猫がにゃーんと『鳴きながら近寄ってくる』ときのキモチ3選 飼い主としての“満点”対応は?

猫がにゃーんと『鳴きながら近寄ってくる』ときのキモチ3選 飼い主としての“満点”対応は?

鳴きながら近づいてきた愛猫をなでてあげる。猫と一緒に暮らす楽しいルーティンのひとつですよね。実は、猫が何気なくしてくる行動には、ちょっとした欲求が込められてます。今回は、鳴きながら近寄ってきたときの猫の気持ちを紹介します。猫のホントの気持ちを理解して、よりいっそう仲良くなりましょう。

1.「お腹がすいた!」

ごはん待ち猫

猫が鳴きながら近寄ってくるときは、お腹がすいたお知らせかも知れません。

規則正しい時間に食事を出してもらっている飼い猫にとって、お腹が空いたときに頼りになるのは飼い主さんしかいません。

食事の時間を決めていても、猫は季節や天候、個体の年齢や活動量によってもお腹が空く時間が違ってきます。

そのため、ヘンな時間に猫が「にゃーん」と近寄ってきたときには、つい「どうしたの~?」と曖昧な対応をしがちですが、実は「お腹空いたよ!」ということもあります。何か食べるものを用意してもイイかも知れませんね。

ただ、猫はそんなにお腹が空いていなくても、飼い主さんが食事やおやつを出せば「せっかくだから…」と食べてしまうこともあります。一日に与える食事の量には注意してあげてください。

2.「かまって欲しい」

遊びたい猫

外出先から帰宅したとき、お風呂から上がったとき、リビングでくつろいでいるとき、猫が鳴きながら近寄ってきたら、かまって欲しいのかもしれません。

猫は自立心が強く、単独で暮らす動物といわれていますが、人とともに暮らしている飼い猫たちは、実際には飼い主との関わり合いを求めるものです。

特に、日中ひとりで留守番している単頭飼いの猫ほど、帰宅したときに「遊んで欲しい」「かまって欲しい」という要求が見られることもあります。

かまって欲しい内容には個体差がありますので、おもちゃを使って遊んでほしい場合や抱っこなど、穏やかなスキンシップを求める場合もあるでしょう。愛猫の性格に応じて対応しましょう。

3.「不安…」

訴える猫

猫が不安やストレスを抱えている場合にも、同じように訴えかけてくることがあります。

環境が変わることを好まない猫にとって、引っ越しや新しい家族の追加などは、猫の不安を引き起こす可能性があります。

また、繊細な性格の猫では、聞きなれない音や知らない人の訪問なども、不安をあおるストレス要因となることも。

しかし、どんなに頼られても、引っ越しや新しい家族が増えたようなケースでは、元通りに戻せないことがほとんどでしょう。そのため、愛猫の不安を和らげつつ、すこしずつ慣れてもらうような対策が必要です。

ただし、あまりに激しい鳴き声や攻撃的な面が出てくるときには、過度の依存や分離不安のような状態も考えられます。不都合が出るほどひどいときには、お互いツラくなる前に専門家の意見を仰ぐようにしましょう。

猫満足!飼い主の満点対応とは?

女性の足元にすりよる猫

飼い主として満点な対応は、猫の要求をどれだけ的確に理解できるかにかかっています。つまり愛猫の「にゃーん」をどう解釈するかが重要です。

猫は個性豊かな動物で、要求もさまざまです。そのため「猫には絶対この対応が良い!」とは言いきれません。

たとえば、空腹時には適切な量の食事を与える、遊びを求めている場合は短時間でも遊び相手になることが効果的です。

しかし、なかには「いま食べたいのはコレじゃない!」とか「遊びたいけどこのおもちゃじゃない!」というこだわりがある猫もいます。特に不安を感じている猫は、気持ちが揺れ動いていることもあるので、抱きあげようとすると激しく嫌がってしまうことも考えられます。

大切なのは、完璧を目指すのではなく、日々の生活の中で猫の好みや習性を観察して、それに基づいて対応することです。

はじめのうちは、思い当たることをいろいろ試してみるのも良いでしょう。猫もすこしずつ飼い主のパターンを学んでくれます。また、猫の要求に応えても鳴きやまないなど解決しない場合は、健康チェックや環境改善、専門家への相談が必要かもしれません。

どのような状況でも、猫が寄ってくるときはお互いの絆を深めるチャンスと考えましょう。

まとめ

鳴いてくる子猫

猫が鳴きながら近づいてくる行動には、3つの要求が込められています。空腹や愛情の訴え、もしくは不安から来る心細さの解消などです。

いずれも、飼い主さんを「自分の要求をかなえてくれる頼れる存在」と認識しているからこその行動です。

これらの要求に適切に応えるためには、愛猫の個性や好みを理解しておくことが重要です。

猫の要求行動に適切に対応することは、猫の満足度を高め、より良い信頼関係の構築につながります。愛猫との絆を深める機会として考えて、コミュニケーションを楽しむようにしましょう。

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