの中で簡単に判断できます。

ヘソ天で甘えてきたり、お気に入りの寝床でくつろいでいたりするのならば、猫は幸せを感じているといえるでしょう。

猫の幸せは、食や寝床が確保されていること、そしていつでも安心して暮らせることです。

愛猫にハッピーな猫生を送ってもらうために、接し方や環境について今一度振り返ってみてはいかがでしょうか。

スポンサーリンク